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麻疹(はしか)は大人も要注意!感染経路・症状とワクチン予防接種の費用は?

最近ニュースでも多く取り上げられている「麻疹(はしか)」をご存知ですか?

関西空港から感染が徐々に広まり今後の感染拡大が心配されていますが、他人事だと思っていませんか?

麻疹と言うと、小さな子どものかかる病気と考えている方も多いですが、実は大人でも感染する可能性は十分にあります。

その上大人の麻疹は重症化しやすいので、きちんと予防することがとっても大切なのです。

ここでは、麻疹の感染経路や症状の確認とともに、予防接種の費用や注意点ついてご紹介します。

麻疹が流行中!子供だけじゃなく大人も要注意!

今年の8月中旬、関西空港から感染が始まった麻疹は、9月6日の時点で43人が発症したと報告されています。

麻疹は感染力がとても強い病気で、小さなお子さんはもちろん大人でも注意が必要です。

麻疹というと小さな子どもの病気と思われていますが、実は大人でも麻疹にかかる可能性はとても高いのです。

2007年には大学生や社会人の間で麻疹が大流行し、休講する大学が相次いでちょっとした社会現象になりました。

ニュースや新聞でも連日報道されていたので、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか?

麻疹は大人には関係ない病気ではなく、誰もがかかりうる怖い感染症という認識を持っておきましょう。

そもそも麻疹ってどんな病気?感染経路と症状

麻疹(はしか)は、「ましん」と呼ばれることもある日本ではメジャーな病気の一つです。

しかし、麻疹がどんな病気なのかと聞かれても、いまいち分からないという方も多いですよね。

ここでは、麻疹の感染経路・症状について詳しく見ていってみましょう。

麻疹の感染経路は様々で、感染力は強力!

麻疹の感染経路には、以下のようなものがあります。

  • 空気感染:感染者と同じ空間にいるだけで感染する
  • 飛沫感染:咳、くしゃみなどからの感染する
  • 接触感染:感染者に触ったり、ウイルスのついた物を触ることで感染する

これだけ様々な感染経路がある上に、麻疹の感染力は超強力!

麻疹に免疫のない人の集団の中に感染者をひとり入れるだけで、なんと90%の人が麻疹に感染してしまうと言われています。

麻疹の初期症状は風邪とそっくり

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麻疹ウイルスに感染したからといって、すぐに症状が出るわけではありません。

8~18日程度の潜伏期間の後に、まずは以下のような風邪そっくりの症状が現れます。

  • 38度程度の発熱
  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 目ヤニや目の充血

この他に、まれに口の中の粘膜に「コプリック斑」という小さな斑点ができることもあります。

初期段階で麻疹を見極めるのは難しい

初期症状の時点で病院へ行っても、麻疹と診断されることはほぼありません。

というのも、麻疹の初期症状は風邪の症状と似ているので見分けがつかないのです。

血液検査をすれば麻疹かどうかが分かりますが、検査結果が出るのは一週間後で、その頃にはすでに発疹が出る状態になっています。

仮に初期症状の時点で麻疹だと分かっても治療方法に大きな違いはなく、発疹などを防ぐこともできません。

一旦症状が落ち着いてから赤い発疹が全身に出る

風邪そっくりの初期症状は数日で落ち着き熱も下がりますが、その後すぐに39度程度の高熱が出て、麻疹の特徴と言える赤い小さな発疹が全身に出始めます。

麻疹の発疹は、見た目は蕁麻疹(じんましん)と似ていますがかゆみはありません。

さらに、咳や鼻水もどんどん悪化し、肺炎や中耳炎などを併発することも珍しくないので注意しましょう。

症状には個人差がありますが、大体10日~2週間程度で収まり、麻疹は完治します。

まれに脳炎を発症することもある

麻疹患者のうち、1000人に1人の割合で脳炎を引き起こして後遺症が残ったり、最悪の場合死亡に至るケースもあります。

また、10万人に1人程度というとても珍しいケースですが、はしか感染後数年~10年ほど経ってから「亜急性硬化性脳炎」になり、知能障害や運動障害が起こるという報告もされています。

大人の麻疹が重症化しやすい理由

麻疹は小さな子どものうちにかかればほとんど軽症で済みますが、大人になってからの麻疹は重症化しやすく、甘く見ているとひどい目に遭います。

なぜ大人の方が重症化するのか、その理由は詳しく分かっていません。

身体機能が未成熟な子どもに比べて大人の方が免疫システムがしっかり働いてしまうため、麻疹ウイルスを追い出そうとして症状が重くなると考えられています。

また大人の場合は、ちょっとした体調不良では仕事や家事を休むことができません。

発熱や咳を風邪だと思い込み、無理して動いているうちに症状が悪化してしまうというケースもあるようです。

12歳で麻疹にかかった筆者の体験談

筆者は小さな頃に予防接種が受けられず、12歳の時に初めて麻疹にかかりました。

他の子は大体1歳前後で麻疹にかかっていることを考えると、ずいぶん遅くの発病です。

その時の私の状態は、熱が41度まで上がって食事は一切摂れず、水を飲むのもやっとという感じでした。

感染症なので個室でないと入院できないのですが、個室に空きがなくて入院できず、栄養剤の点滴のために毎日病院へ通いました。

当時は子どもで親が付いていてくれたので病院に通えましたが、もし1人暮らしをする大学生や社会人だったら・・・と考えるとちょっと怖い状態ですよね。

症状の出方には個人差があるので、「大人になって麻疹にかかるとこんな風になるかもしれない」という参考にしてもらえたらと思います。

妊娠中の麻疹は流産・早産の危険性が高まる

妊娠中はホルモンバランスが通常とは違ったり、お腹の赤ちゃんに栄養を取られるため、免疫力が低下します。

このため、妊娠中は麻疹にかかりやすく、重症化しやすいと言われています。

もし妊娠中に麻疹になってしまった場合、30%の確率で流産や早産が引き起こされます。

妊娠を考えている方は早目の予防接種を!

妊娠中に麻疹の予防接種をすると赤ちゃんへ悪影響が出る可能性があるため、妊娠が分かった後は予防接種を受けることができません。

また、予防接種の直後に妊娠した場合でも赤ちゃんに影響が出る可能性があり、予防接種後2か月間は避妊が必要とされています。

麻疹は予防接種をすれば防げる病気なので、妊娠の可能性がある方や、近いうちに妊娠を望んでいる方は、できるだけ早く予防接種を受けるようにしましょう。

麻疹に特効薬はない!?治療法は対症療法のみ

現時点で、麻疹の特効薬はありません。

熱を下げるために解熱剤を、咳を和らげるために咳止め薬を…といった具合に、それぞれの症状を和らげる薬を処方する対症療法しか治療法がありません。

特効薬がないと言われると怖くなってしまいますが、きちんと薬を飲んでしっかり休養を取れば治る病気なので安心してくださいね。

ただし、日本国内でも麻疹が原因で成人が死亡するというケースは毎年報告されているため、油断は禁物です。

高熱とともに赤い発疹が出たら、麻疹を疑ってみることをおすすめします。

麻疹の最大の予防法!予防接種の費用や受けられる場所

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予防接種を受けたことがありますか?

感染力がとても強い麻疹を予防するには、ワクチンによる予防接種を受けるのが一番効果的です。

子供の時に予防接種を2回受けていれば十分に抗体ができているのですが、予防接種を1回も受けていない、または1回しかしていない人もいます。

体調が悪かったり、熱があったりすると予防接種は受けられません。

「今日は体調が悪いからまた今度ね」を繰り返しているうちに、予防接種を受けるタイミングを逃してそのまま大人になってしまうことも多いのです。

予防接種を受けたかどうかは母子手帳で確認できるので、気になる方はご両親に確認してみるのもいいかもしれません。

予防接種の費用

インフルエンザの予防接種が保険適用外なのと同じように、麻疹の予防接種も保険適用外で費用は病院によって異なります。

  • MR(麻疹・風疹混合)ワクチン:8,000~10,000円程度
  • 麻疹単独ワクチン:5,000~8,000円程度

大体これくらいの費用で受けられますが、病院によってはもっと高い場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

助成金を受け取れるケースもある

自治体によっては、麻疹の予防接種費用に助成制度を設けていることもあります。

申請すればいくらか戻る、または全額無料となるので、お住いの役場や役所へ問い合わせてみましょう。

麻疹の予防接種を受けられる場所

麻疹の予防摂取は、基本的には内科や小児科で受けられます。

他の診療科でも受けられないことはありませんが、ワクチンのストックがないことが多く、取り寄せてからの摂取となるため時間がかかります。

成人の場合は内科で摂取することが多いですが、麻疹の予防接種は子供が受けることが圧倒的に多いため、小児科にはワクチンを置いてある可能性が高いのです。

近くの内科では予防接種できる病院が見つからなかった時は、小児科にも問い合わせてみましょう。

予防接種の効果をより確実にするための注意点

予防接種は2回受ける方が予防率が高くなる

麻疹の予防接種は、1歳~小学校入学前後までに2回受けることを推奨されています。

1回のワクチン接種で十分な抗体ができる人もいるのですが、中にはほとんど抗体が作られないこともあるため、2回受けた方が確実なのです。

大人になってから予防接種を受ける時も、できれば2回受けておくと安心です。

子供の時に予防接種を受けていても安心できない

体質によっては予防接種を2回受けていても抗体が十分でなかったり、または年月がたって抗体が少なくなってしまうこともあります。

予防接種による抗体は10~20年程度でなくなるとも言われており、子供の時に予防接種を受けていても大人になってから感染する可能性は多いにあるのです。

2007年の麻疹の大流行は「私は予防接種を受けているから大丈夫」と考えて麻疹感染者に接触した人が多いからだと考えられています。

麻疹にかかったことがあっても注意は必要

麻疹は一度かかれば二度とかかることはないと考えられていましたが、最近では小さな頃に麻疹をやっていたのに大人になって再感染するケースも報告されています。

原因として考えられるのは以下のような場合です。

  • 麻疹にかかったと思っていたら、実は風疹など似た症状の別の病気だったため、麻疹の抗体ができていなかった
  • 麻疹にかかったが、軽症で済んだために抗体が十分できなかった

このようなケースもあるので、麻疹の経験があるからといって油断しないようにしましょう。

抗体検査で体内に麻疹の抗体があるか調べられる

体に麻疹の抗体があるのかどうかを調べる「抗体検査」という検査方法があります。

  • 麻疹にかかったことがある
  • 予防接種を2回受けた

こんな人は既に抗体がある可能性が高いので、予防接種をする前に「抗体検査」を受けて、抗体の量が十分かどうかを調べる事もできます。

妊娠の可能性があるなど、予防接種をためらう理由がある人には抗体検査はおすすめです。

抗体検査は内科をはじめ血液の採取ができる病院ならどこでも受けられ、診察料込みで大体5,000円前後で受けられます。

ただし、抗体検査は保険適用外の自由診療となり病院側が自由に料金を設定できるため、事前にいくらでやってもらえるか問い合わせておくようにしましょう。

抗体検査はせずに予防接種を受ける方が手間がかからない

麻疹にかかったかどうか、予防接種を受けたかどうかが分からない場合もありますよね。

予防接種を受ける事に問題がないのであれば、抗体の有無に関わらず抗体検査無しで予防接種を受けてしまった方が手間がかかりません。

なぜなら、既に抗体がある状態で予防接種を受けても特に問題はないからです。

麻疹にかかったことがあったり予防接種を受けたことがあっても、さらに予防接種をしても大丈夫です。

予防接種の後は副反応(副作用)に注意

予防接種は少量のウイルスを体内に入れて抗体を作るという方法で病気を予防します。

そのため、体質によっては予防接種が原因で体調不良を引き起こすことがあります。

麻疹の予防接種では20~30%くらいの確率で、接種後5~14日の間に熱が出たり関節が痛くなるといった副反応が出る場合があります。

副反応の可能性を考慮して、予防接種は仕事や家事などが忙しくない時期に受けるのがおすすめです。

流行中の麻疹を防ぐには予防接種が大切、大人でも油断は禁物

麻疹という病気の感染経路や症状、予防接種の費用や受けられる場所についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

「子どもがかかる病気だから大人は大丈夫、かかってもすぐ治る」と思いがちですが、麻疹を甘く見ているとひどい目に遭います!

とはいえ、感染力がとても強い病気ですが予防接種を受ければほぼ確実に防ぐことができる病気です。

麻疹にかかってから後悔しないように、早めの予防接種を検討してみてくださいね。

Writer / ニヒラユウ にほんブログ村 美容ブログ 女子力アップへ
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