既婚者との恋愛はなぜ魅力的?不倫のドツボにハマってしまう理由とその回避法
芸能界の不倫ニュースが世間を賑わせていますね。
過去には「不倫は文化」なんて言い切った人もいたぐらい、不倫はいつの世にもあるもの。
芸能人に限らず、あなたの周りにもいるのではないでしょうか。
叶わぬ恋ににどっぷりハマってしまう人・・・
叶わないと分かっているのに既婚者に魅力を感じ、不倫にハマってしまうのはどうしてなのでしょう?
今回は、既婚者に惹かれる理由と、万一あなたが不倫の恋に落ちそうになった時、立ち止まるための方法をご紹介したいと思います!
不倫には、手っ取り早い「刺激」がある
小説や漫画でよく使う手法なのですが、最初の人物設定で「義理の兄妹」や「教師と生徒」そして「不倫関係」など、常識的にも道徳的に許されない関係性から物語をスタートさせることがあります。
という、人間の心理があるからです。
そちらのほうが、ありきたりで平凡なカップルのお話を読むよりも面白いですよね。
そんな読み手の感覚を、そっくりそのまま自分の人生に取り入れてしまうのが「不倫をしてしまう女性」の心理です。
- 結ばれるのか結ばれないのか、結末が見えない展開だから刺激的
- ライバル(奥さん)がいるから刺激的
- 秘密にしなきゃいけないから刺激的
- 適度な嫉妬心を常に煽られているから刺激的
- 反対されるから刺激的
- 奪ってしまったという優越感があるから刺激的
不倫は謂わば、「辛いものばかり食べ過ぎて舌がおかしくなっている状態」です。
お腹をくだして初めて「あ、辛いもの食べすぎちゃった」と気付くように、麻痺している状況では一度痛い目に遭わないと分からないのです。
「痛い目」とは例えば、仕事を首になるなどの社会的制裁や、家族・友人に見放されることなどです。
不倫相手と同スペックの独身男性はきっといる
「刺激が欲しい!」という欲求から既婚男性に走ってしまいそうになったら・・・
まずは
と考えてみましょう。目の前にいる既婚者男性と同スペックの独身男性は、本当に周りにはいませんか?
もっともっと魅力的な人、他にもいると思います。
不幸になりたいなら別ですが、幸せになりたいのなら、手遅れになる前に理性的に考えてみましょう。
不倫中は、相手のいい部分しか見えてこない
不倫とはつまり「限られた時間しか一緒にいられない」「自由がきかない」関係であるということです。
一緒にいられる時間が短いので、当然その限られた時間の中でお互い目いっぱい愛し合うことでしょう。
ということは、こんな「嫌な部分」を目にする機会も必然的に少なくなります。
- 養ってもらっているわけじゃないから、稼ぎが少なくても別に気にならない
- だらしない姿を見なくても済むし、たとえ見ても、毎日じゃないから別に苦じゃない
- 相手の両親がどうであれ、関わることなどないだろうから気にしなくていい
- 生活を共にしていなければ分からない「ダメな部分」なんて知らなくていい
- 逢うたびに、まるで付き合い立ての恋人同士のような感覚でいられる
相手の「いいところしか見えない」、だから不倫は楽しいのです。
不倫相手が魅力的なのは「真の姿」を知らないから
しかし、だからこそ不倫はダメなのです。
以前、不倫をしていた筆者の友人が、「彼が奥さんと離婚してから、関係がダメになった」と話していました。
毎日一緒にいるようになって、相手の「ダメな部分」や「嫌な部分」をたくさん知ってしまい、生理的に無理になってしまったそう。
むしろ「どうしてこんなお荷物を抱えてしまったのだろう」と、貧乏くじを引かされた気分だったと言います。
随分自分勝手な言い分ですが・・・
つまり、不倫中は、「相手の真の姿」を分かっていないということです。
「わたしの彼って素敵なの~」と、不倫相手を誰かに自慢するということは、上っ面な魅力しか語れない、恥ずかしいことだと知りましょう。
不倫は自分を「悲劇のヒロイン」に仕立てることができる
と思う気持ちも分かります。
ある程度の年齢になってしまうと、魅力的な男性は大体既婚者ですよね。
そんな中、もしも既婚者男性と恋に落ちてしまった場合、あなたには甘い罠が待っています。
それは、どんな状況になっても「自分は被害者」という言い訳ができるようになることです。
- 周りが次々結婚していっても⇒「だって不倫中だから、婚期が遅れても仕方がない」
- 出産ラッシュに乗り遅れても⇒「だって不倫だもの、子供は欲しいけど我慢してる」
- 結局ひとりぼっちになっても⇒「だって不倫だったんだもの!仕方ないじゃない」
不倫中に相手の彼と喧嘩をしても、忍ぶ恋をしている立場を逆手に取って、
という気持ちが働きます。相手はもちろん、「いつも我慢させてごめん」という気持ちから、あなたをどんどん悲劇のヒロインに仕立て上げてくれるでしょう。
不倫をしたら「被害者ではなく加害者」だという現実
でも、実際のところあなたは「悲劇のヒロイン」じゃありません。
「好きになった人がたまたま既婚者だった」なんていう常套句は、世間一般では通用しません。
だまされたのならともかく、既婚者だと知ったうえで関係に踏み込んだ時点で「たまたま」ではなく「確信犯」です。
悲劇のヒロインでも被害者でもなく、加害者なのです。
「私はとっても可哀想」と思う前に、不倫がたくさんの人を悲しませる恋であることを知りましょう。
不倫をした結果、あなたが陥る状況とは
不倫の結末には、いくつかパターンがあります。
そのどれもが等しく、「幸せとは言えない」ということを知っておきましょう。
不倫の恋が成就し、結婚できた場合
たとえ相手が離婚をしてあなたを次の伴侶に選んだとしても、以下のような可能性があります。
- 不倫の末の略奪だと周囲に白い目で見られる可能性
- 慰謝料や養育費の支払いのため、生活苦に陥る可能性
- 生活苦ゆえ、子どもが産めないかもしれない可能性
- 相手の親族、自分の親族から見放される可能性
また、不倫が原因で離婚になった場合、彼だけでなくあなた自身も相手の奥さんに慰謝料を支払うことになるケースもあるのです。
立場によっては、会社を辞めたり引っ越しをしなければならない可能性もありますよね。
たとえ不倫の恋が成就したとしても、その後には本当に、相当な労力やお金が必要になってきます。
精神的にもだいぶ追い込まれることでしょう。
そこまでして手に入れるだけの価値がある男なのか?よーく考えてみることです。
不倫から卒業できた場合
今度は不倫から円満に卒業できたパターンで考えてみましょう。
もし「もう不倫なんてやめよう」と思い立ち、めでたく不倫から卒業したとして。
おそらく次の恋を始めた時に、なんとなく物足りなく感じてしまうことでしょう。
当たり前です。「障害がある恋」をわざわざ選んで恋をしていたのですから、平凡な恋は退屈に思えてしまうでしょうね。
普通の恋愛が幸せだということに気づくまで、時間がかかるかもしれません。
まだ若いうちに不倫から卒業できればともかく、ある程度の年齢になってしまっていたとしたらもっと悲惨です。
あなたが不倫をしている間に、友達はみんないいお相手を見つけている。
気がつけば周りの男性もみんな既婚で、次の恋の相手を探すのにも時間がかかる。
下手したらまた、既婚者と恋愛を始めてしまうかもしれない危険性もあります。
どちらにせよ、その後の恋愛に悪影響を及ぼすのが「不倫」です。
恋愛だけでなく、人生そのものに悪影響を及ぼすと言っても過言ではないでしょう。
先のことを考えられないほど衝動的なものだから「不倫」なのかもしれませんが、なんとか冷静になって、不倫は思いとどまりましょう。
「幸せになりたい」と繰り返し言いながら、不倫をしてしまう人がいます。
それって実は、「幸せになりたい」のではなくて、「幸せになりたいけどなれない自分」に酔いしれているだけなのでは?
本当に幸せになりたいと考えているなら、最初から既婚者男性なんかになびきません。
幸せを望むなら、不倫の恋に発展してしまう前にサッと身を引きましょう。
Writer / 逢見るい
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