結婚式の費用はいくらくらい?抑えられる費用・ケチってはいけない費用を検証!
人生で一番華やかな日、それが「結婚式」です。
子どもの頃から自分の結婚式を夢見ていた・・・という人も多いのではないでしょうか?
でも、そんな夢の日に付きまとう悩みの一つに「お金」がありますよね。
ここでは、結婚式にかかる費用は実際問題どのくらいなのか?予算を削れる部分はどこなのか?結婚式にまつわる気になるお金のアレコレを見ていきましょう!
結婚式費用は、おおよその招待客数を決めると調べやすい
「結婚式にいくらくらいの費用がかかるか」を調べるとき、多くの人が大手のウェディング情報誌やサイトを参考にしますよね。
実は、サイトによって算出されている金額は随分ちがいます。
有名なサイト3つの「結婚式にかかる費用」をまとめてみました。
- みんなのウェディング
招待客:60~70人
300万円~350万円:15%超
400万円~500万円:12.4% - ぐるなびウェディング
招待客:57人程度
244万円程度 - ゼクシィ
招待客:73人
352.7万円 - 楽天ウェディング
招待客:70人~80人
300万円~350万円程度
※小数点以下四捨五入
一口に「結婚式にかかる費用」といっても、データによって100万円以上の差が出ていますよね。
この違いは、招待客の人数の差からきています。
媒体によって「最も主流」とする結婚式の招待客の人数が違うため、費用にも差がでているのです。
つまり、結婚式にかかる費用を知りたければ、おおよその招待客数をイメージしてからの方が正確な費用を調べやすいということです。
結婚式のだいたいの規模が決まっていれば、招待客数の近いサイトを参考にして予算を詰めることができます。
この予算を高いと思うかは人によって異なりますが、一般的で平均的な結婚式を挙げるためには、ある程度の貯金は必要になりそうですね。
親からの援助は有り?無し?彼や両親と事前によく話し合って
結婚式は、必ずしも費用のすべてを自分たちで出さなければいけないわけではありません。
なかには
と考えて、結婚資金を積み立てている親御さんもいらっしゃるでしょう。一方で
という考え方もあります。これについての大手ウェディングサイトの調査結果はこのようになっています。
- ゼクシイ:70%のカップルが親からの援助を受けている
- 楽天ウェディング:自己資金は100万円程度、後はご祝儀と親の資金援助でまかなう
- みんなのウェディング:150万円以上を自分たちで出したカップルが最多
この件についてはカップルによって違いがあるので、外部情報は参考程度にとどめて、彼やご両親とよく話し合いましょう。
くれぐれも、親の援助を過剰に期待して身の丈以上の結婚式を企画しないようにして下さいね。
なるべく費用を抑えたい!予算を削れるところ・削れないところ
そんなふうに、結婚式はとにかく金銭感覚が狂いがちで、気が付けば予算が増えてしまうもの。
予算を削れるところはなるべく削っておかないと、すぐに赤字になってしまいます。
とはいえ、やみくもに費用を削減すると、誰も満足できない残念な結婚式になってしまいます。
ここからは、費用を抑えられる部分と、ケチってはいけない部分について考えていきましょう。
会場選びは最重要!新婚旅行も兼ねた海外挙式もおすすめ
まず大切なのは、「どこで式を挙げるか」です。
一般的に、一流ホテルやゲストハウスでの結婚式は料金が高い傾向にあります。
レストランは規模によって大きく違います。
個人的におすすめしたいのは、「新婚旅行をかねて海外で結婚式を挙げる」という方法です。
国内での挙式に比べてかなり安く、特に通訳が必要ない場合は大きく割引してもらえるでしょう。
ちなみに筆者は、ヨーロッパの古城で家族だけの結婚式をして、日本に帰ってからもう一度友人を招いてパーティーをやりました。
仕事関係のしがらみ無しで結婚式をしたい人や、家族との時間を大切にしたい人にもオススメのプランです。
招待状は手作りするのもあり
当たり前のことですが、人の手を借りれば借りるほど金額はあがっていきます。
例えば、招待状です。
式場に頼めば招待客の名簿を渡すだけであとは全てやってくれるので、とてもラクですが、費用は二万円くらいかかることもあります。
これを自分たちで行えば、印刷費用と切手代だけですむのです。
筆者は友人だけのパーティーの招待状は自作しましたが、30人くらい招いて、すべてコミで五千円程度だったと思います。
もちろん結婚式場で作ってもらう招待状はとても立派です。
でも、友人メインの気さくなパーティーや、アットホームな雰囲気の結婚式にしたければ、自分たちで手作りするのも悪くはないでしょう。
エンボス加工ができる道具も100円ショップなどで売られていますし、便せんや封筒にこだわれば、とても素敵なものになりますよ。
ただし、文面や誤字脱字には気をつけましょうね!
どんどん増えるオプショナルプラン。どんな式にしたいのかよく考えて!
多くの場合、式場を決めると担当のウェディングプランナーがついて、一緒に結婚式の企画を考えます。
その過程で、魅力的なオプショナルプランが次々に提案されます。
フラワーシャワー、ブーケトス、ファーストバイト、音楽の生演奏、シャボン玉にバルーン・・・
素敵な演出を次々組み込んでしまい、あっという間に予算オーバー!・・・なんてことも。
至れり尽くせりのプランと、ある程度自分たちで行うプランでは、100万円ほどの差がでることも珍しくありません。
でも、せっかくの結婚式ですから、「お姫さまになりたい」と考える人もいるでしょう。
せっかくの結婚式ですから、「至れりつくせり」も含めて、貴重で重要な体験です。
予算削減ばかり気にして、希望と違う味気ない式になるのは本末転倒なので、どんな結婚式をしたいのかパートナーとしっかり話し合って下さいね。
ドレスは買う方が安上がりになる場合もある
結婚式といえば、ウェディングドレス。
和装やカラードレスなど女性の衣装はいろいろありますが、ここでは分かりやすく、白いウェディングドレスの場合で考えます。
ウェディングドレスのレンタル相場は、20万円~25万円とも50万円程度とも言われていますが、いずれにせよ、安い金額ではありませんね。
なんとなく、レンタルの方が安いイメージがありますが、実は「購入」にしてしまった方が安上がりになる可能性もあります。
最近ではウェディングドレスにもネット通販があったり、既製品を格安で販売する店舗もあります。
オーダーメイドして購入するとレンタルより高くなる場合が多いですが、既製品ならば、5万円以下で購入できるところもあるほどです。
ブランドや高級素材にこだわらないのであれば、費用はかなり抑えられるでしょう。
実店舗のあるショップなら、実際の質を見て試着もしたうえで選べるので安心ですよね。
筆者は長くすそを引きずるデザインに憧れていて、ウェディングドレスデザイナーがいるドレスショップを選びました。
とてもたくさんのドレスの中から、好みのデザインを見つける事ができて、20万円程度だったと思います。
そのショップは小物のみレンタルでしたが、着用した後は無料でクリーニングに出してくれましたし、サイズ調整も無料でした。
ドレスを購入するメリットは、費用面だけでなく、それが一生自分の手元に残ることです。
もちろん、「憧れの人気デザイナーのドレスが着たい」「たくさん衣装を変えたい」ということであれば、その気持ちに添うドレスを選んでください。
満足できるドレスを選ぶことは、結婚式において非常に重要だからです。
ゲストへのおもてなしは削らないで!食事やギフトはケチらない
いくらウェディング費用を安く上げたいと思っても、ゲストの為のお金を削るのはよくありません。
結婚式に来てくれる人は皆、ふたりをお祝いするために来てくれているのですから。
とくに、披露宴の食事の印象は、後々まで覚えているものです・・・
食事のグレードは落とさず、引き出物もきちんとしたものを選びましょう。
最近は、遠方の人でも持ち帰りやすいカタログギフトなども人気ですね。
二次会でゲームをするのであれば、景品も良いものを選びます。
あまりにも貧相な物にしてしまうと、「ああ、ご祝儀目当てで呼んだんだな……」といつまでも白い眼で見られかねません。
いかがでしたでしょうか?
結婚式は一生に一度、永遠の思い出となるもの。
正しいお金の使い方を覚えて素晴らしいものにしましょう。
Writer / 鍋谷萌子
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