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お正月の海外旅行!値段は?気候は?年末年始の海外ならではの注意点と対策

「長い休みがとれるのは年末年始と夏休みくらい。だから年末年始に海外旅行に行きたい!」

一年中忙しく働いている人なら、お正月を海外で過ごすのは憧れますよね。

でも、ちょっと待ってください!

年末年始の海外旅行には、他のシーズンにはない問題がいろいろあるのです。

今回は、年末年始の海外旅行ならではの注意点と、それらの問題をクリアする対策をご紹介します。

年末年始の海外旅行は値段が高い!

海外旅行は、「どこに、どのタイミングで行くか」「どんなプランを選ぶか」「飛行機のグレードはどうするか」によって値段は大きく変わります。

「年末年始を海外で過ごしたい」と考えた場合、12月28日あたりを出発日とするケースが多いのではないでしょうか。

一般的な年末年始の休暇がこのあたりから始まることが多いからです。

当然この時期は、多くの人が海外旅行に行きたがる時期であるため、料金が跳ね上がります。

例えば、お買い得なプランを提案することで知られている「エイチアイエス」。

ここは他の旅行会社に比べて航空券が安い場合が多く、筆者もしょっちゅうお世話になっています。

一例として、「エイチアイエス」のプランで年末年始にドイツに行くとしましょう。

12月28日、ドイツに出発するプランは16万円~44万円となっています。

日程やホテルのグレードを考慮しない価格ではありますが、非常に高い金額であることは確かです。

筆者は今までドイツに2回ほど行きましたが、2月以降に行った時の料金はなんと70,000円台でした。

このように、「年末年始を海外で過ごす」ということになると、たとえ安いプランを選んだとしても、オフシーズンに比べて2倍以上の金額になることも珍しくありません。

1人でも大変ですが、家族で一緒に行くとなると、料金は更に跳ね上がり、100万円を超えることも。

違う時期に行けば同じプランで半額以下で行けるのに、年末年始というだけで料金が高くなるのは、なかなか容認しづらいものがありますよね。

年末年始の海外は観光地が閉まっていることもある

日本では、年中無休24時間営業のコンビニエンスストアがあり、デパートは2日から開き、イオンなどの大型ショッピングモールは1日から開く――――このような光景が当たり前になっています。

しかし海外ではそうではありません。

大晦日や元旦といった「特別な日」は、人気の観光地でも営業時間が極めて短くなっていたり、そもそもやっていなかったりします。

そのうえ、ヨーロッパなどでは一般のお店も開いていないことも多く、観光どころか食べるものに苦労することすらあります。

このため、せっかく高いお金を払って旅行に行ったのにも関わらず、「見るものがない!」という状態に陥ることもあります。

ホテルでゆっくりすることがそもそもの目的」という人ならよいのですが、「せっかく旅行に来たのだから、いろんなところを回りたい!」という人には損な時期かもしれませんね。

年末年始は気候に注意!

当然ですが、海外は日本と気候が違います。

ドイツの場合、冬ならば日本よりひと月分ほど寒いイメージで、11月でも12月並の寒波が襲ってきますし、2月もかなり寒かった覚えがあります。

逆にフィリピンなどは日本よりも温かく、12月でも最高気温が30度近くになることもあります。

このような「温度の差」は、その国独自の文化性にも関わっており、異国情緒を味わうという意味ではとても面白いものです。

ただし体調も崩しやすくなるので注意しましょう。

年末年始の旅行で体調を崩して休み明けに出社できない・・・なんて、職場でひんしゅくを買うこと間違い無しです。

さらに言うと、海外で治療を受けることになった場合、保険に入っていないと費用がおそろしく高くなります。

年末年始に海外旅行に行くときに、やっておきたい対策

では、どうすれば年末年始を上手に海外で過ごせるのでしょうか。

対策をご紹介します。

出発日を一日ずらすだけで大幅に安くなる

まず、「値段が高いこと」の解決策。

これは実は簡単で、日付を少しずらすだけで解決します。

例えば、28日出発の予定を、1日前の27日にするだけで、値段が5万円ほども変わってくることもあります。

「クリスマス直後からずっと休みを取る」というのは難しくても、1日だけずらす、ということは可能なのではないでしょうか。

また、ここでは「28日からの旅」としましたが、「27日の夜出発の便」を選べば、27日に休むことも必要がなくなります。

21時以降に出発の便などもありますから、それを利用するとよいでしょう。

準備は大変ですが、金額が大きく変わってくるので試してみる価値はあります。

また、送迎や通訳は期待しなければ、もっと安いプランにできるかもしれません。

ツアー旅行の場合は個人旅行より安くなることはありますが、「自由に動けること」を重要視して個人旅行にするのであれば、空港―ホテル間などは自力で移動することが基本となります。

逆に言えば、これをクリアできるのであればかなり安く上がると言えます。

観光はいつも以上に下調べをしっかりする

観光地については、私たちがどうこうできる問題ではありません。

ただ、「目当てとしている観光地は開いているのか、開いているとしたらいつまでで何時までなのか」を調べることで、効率よく回ることは可能です。

観光地Aは31日まで開いているが、観光地Bは30日までだ、ということならば、多少遠くても観光地Bから先に回った方が後悔しなくて済むでしょう。

主要な観光地の公式サイトは、日本語はなくても英語のページがあることは多いので、これを活用しましょう。

気象情報はこまめにチェックする

寒いところに行くのならば、防寒は厳重に。

特に暖かい地方出身の人は気をつけましょう。

今はインターネットで海外の天気予報や気温も調べられますから、出国前に一度確認しておくと予想が立てやすくなります。

冬は雪などの悪天候で飛行機が欠航になるなど、アクシデントも多い時期です。

気象情報はこまめにチェックして、不測の事態にも焦らないようにしましょう。

それから、年末年始に関わらず、海外旅行の時にはコート以外にも、脱いだり着たりできる上着を1枚持っていると便利です。

また、私たち日本人はマスクを好んでつけますが、海外ではあまりマスクをつけません。

そのため、マスクをつけていると、治安のよくないところでは「日本人だ」と知られてカモにされる可能性もあるのでご注意を。

ただし、飛行機の中やホテルでは乾燥対策としてマスクを使うことをおすすめします。


いかがでしたでしょうか?

年末年始を優雅に海外で過ごすためには、なかなか大変なところも多いと言えます。

しかし異国で過ごす年越しは、格別なもの。

しっかり準備をして、貴重な体験を楽しんで下さいね。

Writer / 鍋谷萌子 にほんブログ村 美容ブログ 女子力アップへ
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