結婚前に同棲するカップルが増えている!同棲のメリットと不安要素の解決方法
- 結婚式の前日に親に頭を下げてお嫁入りをして、それ以降は実家には軽軽に帰らない
- 結婚するまでは外泊も禁止
- 同棲はいい加減な人たちがすること
・・・こんな風に思われていたのは、もう遠い昔の話。
賛否はあるかと思いますが、最近は結婚前に同棲するカップルがとても多いのです。
同棲にはどんなメリットがあるのでしょうか?
今回は、結婚前に同棲するメリットと、不安要素の解決方法についてお話しします。
結婚前の同棲は当たり前!?7割のカップルが婚前に同棲
同棲が「ふしだら」なこと、珍しいことだと思われていたのは、もう遠い昔の話・・・
それを証明するようなデータがあります。
これは、結婚関係サービスを提供しているゼクシィが2010年の7月〜8月に334人に対してとったアンケートをまとめたものです。
出典:zexy.net
70%という、過半数を大きく超えるカップルが「同棲してから結婚に踏み切った(結婚前には同棲をする予定だ)」と答えています。
別のアンケートでは、半数以上が「半年以上同棲してから結婚した」と答えており、ある程度長い時間同棲してから結婚に踏み切るカップルが多いことも分かっているのです。
また、「同棲するにあたって、新しく新居を借りた(買った)」という人は60%を超えています。
これも、なりゆきではなく同棲に対して前向きに臨んでいることの現れではないでしょうか。
結婚前に同棲をするメリットとは
同棲をすることのメリットはどこにあるのでしょうか。
好きな人と長い時間一緒にいられる
「結婚」という輝かしい未来をイメージしてし始めるものですから、やはり一番は
というものでしょう。ゼクシィのアンケートでも、やはりこれが一番上に来ます。
社会人同士のカップルなどは、毎日最低8時間は仕事に拘束されますよね。
これに通勤時間や残業時間をあわせれば、自分が自由に使える時間はわずかしか残されていません。
一緒に住んでいれば、この少ない時間をずっと恋人と過ごすことができます。
結婚を意識するカップルにとってはこれ以上のメリットはありませんよね。
経済的な価値観を確認できる
同棲すれば「経済観念のすり合わせ」も行えます。
恋人時代は「豪華な料理に素敵なプレゼントをもらえて嬉しかった」という人でも、同棲という「一緒に暮らすパートナー」になった時には認識が変わってくるでしょう。
家賃や光熱費をどう分担するか、食費はどうするのか、貯金はどうやっているのか、計画的なお金の使い方ができる人なのかどうか――――
お金に対する考え方がしっかりしているか、価値観が近い人かどうかは、結婚を前提としている場合はとても重要ですよね。
これらは一緒に住んでみないと分からないことなので、同棲の大きなメリットです。
お互いをより深く知ることができる
よく言われることですが、結婚と恋愛は違います。
恋愛は「楽しい時間の共有」ですが、結婚は「日常生活を営む共同体を作ること」です。
「同棲をして初めて、相手の嫌なところや良いところがわかった」という意見もあります。
いつも「よそいきの顔」を作っていられた恋人時代とは違い、一緒に暮らせばとりつくろえない部分も出てきます。
例えば、「テレビで事件が起きたとき、相手が心無いことを言っていた」「ご飯の食べ残しが異常に多い人だった」などで冷める人もいるでしょう。
逆に、「仕事が忙しい時、当たり前のようにご飯を作ってくれた」「何か家事をしたときに、必ず『ありがとう』と言ってくれる」と、惚れ直す人もいるでしょう。
共働きのカップルなら特に、「相手は家事を分担してくれる人なのか」「忙しい時はお互いサポートし合えるのか」を同棲の期間中に見極めることはとても重要です。
相手の嫌な部分を知って関係が悪くなる場合もありますが、結婚した後に知るよりはいいですよね。
結婚前の同棲の不安要素と解決方法
結婚前に同棲するにあたっての不安要素もあります。
解決方法と合わせてご紹介します。
マンネリ化は「特別感」をつくることで打破
不安要素としてまず挙げられるのが、
ということでしょう。結婚してから一緒に住み始めた場合、毎日が驚きの連続です。
しかし結婚前に同棲してしまうと、お互いのことを「知りすぎて」しまって、驚きがありません。
マンネリ化してしまい、退屈に感じられることも。
同棲が長くなると、結婚しなければならない理由がなくなり、「まぁこのままでもいいか」と結婚が先延ばしになってしまうケースもあります。
だらだらと付き合いだけが続き、結婚に踏み切れなくなってしまった男女は少なくありません。
マンネリを解消するための方法としては、こんなやり方があります。
- 休みの日にはあえて外で待ち合わせてデートをする。
- 少し広めの部屋を借りて、一人の時間と空間を確保する。
- イベントの時は外で食事をする。
これは夫婦になってからも同じことが言えますね。
ちなみに私は同棲4年、結婚して15年ですが、イベント事には必ず全力でのっかります。
クリスマスにはイルミネーションを見て、お正月にはお参りにいって、バレンタインデーはチョコを作って……といった具合。
同棲は「日常を共有すること」ですが、それだからこそ、「特別」を大切にしましょう。
親の反対には身内の援護と誠意で説得
上でも述べましたが、現在は同棲をしてからの結婚の方が主流で、「親も賛成している」というケースが半数を超えているそうです。
とは言え、やはり親や周囲から反対されるケースもあります。
私自身、付き合い始めて2年目のタイミングで4年間同棲して結婚しましたが、親世代からはすさまじい反対を受けました。
などと言った言葉から、書くのもはばかれるような言葉まで投げかけられたものです。
親の反対に対抗するのはなかなか難しいものですが、周りの援護、特に親が認めている相手からの援護射撃が効くかもしれません。
私の場合、姉が味方になってくれました。
あとはもう、ふたりで誠意をもって説得しましょう。
短絡的に「駆け落ち」的なことをしては逆効果ですし、信頼もなくしてしまいます。
粘り強く、大人の対応でご両親に認めてもらいましょう。
この試練を乗り越えられたら、ふたりの絆も強くなるはずです。
いかがでしたでしょうか?
心配事もあるにせよ、同棲が様々なことを教えてくれるものであることは確かです。
「相手を深く知りたい」「価値観のすり合わせをしたい」ということであれば、一緒に住んでみるのも良いのではないでしょうか。
Writer / 鍋谷萌子
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