結婚式の余興を頼まれたら何をする?失敗なしの人気の余興と注意点
20代から30代にかけて、結婚式に呼ばれる機会が増えてきますよね。
現在の女性の平均初婚年齢は29歳ですから、これはごく当然のことと言えるでしょう。
会社の同僚、幼馴染、学生時代の友人・・・
友人の結婚式に招待された際に、ときどき頼まれるのが「余興」です。
大切な結婚式の余興を任せてもらえるのは光栄ですが、大勢の人を楽しませる余興を考えるのはなかなかのプレッシャーですよね。
今回は、失敗無しの人気の余興と、結婚式ならではの注意点をご紹介します!
どんな余興が喜ばれる?大切なのは新郎新婦へのリスペクト
まず、どんな余興が喜ばれるのかということから考えてみましょう。
大前提として、結婚式の主役は新郎新婦です。
新郎新婦を置き去りにして、余興をやる本人達ばかりが盛り上がってしまうのは最悪。
喜ばれる余興は大きく分けてこの二つです!
- 完成度の高い余興
- 新郎新婦の人柄などを招待客に紹介できる余興
「完成度の高い余興」と言うのは、誰が見ても素晴らしい楽器の生演奏や歌など、クオリティの高いパフォーマンスです。
実際の例なのですが、とある人の結婚式で、「来週公式デビューが決まっている歌手」がお祝いの曲を熱唱してくれたことがありました。
その実力や迫力、歌唱力はやっぱり段違い!会場全体がわっとわき、拍手に包まれたものです。
とはいえ、誰もがプロ並みの余興を用意できるわけではないですよね。
大切なのは、
ということが伝わる余興であることです。主役である新郎新婦へのリスペクトの気持ちや、ふたりを持ち上げる要素が含まれていることが必要ですね。
失敗しない人気の余興5つ
ここでは、失敗することの少ない人気の余興を5つご紹介します。
また、どんな余興にも結婚式ならではの注意点もありますので確認しておきましょう。
準備が大変な余興もあれば簡単なものもありますので、参考にしてみて下さいね。
1. 結婚を祝う歌を歌う
たとえプロのような歌唱力がなくても、結婚をお祝いする歌を披露するのはやはり好感触。
選曲さえ失敗しなければ、多少ヘタでも喜んでもらえるはずです。
曲を選ぶ時の注意点をご紹介します。
ゲストの年齢層を考慮する
新郎新婦にとって思い入れがある曲やリクエストされた曲があればよいですが、それ以外ならば、なるべく広い年齢層に支持される曲が良いでしょう。
マイナーすぎたり最新すぎる曲よりは、最低限、新郎新婦のご両親世代でも知っている歌の方が会場の雰囲気が良くなります。
例えばですが、安室奈美恵さんの「CAN YOU CEREBRATE?」、親世代に人気の吉田拓郎さんの「結婚しようよ」など、「ちょっと古いかな?」くらいの選曲をしたほうが、多くの人に喜んでもらえます。
事前に新郎新婦からゲストの年齢層や雰囲気を聞いておいて、多くの人に受け入れてもらえる選曲をしましょう。
最近では披露宴の余興でアニメソングを歌う人も増えていますが、アニソンに偏見を持っている人もいるので念のため二次会に回したほうが無難かもしれませんね。
失恋ソングはNG!洋楽はとくに注意が必要
当然ですが、いくら名曲でも結婚式で失恋ソングや別れの歌はNGです!
注意が必要なのは「洋楽」です。
英語の歌詞に別れのフレーズが入っていないかどうか、よく確認して下さいね。
「私の結婚式のときに、よりによって失恋ソングを歌われた」と10年以上経っても思い出す、というお嫁さんもいます。
とはいえ、曲に対する感じ方は人それぞれ。
世間一般では幸せなお祝いソングでも、新郎新婦が嫌いな曲もあるかもしれません。
もしかしたら、思い出したくない元カレとの思い出ソングだったり・・・
サプライズする必要がないのなら、新郎新婦には前もって「この曲を歌うけどいいかな?」と確認しておきましょう。
2. 新郎新婦を紹介するムービーを流す
思い出の写真や動画を編集して、ムービーやスライドショーとして紹介するのもおすすめです。
ただ、生い立ちから出会いまでのエピソードは新郎新婦側がムービーを用意する場合が多いので、内容がかぶらないようにしたいもの。
友人ならではの、自分たちしか知らない新郎新婦の学生時代のエピソードなどを織り交ぜて話せるといいですね。
以下のことを会場にしっかりと確認しておくことが大事です。
- どんなことができるか
- どんな機材が必要か
- どこまで手伝ってもらえるか
ぶっつけ本番でやってみたら「画面が小さくて見えなかった」「音が小さくて聞こえなかった」などのトラブルがないように、会場側との連携打合せは入念にやっておきましょう。
3. スピーチをする
スピーチは定番で、特に新婦側の友人が手紙を読むことはよくありますが、原稿の内容によってはNGになることも。
本来結婚式のスピーチには細かなルールがあります。
- 誰もが聞いていて心地よい
- 内容に忌み言葉がまったく含まれない
- 長さが適当
- うっとうしくない程度の含蓄に富んでいる
- ちょっと笑える要素がある
こんな完璧なスピーチを考えて、その上つっかえずにきれいに読み上げるのはなかなか難しいものですよね。
もちろん、「お祝いの気持ちがこもっていれば、多少内容がおかしくてもスムーズにしゃべれなくても大丈夫」というのはあります。
しかし、どうせスピーチをするのであれば上手にやりたいもの。
事前に原稿を他の人に見てもらったり、何度も練習して本番に備えましょう。
会社の同僚としてスピーチする時に注意したいのが、「会社のことや会社での評判だけに終始するスピーチをしてしまうこと」です。
結婚式は新郎新婦ふたりの為のものなので、会社のことを紹介するだけのスピーチにならないように気を付けましょう。
友人のスピーチでやりがちな失敗としては、場を和ませよう、笑わせようとして、新郎新婦の失敗談ばかりをとりあげてしまうことです。
新郎新婦に恥ずかしい思い・気まずい思いをさせてしまう内容はバッドマナーですよ!
4. 簡単なゲームやクイズ
会場全体で盛り上がれるゲームも定番の余興です。
ただ、結婚式は「二次会」とは違うので、異性(新郎新婦であっても)が密着しすぎるゲームなどはやめましょう。
また、「新郎に目隠しをして、新婦の手をあてさせる」というゲームは、外れてしまうと場が静まり返ります・・・
その場をうまくフォローできる手腕がないならやめておくのが賢明です。
ルールが分かりやすくて、新郎新婦に焦点を当てたゲームなら、とても喜ばれます。
例えば、「新婦さんは今からお色直し!カラードレスは何色?」など簡単なクイズなら誰でも楽しめますよね。
全員参加型ではありませんが、「新郎新婦への質疑応答」もおすすめです。
新郎新婦に「第一印象はどうでした?」「この人が好きだ!と思った瞬間のことを教えてください」などの質問をしていくのです。
新郎新婦が恥ずかしがりやだとなかなか答えられないかもしれませんが、抵抗がなさそうなお二人なら、新郎新婦のことを招待客に詳しく紹介できるのでいい余興になるでしょう。
これなら余興をする側にも負担が少ないので、準備時間があまりとれない人にもおすすめです。
ただし、ふたりが答えにくい質問はNGですよ!
5. サプライズ系
「賛否が分かれる余興」というものもあります。
とくに、新郎新婦に内緒にしたまま、有志のメンバーで2人をお祝いする、というサプライズ系の余興は賛否両論。
一時有名になったものとして、「フラッシュモブ(会場にいるメンバーで、突然ダンスなどをすること)」があります。
純粋に「新郎新婦を驚かせよう!」「楽しませよう!」「お祝いの気持ちを伝えよう!」と企画するのですが、結婚式の主役である2人に事前通達なく行うので難易度は高めです。
サプライズ好きな人ならば喜んでくれると思いますが、ちょっと慎重にやりたいものです。
結婚式でやってはいけない余興
結婚式の余興というのは、「2人の新しい門出をお祝いするためのもの」です。
そのため、お祝いの気持ちが伝わるものなら、歌やスピーチがちょっぴりヘタクソであっても、微笑ましく受け取られることもあるでしょう。
ただ、「やってはいけない余興」というものもあるので知っておいて下さいね。
下品なネタ
ひと昔前には、よく結婚式の余興で「裸踊り」や「女装」なんていうものがありました。
結婚式の披露宴には、いろんな年齢、いろんな考え方の人が来ていますので、面白ければなんでもいい、というわけにはいきません。
下品なネタをやってしまうと、新郎新婦まで「下品なお友達をお持ちなのですね」と冷ややかな目で見られてしまうことも。
内輪ネタ
内輪すぎるネタも、楽しいのは本人達だけです。
他のゲストはどう反応していいのか困ってしまうのでやめておきましょう。
身内しか呼ばない結婚式ならOKです。
いかがでしたでしょうか?
結婚式は、人生のなかで唯一自分が主役になれるイベントで、そしてそれを覚えていられるものです。
(ちなみに、残り2つは「誕生」と「葬式」です)
新郎新婦の永遠の思い出となるものですから、余興にも気を使いたいものですね。
Writer / 鍋谷萌子
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