食事の支払いは男性のおごり?それとも割り勘?おごられる側のマナーとは
恋人と食事に行った時、どちらがお金を払うのか悩んだことはありませんか?
男性を立てて甘えるべきなのか、遠慮するべきか・・・女性として正しい振る舞いはどちらなのでしょう?
デートでの支払いに関するアンケートを分析すると、男女差はもちろん、年齢層によっても意識の差があることが分かるのです。
今回は、恋人とデートで食事に行く時の支払い事情と、おごられる側のマナーについてご紹介します。
デート代は「男性が払う」のが男女共通の理想
「おごられるのか、それとも割り勘か」については、男女差や年齢層によって意識に違いがあるようです。
いくつかのアンケートを見てみましょう。
まず、「結婚相談所サンマリエ」が実施した「デート代はどうしたいですか?」という“理想”を聞くアンケートです。
デート代はどうしたいですか?
出典:恋のビタミン
男性側の回答では「100%おごってあげたい」が65%でもっとも多く、男性としては自分がすべて出すのが理想のようです。
次に多い「割り勘がいい」は28%です。
女性側の回答では「できればおごってほしい」が59%で最多。
次いで「割り勘がいい」が33%となっています。
男女共に「デート代は男性が持つもの」というのが男女共通の“理想”のようですね。
実際には割り勘が多い?男女で回答に差がある
続いてはこちらの、「恋学」が500名を対象にした「デート代はどちらがだしますか?」というアンケートです。
先程の「デート代はどうしたいですか?」が理想なら、こちらは実状と言えそうです。
デート代はどちらがだしますか?
出典:KoiGaku
男性の回答をを見ると「男性持ち」と答えた人が47%に対して、女性側は15.9%しか「男性持ち」と答えていません。
女性側の回答で一番多かったのは「割り勘」で42%でした。
この統計は20代が対象ですが、30代の結果もこれとほとんど差はありません。
この結果を見ると、男性側は「男性持ち」と答えているが、女性側の多くは「割り勘もしくは男性側が少し多く払っている程度だ」と答えているということですね。
男女の間で認識に差があるのが面白いですよね。
初回デートは「男性持ち」が多いが、20代には割り勘志向も強い
もうひとつ、「リーディングカンパニー、オープンテーブル株式会社」の「はじめてのデートのときにどちらが払った?」というアンケート結果もご紹介します。
はじめてのデートのときにどちらが払った?
出典:prtimes
この結果では「男性がすべて支払った」という層が最も多く、20代30代では男女とも60%を超えています。
初デートでは、男性がいいところを見せようと頑張るケースが多いようですね。
このアンケートで面白いのは、20代前半の男女と40代女性で「完全な割り勘」と答えた人が、他の年齢層に比べてかなり多いことです。
若い世代に「デートは割り勘」という意識が高いのは、まだ男女でお給料にさほど差がないことも理由のひとつかもしれません。
40代女性が初デートで「割り勘」を選択するのは、自分にもそれなりのキャリアや収入があり、自立しているというプライドがあるためでしょうか。
どうして男性がデート代を持つのか
最近の風潮として「現在の女性は働いているから、デート代も割り勘が増えてきた」という意見をよく耳にします。
しかし実際には、どの統計を見ても「男性側が100%出す、もしくは男性側が少し多めに出す」というのが実状のようです。
そもそも、どうしてデート代を男性が持つのが当たり前になっているのでしょうか。
「男の甲斐性」「バブル期の名残」など色々と背景はあるかと思いますが、その他にも、男女の「年収の差」という理由もあるのではないでしょうか。
これも統計によって異なりますが、「DUDA」の調べたところによると、30代男性の平均年収は501万円。
対して女性のそれは390万円と、110万円以上の差があります。
20代では50万円程度の差が、30代になると110万円まで開いてしまうのです。
あくまで単純計算にすぎませんが、110万円の差があると、1か月で使えるお金が9万円近く変わってきますよね。
そのため、デートをするときに、女性側が毎回男性側にあわせて費用を負担するのは、少々厳しいというところもあるのかもしれません。
30代女性は甘えすぎに注意!きちんと感謝を伝えよう
とは言え、
と考えるのは間違いです。上でも触れましたが、20代前半の女性は、30代の女性よりも割り勘に抵抗がありません。
20代の女性は30代の女性に比べて年収が70万円近く少ないにも関わらず、一定層の女性が男性の懐具合を考えて自分もデート代を負担しているのです。
それなのに、アラサー女性が堂々と「男性が払うのが当然だから甘えてもよい!」と考えていては恥ずかしいし、確実に男性の精神と愛情をすり減らすでしょうね。
実際に男性側からは「ごちそうさまが言えない女性」や「おごってもらって当たり前と思っている女性」に対しては「二度とデートしたくない!」という意見が殺到しています・・・
男性が気持ちよく支払いできる女性に
私たちは食事をする時、単純に「食べ物」を食べているだけではありません。
その場の空気や会話、雰囲気も一緒に食べているのです。
食事中のマナーはもちろん、食べ終わって支払いを済ませるまでが食事!
最後まで楽しい食事の雰囲気を壊さないためにも、おごってもらったなら必ず感謝の気持ちを伝えましょう。
「ごちそうさま」を言うのは最低限の礼儀であり、愛情うんぬん以前の問題だということをしっかり覚えておいて下さい。
二人の間で、なんとなく男性が出すことが当たり前になっていたとしても、お礼は毎回言うべきです。
誰だって、彼氏に何かプレゼントした時に「ふーん」で済まされたら傷つきますよね。
どれだけ親しい仲であっても、ごちそうにになったお礼はちゃんと伝えましょう。
また、食事は基本的には残さないこと!
せっかく頼んだものを残してばかりいると「人におごらせといて、この女・・・」と思われる可能性大。
マナーや服装にも気を配って、「この人と一緒に食事をすることは楽しいな」という印象を持ってもらいましょうね。
20代であれ30代であれ、そしてそれ以降の世代であれ、やはり女性は男性にデート代を負担してもらうことが多ものです。
相手の男性が気持ちよく支払いができるようなマナーを身につけておくことが、女性には常に求められることを覚えておかなければなりません。
Writer / 鍋谷萌子
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