ブライダルエステ、本当にそのサロンで大丈夫?ブライダルエステ契約前の注意点
一生に一度しかない結婚式は、人生で最も大切な行事のひとつです。
特に女性の場合は、この日のために美しさに磨きをかけ、参列者と新郎、そして両親を喜ばせたいと思うことでしょう。
こんな花嫁さんの強い味方となるのが「ブライダルエステ」です。
しかしこのブライダルエステ、軽率に契約をしてしまうと、後々まで悔やむことになりかねません。
結婚式が人生で一度しかないのなら、ブライダルエステを受けるのも人生で一回だけ。
悔いのないブライダルエステを選ぶために、契約前の注意点をしっかり確認しておきましょう。
値段よりも重要かも!接客態度は必ずチェック
意外に思われるかもしれませんが、ブライダルエステの契約前に一番気にしてほしいのは、ブライダルエステサロンの接客態度です。
高額な商品やサービスを売りつけてくるようなエステサロンは論外として、その店のスタッフ全体の接客態度の傾向は必ずチェックしておいてください。
たとえば、「明るいこと」「気さくに話しやすいこと」をモットーとしており、テンションも高く接客してくる元気のよいブライダルエステサロンがあるとします。
反対に、しっとりと落ち着いた雰囲気、静かな口調で話し掛け、寄り添うような接客を得意とするブライダルエステサロンもあります。
この2つは、どちらがよい・悪いというものではありません。
ただ、「自分の求める接客」と著しくズレた接客は、通ううちに気疲れてしまうことも…
そのため、サロンの接客態度が自分に合っているかどうかはサロンを選ぶうえでとても大切なのです。
さらに、自分の担当となるであろう人との相性は特に重要です。
「何か違うな」「相性が悪いな」と感じたのであれば、担当替えを願い出るか、もしくはサロン自体を違うところに変更しましょう。
エステの技術力はトライアルコースで試す
ブライダルエステは、「一番きれいな自分」をつくるために行くところです。
また、基本的には人生で一回きりなので、何度も何度も受けられるものではありません。
そのため、サロンの持つ技術力は、契約前に確認することが必要です。
「少しでも安いプランを探そう!」と頑張っている時、非常に安いプランを提供しているサロンがあったとします。
「探すのもそろそろ辛くなってきたから、ここで決めてしまおう」「調べた中ではここが最安値だったからここにしよう!」と、飛びついてしまうのはかなり危険です。
上でも述べましたが、ブライダルエステは人生で一度きり、しかも一番大切な時に受けるものです。
そのエステサロンの技術力を確かめる前に契約してしまうのは、あまりにも危険です。
「ここにしようかな」という“あたり”がついたのであれば、一度そのブライダルエステサロンに連絡をして、トライアルコースを受けて下さい。
トライアルコースを受けることで、そのサロンの技術力をはかることができます。
どんなに安いサロンだったとしても、あまりにも技術が未熟であったり、自分の肌に合わない施術をされたりするのであれば、他のサロンに切り替えなければなりません。
また、トライアルコースを受けることは、そのサロンの接客技術を見極めるためにも役立ちます。
トライアルコースについては、以前ご紹介した「ブライダルエステ体験コースのメリット」をご覧ください。
契約書にハンコをつく前にちょっと待って!契約内容は大丈夫?
かつて、エステサロンというものが「怪しい・胡散臭いもの」という認識をされていた時代がありました。
現在ではこのような考え方はずいぶん減って、ほとんどのエステサロンがまっとうな商売をしています。
しかし、契約書にハンコをつく前に契約内容を確認することはとても大切です。
「このブライダルエステに決めた!」と思って、プランを話し合い、契約することにしたとしましょう。
契約書に書かれている内容や説明された内容は、あなたが希望したものときちんと合致しているでしょうか。
文章や説明に疑問点や間違いはないでしょうか。
内容をしっかりと確認しておかないと、望むサービスが受けられなかったり、本来は不要なお金がかかったりすることがあります。
これは、エステサロン側が悪意を持ってやっているケースだけでなく、契約者側の勘違いやサロンとのコミュニケーション不足という可能性もあるので、確認は必須です。
クーリングオフについても知っておきたい
ブライダルエステは、とてもお金がかかるサービスです。
そのため、「あの場では気分が高揚して契約してしまったけれど、やっぱり解約してもっと安いコースを探したい」「契約するまで帰してくれなさそうな雰囲気だった。後悔している」ということも起こりがちです。
このような状態に陥ったとき、強い味方となるのが「クーリングオフ(契約解除)」という制度です。
クーリングオフは強力な制度で、「契約してから8日以内であるのなら、どんな条件、いかなる状況においても、まったくの無条件で、その契約をお客側から一方的に解約できる」というものです。
つまり、この制度を使えば、理由の如何を問わず、解約をお願いすることができるのです。
一応「5万円以上のサービス及び1か月以上の期間にわたるもの」という区分はありますが、エステサロンの場合は、金額や期間は問われません。
たとえば3万円の短期プランであったとしても、クーリングオフは使用できます。
クーリングオフについては、書面での提示と説明が義務付けられています。
なかには「中途契約は不可」「1週間以内に契約解除を申し出た場合、プランの料金の半額をもらい受ける」としているサロンもあるかもしれませんが、このような文言は有効性を持ちえませんし、そもそも法律に違反しています。
クーリングオフ制度を知っておくと、契約時に制度の説明をせずに契約させようとするエステサロンをブロックすることにも役立ちます。
法律に違反しているエステサロンは技術や接客態度も良くないと推測されますから、契約をしてはいけません。
いかがでしたでしょうか?
ブライダルエステサロンでは、契約前にさまざまなことを確認し、ハンコを押すまでの間に冷却期間をおくことが重要です。
ここで失敗すると、単純に「お金が多くかかってしまった」「思うような効果がなかった」「施術時間が苦痛だった」というだけでなく、「嫌な思い出」として、結婚式の素敵な思い出に一点のシミをつくることになってしまいます。
Writer / 鍋谷萌子
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タグ:ブライダルエステ