オトナ女子として知らないと恥をかく、正しい敬語の使い方!
正しい敬語を使って丁寧で上品な会話をするのは、オトナ女子としてのたしなみ。
しかし、世界有数の難しい言語である日本語は、日本人であっても正しい敬語を使えないまま恥ずかしい思いをしていることに気づいていない人も多いもの。
もしこれが、会社のお偉いさんや大切な取引先の人と話すときだったら?彼のご両親と話すときだったら?
間違った敬語を話すのは、オンナとしての品格さえ疑われてしまうので十分気をつけたいものです。今回はそんな、知らない人が多い間違い敬語を集めてみました。
尊敬語や丁寧語などといわれるとややこしく考えがちで、いつまでたっても頭に入ってこないもの。
ここでは難しいことは抜きにして、間違いやすい言葉と正しい言いまわしを簡単に理解できるようにご説明したいと思います。
「お身体をご自愛ください」は間違い!
相手のことを思いやれるデキる女としては、メールや手紙の最後にこのような言葉をつけたことはありませんか?
実はこれは大間違い。「ご自愛」には という意味があります。
つまり、身体という意味がすでに含まれている「ご自愛」に「お身体」をつけてしまうと、意味が重複してしまうことになります。
正しくは
や です。「ご苦労様です」は失礼?
先輩や上司が出先から帰ってきたとき、新人の役目として大きな声で「ご苦労様です!」と言い放ったことはないでしょうか。
ご苦労様というのは、部下など自分より下の立場の人間に対して苦労をねぎらう意味を込められたもので、目上の人など自分より上の立場の人に言うと失礼に当たります。
これは、社会人として基本中の基本。
正しくは
です。これは心当たりがある人が多いのではないでしょうか?「すみません」は正しい言葉ではない!
社会人として未熟な人は、叱られたときや間違った時にとっさに口から出てしまうのがこの「すみません」。
しかしこれは正しい敬語でも謝罪の言葉もありません。
正しい言葉は
です。社会人として良い慣れていない場合は違和感がありますが、逆にすみませんという言葉を続ける方が、社会人としては違和感があるのです。
また、声をかけたり意見を言う場合、相手に尋ねる場合の「すみませんが・・・」は、
が正しい敬語。「すみませんけれど・・・」なんて間違っても言っちゃいけません!
「こちらでよろしかったでしょうか?」は全然よろしくない
お店で商品を見せてほしいと店員に頼んだ時、奥から出してきてくれて一言、「こちらでよろしかったでしょうか?」
これは全然よろしくありません。
特にアパレルや飲食店、コンビニなどの若いスタッフが多く正しい敬語の教育がされていない業種などでは、逆に接客用語としてきちんと成立してしまっているのがこの言葉です。
なぜわざわざ過去形にしているのかは不明ですが、とにかくこの場合の正しい言葉は、
です。こんなことも知らないの?「○○になります」はNG。
これも同じく、接客用語として現代の日本で成り立ってしまっている有名な間違い敬語です。
「○○セットになりまーす!」「○○円になりまーす!」「お席こちらになりまーす!」など、元気があるのは良いですがこれら全部が間違っています。
本来は
が正解。「えっそれだけ?」と思いがちですが、わざわざ難しく敬語っぽくしているだけで、「○○です」と断定してしまうのが正しいのです。
だって、セットを渡すのも金額も伝えるのもお席を案内するのも、特に難しい敬語はいらないからです。
「お休みをいただいております」は間違い敬語
オフィスで良くある「○○は今日はお休みをいただいております」という言葉。これは大きな間違いです。
私達は誰からお休みをもらっているのでしょう?会社です。
社内のことで、社外の人やお客様に敬語を使うのはおかしいもの。
この場合は
などが正解です。もし直接すぎる良い方だなと感じる場合は、「恐れ入りますが・・・」などという言葉を頭につけると、印象が柔らかくなって良いでしょう。
「了解しました」って使っている人はいませんか?
「了解しました」は敬語ではありません。
多くの人が「了解しました」という言葉を当然のように使い、社会人10年目でも20年目でも平気で使っている人をよく見かけます。
しかし、上司や目上の人に、なにか仕事や指示をもらった時には
が正解です。「了解しました」「了解です」などは、非常にラフな表現で立場が上の人には失礼にあたるので十分気をつけましょう。
いかがでしたか?
普段何気なく使っている敬語も、実は間違いだらけかも!
正しい言葉を覚えて、オンナとしての品格をもっと上げていきましょう!
Writer / コマツマヨ
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タグ:敬語