白い歯が印象を決める!歯周病を予防する正しい歯磨き方法とデンタルケア
女性はついメイクやファッションに力を入れがちですが、実は第一印象で重要なのは歯。
いくら美人でオシャレな人でも、黄ばんだ歯や紫色の歯茎が見えた時、一気にイメージダウンしてしまった経験はありませんか?
白い歯は清潔感が感じられ、それだけで女性らしい印象を与えます。
そこで今回は、清潔な白い歯を保つための正しい歯磨きの方法についてご紹介します。
意外と知らない正しい歯磨き、あなたはご存知でしょうか?
間違った方法で歯磨きをしている人が多いので、これを機に正しいデンタルケアを習慣づけて下さいね!
間違ってる人多数!あなたの歯磨きは大丈夫?
生まれてから今まで、私たちは幾度となく歯磨きを繰り返してきています。
しかし、
と、あなたは自信を持って言えますか?実は、多くの人が間違った歯磨きをしているのです!
あなたの歯磨きが正しくできているか、この機会に是非チェックしてみましょう。
使いやすいもの・・・はNG!正しい歯ブラシの選び方
様々な形の歯ブラシがあるため、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。
歯ブラシは自分の使いやすいものを・・・という考えは実はNGです!
歯科医や歯科衛生士などが薦める歯ブラシは、ごくごくノーマルなナイロン製の歯ブラシです。
ヘッドが大きいものや山形にカットされているもの、毛先がほうきのように細いものも、歯垢が溜まりやすい隙間にブラシの先が到達せず、効果的に歯垢を除去できない可能性があると言われています。
オススメの歯ブラシのポイント
- ナイロン製
- コンパクトなヘッドのもの
- 複雑なカットのないノーマルなブラシ
- やわらかすぎるブラシは×
歯磨き粉はつけすぎ注意!
CMや広告のイメージで、歯ブラシの歯の部分いっぱいに歯磨き粉をのせている人はいませんか?
これも大きな間違いなんです。
歯磨き粉の正しい量は、ブラシの先にちょこんと乗せる程度。
ヘッド部分の4分の1くらいが適量だと言われています。
量が多いとたくさん泡立って、丁寧に歯を磨いた気になります。
しかし、量が多いと磨き残しがあったり、歯磨き粉に含まれる研磨剤が歯の表面のエナメル質を大きく傷つけてしまうことも考えられます。
ゴシゴシ歯磨きはやめよう!
ブラシを握る手に力を入れて、まるでトイレ掃除のようにゴシゴシと歯磨きをしている人はいませんか?
ゴシゴシと強く磨くと、歯の表面のエナメル質が削れてしまうほか、歯茎に傷がついて炎症を起こし、歯周病が悪化してしまうことも。
また、力を入れることでブラシの毛先が曲がってしまい、ブラシの先が肝心な歯の汚れに到達せず、歯磨きの効果が減少してしまいます。
歯磨きの力加減は、ブラシの毛先が歯にそっと触れる程度でOK。
うがいのしすぎは歯磨き粉のフッ素効果を無効に
歯磨きの後、しっかりうがいをするのは当然…これが多くの日本人の感覚ですよね。
実は、海外では歯磨きの後うがいをしないのが普通だって知っていますか?
歯医者さんでフッ素塗布をしてもらったことがある人は、「30分は飲食をしないで下さいね」と言われた経験があるはず。
これは、フッ素が歯に定着するのに時間がかかるからです。
自宅での歯磨きも同じで、多くの歯磨き粉にはフッ素が含まれています。
歯磨き後に何度もうがいをすると、せっかくブラッシングで塗布したフッ素を洗い流してしまうのです。
とはいえ、日本人の感覚としては歯磨き粉を飲み込むのも抵抗がありますよね。
歯のことを考えるなら、うがいは軽く1回だけにしておきましょう。
どうしてもしっかりうがいをしたい人は、うがい後にフッ素配合のデンタルリンスで再度フッ素ケアをするという方法もあります。
キチンとできてる?正しい歯磨き方法
誰もが一度は、幼稚園や小学校で歯磨きの方法を学んでいると思います。
子供の頃の歯磨きは虫歯予防中心ですが、私たち大人の歯は子供の頃と違ってそんなに簡単に虫歯にはなりません。
そこで、大人の歯に必要なのは、汚れや歯垢を落として歯周病を予防する歯磨きが重要なんです。
歯磨きのベストタイミングは食後30分以内
歯磨きのタイミングと言われれば「朝起きてすぐ」と「寝る前」をイメージしますよね。
決して間違いではないのですが、歯磨きの最もベストなタイミングは、食後30分以内と言われています。
30分以上たつと、歯の表面の汚れが付着したり歯垢の蓄積が始まってしまいます。
食事の後はできるだけ早く歯磨きをすることで、歯の黄ばみや歯垢などの虫歯の原因を防ぐことができます。
歯の “面” を意識して
奥歯にブラシを入れた時、ブラシは歯のどの部分に当たっていますか?
おそらく多くの人が、ブラシの中心が歯の角に当たっていると思います。
歯磨きの正しい方法は、歯の面とブラシの面が平行になること。
それぞれの面を磨かないと、四角い部屋を丸く掃くといったように、隅っこに汚れがたまったままになってしまいます。
2~3本ずつ磨く
歯磨きをするときは、奥歯から前側の歯まで一気にゴシゴシしている人はいませんか?
歯磨きはブラシを小刻みに動かすことが大切です。
歯の2~3本だけを磨くように、少しずつ少しずつブラシをずらしながら磨きましょう。
歯間ブラシを活用して
歯磨きの際に歯間ブラシを併用することで、歯垢の除去率が3割程度アップすると言われています。
歯に隙間ができるとか歯茎を傷めるなどの噂も耳にしますが、歯間に挟まった汚れや歯垢を置いておく方が、歯にとっては悪影響です。
ブラシタイプやフロスタイプなど歯間ブラシにも種類が幾つかあるので、色々使ってみて自分の歯の形にあったものを選んでみましょう。
電動歯ブラシってどうなの?
歯磨きについて考え出すと、気になってくるのが電動歯ブラシ。
CMなどを見ていると、素晴らしい機能で歯をピカピカにしてくれそうですよね。
確かに、均一な力で小刻みなブラッシングが短時間でできるので、手磨きで細かく歯ブラシを動かすのが苦手な人にはおすすめです。
ただ、電動歯ブラシも万能ではなく、デメリットもあります。
電動歯ブラシは歯の平らな面を磨くのは得意ですが、隙間の歯垢が残りやすかったり、すでに歯周病気味で歯茎が弱っている人が使うと、歯茎の腫れを悪化させてしまうことも。
値段も数千円〜数万円と決して安くありませんので、悩んでいる人は購入前に一度歯医者さんで相談してみましょう。
あなたの歯並びや歯茎の状態を診たうえで、電動歯ブラシが適しているかどうか判断してもらえるはずです。
定期的に歯科医に通う習慣を
正しい方法で歯磨きをしていても、歯垢は完全には取り除けないもの。
磨き残した歯垢はやがて固い歯石となって歯の根元に溜まり、歯周ポケットを深くして歯周病の原因になります。
実は歯周病は「沈黙の病気」と呼ばれるほど、自覚のないまま静かに進行し、気付いた時にはかなり症状が進んでいることもあるのです。
そうならないためには、やはり定期的に歯科医に通う習慣を付けましょう。
大人になると、よほどのことがない限り歯医者さんには行かなくなってしまいますよね。
これからは美容院やネイルサロンにと同じ身だしなみのひとつとして、3ヶ月に一度は歯科医で定期検診を受けましょう。
いかがでしたか?
毎日何気なく行っている歯磨きは、意外と身だしなみの中でも盲点とも言えます。
自分自身では歯をじっくりと見ることがないですが、他人はよりあなたの歯を見ています。
正しいデンタルケアで、清潔な白い歯をキープしてくださいね。
Writer / コマツマヨ
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