初夏に熱中症患者が増える!気をつけたい働く女子の熱中症対策
熱中症の注意が必要な季節が近づいてきました。
普段オフィスの中で長時間過ごし、屋外へ外出なんてほとんどないっていう人たちでも、実は熱中症の危険はとても高いのです。
熱中症というと、一般的に “真夏” と言われる7月の下旬や8月をイメージしますよね。
でも、気象関係や医療の専門家たちが一年の中で最も注意を促しているのは、実は梅雨前後のこれからの時期なんです。
今回は、働く女子が気をつけるべき熱中症対策についてご紹介したいと思います。
実は、注意したいのは梅雨前後の6月~7月
5月ごろから急に気温が上昇し、最近では真夏日を観測する日もあるほど。
梅雨がはじまる6月中旬ごろや梅雨明けの急に暑くなる時期は、気温と共に湿度も急激に上がり始めます。
そのため、上手に汗をかくことができず体温調整を行えないなど、体調が気候に対応できないことが原因で、熱中症に陥る人が非常に増えています。
国立環境研究所が発表した東京23区の熱中症患者数のデータ(2014年)によれば、厳しい残暑が残る9月の患者数は50人であることに対し、6月はなんと4倍の200人!
5月でも2倍となる107人となり、初夏に熱中症患者が増えることがわかります。
参考:国立環境研究所
女性は熱中症になりやすい
実は、女性の体は熱中症になりやすいと言われているのをご存知でしょうか?
女性の体は水分含有率が低いうえ、年齢が上がるにつれて体内の水分量が減少すると言われています。
その理由として、女性は男性に比べて筋肉量が少ないので、汗をかきにくく体温調整が上手にできないことが考えられます。
また、ダイエットなどによる極度な食事制限や、むくみを避けるがゆえに水分の摂取を控えることも、女性が熱中症に陥りやすい要因の一つです。
あなたは熱中症リスクが高い!?熱中症チェックリスト
屋外でスポーツをしたり、炎天下で長時間歩くなど、熱中症は屋外での行動が原因と思われがちです。
もちろん、炎天下での行動は熱中症を引き起こす直接の原因ではありますが、実は屋内や就寝中であっても熱中症の危険性は潜んでいるのです。
とくに以下のポイントに当てはまる人は、熱中症に陥ってしまう危険性を秘めている人です。
自分の生活習慣は、熱中症リスクが高いかどうかチェックしてみましょう。
- のどが乾かない限り水分はあまり摂らない
- むくみが気になるから、水分摂取は控えている。
- コーヒーなどカフェインの入った飲み物が大好き!
- 運動不足だ
- 通勤時間が長い
- 夏場、オフィス内が寒く感じる
- 置き換えダイエットなど食事制限をしている
今すぐ見直して!熱中症になっちゃう5つのNG習慣
それでは具体的に、日常生活のどのような習慣が熱中症のリスクを高めてしまうのでしょうか。
毎日の習慣の中で気をつけたいことをまとめてみました。
水分を控えるのはNG!適度な水分摂取でむくみも解消
むくみや水太りが気になるからといって水分を積極的に控える人がいます。
しかし、熱中症の主な原因は、体内の水分不足によって体温が下がりにくくなることです。
水分が不足した状態で体温が急激に上がってしまうと、汗を十分に排出することができなくなり体温が下がりにくくなります。
また極端に水分を控えることで、水分が極度に失われないように体内にがっちりと溜め込んでしまい、かえってむくみの原因にもなります。
塩分控えめもNG
汗には塩分が含まれているため、汗をかくことで塩分が失われやすくなります。
体内の塩分が不足すると筋肉がけいれんを起こすこともあるため、塩分も積極的に摂ることをお勧めします。
スポーツドリンクには、体に必要な塩分が含まれているので、熱中症のリスクが高い季節はスポーツドリンクを常用するといいかも。
最近では携帯タイプの塩なども売られているため、外出先で手軽に塩分を補給できるので便利です。
カフェイン入りの飲み物は控えて
コーヒーや紅茶、ダイエットに効果的と言われる高カテキンのお茶など、カフェイン量が多いものは利尿作用が高く脱水症状を起こすことがあります。
普段コーヒーなどを常飲している人も、汗をかきやすい朝や日中などは控えめにすることをお勧めします。
通気性のいい寝具で睡眠中も快適に
この時期、朝起きた時にすごく体が疲れていたり、頭痛や吐き気などの症状を感じる人も多いもの。
睡眠中は、知らず知らずの間に大量の汗をかきます。
季節外れの分厚い布団や厚着して寝てしまうと、体温調節が正常に行われず熱中症になりやすいのです。
季節にあった寝具で快適な睡眠を意識しましょう。
睡眠不足も熱中症の原因!
もう一つ、睡眠中に注意したいのが睡眠不足。
私たちの体は睡眠をととることで自律神経が正常に働き、疲労回復や体力の蓄積など日中のパワーの源になります。
睡眠不足によって自律神経が乱れてしまうと、体の様々な機能が低下して熱中症に陥りやすい体になってしまうのです。
いかがでしたか?
熱中症って、意外と自分には関係ないと思っている人が多いものですが、熱中症の危険はすぐそこに潜んでいます。
特に女性は、熱中症のリスクが高い人が多いので、積極的に熱中症予防に取り組みましょう。
Writer / コマツマヨ
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タグ:熱中症