インタビュアーが教える「聞き上手な人」になるたった3つの方法
ある一つのことを行うだけで、会社で良いリーダーになり、家庭内で良いパートナーになり、良いセールスマンになり、頼られる良い話し相手になれる。
そんな魔法のような方法があるなら、是非試してみたいと思いませんか?
それらを実現させるコツは魔法ではなく、“人の話を聞く” という簡単で、私たちが既に日常的に行っていることなのです。
しかし、ここでのポイントはただ人の話を聞くのではなく、話し相手がもっと話したくなるような “聞き上手な人” になることが重要な点。
聞き上手な人になることで、人間関係が円滑になり、どんな関係や仕事もより良くなるというのです。
インタビュアーであり自身の会社のCEOでもあるジム・レノルド氏は、かつてシカゴにある銀行のセールスマンでした。
当時、セールスを向上させるために参加したIBMのトレーニングプログラムで学んだことは、
ではなく、 ということだったそうです。その後、彼のセールスは一気に飛躍し、独立して起業。
今は青年実業家兼インタビュアーとして活躍しています。
そんな彼が語る、聞き上手な人になるためのたった3つの簡単な方法をご紹介します。
1. 相手の言葉をそのまま繰り返す
まずは相手の鏡になって、言葉を繰り返しましょう。
一見するとそれは、相手の話を聞いていない時にしてしまう行為のように見えます。
しかし、相手の目を見ながら相手の言葉を跳ね返すように繰り返し、最後に質問を追加すると上手くいきます。
例えば
と、相手が話したとします。この話に対してあなたは
と相手の言葉をそのまま使いながら、最後に質問を加えるのです。話し相手は自分の話を聞いてくれていると認識して嬉しくなります。
更に質問をされることで、「興味を持ってもらっている」と思い話が弾むのです。
聞き上手な人の質問は、難しいものではありません。
2. 関係のない話でも質問すること
話し相手が会話の主旨とは関係のない言葉を発したとき、あなたはその言葉を深く追求しないでしょう。
なぜなら、追求することで相手が話そうとしていた内容よりも、その関係ない内容を話すようになるからです。
あなたは
と思っていませんか?聞き上手な人になるコツは、相手に楽しく話してもらうことです。
次からは、一度会話を止めてみて、本来の話とは関係のない言葉について尋ねてみましょう。
関係のない話を尋ねることは、会話を続けるためにわざわざ質問を考える必要がなくなります。
さらに、相手に「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」ということをアピールできるのです。
すると話し相手は嬉しくなり、思わぬ情報も話してくれるかもしれませんよ。
もしあなたが誰かと立ち話をしていて、相手が永遠に話し続け「自分の話に興味がなさそうだな」と感じたときにこそ、この質問は効果を発揮します。
3. 会話中は部屋に目をやらない
TVのインタビュー番組を見ると、2人の人が向い合って5分程度自分の話をしては、会話を進めていきます。
しかし、実際の生活の中ではあまり見られない光景です。
会話中でも、夜に何を食べようか、ディナーの献立を何にするか、デスクに残っている仕事についてなど、頭の中に自然と別のことが浮かんでくるのです。
別のことを考えていると、話し相手は気付くものです。
少しでも、話に集中していないなと思われるとそれだけで信用を失うことも。
聞き上手な人になるには、頭の中に現れる別について考えず、実際に部屋の中に目をやることも止めましょう。
とにかく、相手の目を見て話に集中することです。
以上、今回は聞き上手な人になるたった3つの簡単な方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
たとえば頼み事があったり、自分が話したいことがあるとします。
そんな時はついつい一方的に自分の話だけをしてしまいがち。
下手なセールスマンというのはよく喋るものなのです。
しかし、自分のしたい話の前に相手の話をよく聞くことで信頼を築くことが大切です。
聞き上手になって相手の話をたくさん引き出したら、最後に自分の話をしましょう。
そうすることで、相手も自分の話を受け入れ、信用してくれる傾向にあります。
仕事、家庭や恋人、パーティなどの席、どんな場面にも人間関係を欠かすことはできません。
それ故に、良好な人間関係を保っていることで全てのことが好転するといっても過言ではないはず。
改善したい人間関係があれば、この3つの方法を使ってじっくり話をしてみては?
参考:inc.com
Writer / ELIE INOUE
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タグ:聞き上手