妊娠や出産にも重要だった!知っておきたい紫外線とビタミンDの必要性
毎日容赦なく降り注ぐ紫外線。
後世のために少しでも紫外線を防ごうと、ありとあらゆる方法で日焼け対策を行っていることでしょう。
家から一歩でも外に出るときは、カーディガンにアームカバー、つばの大きい帽子にサングラス。まるでどこかの美魔女のような出で立ちの女性たちを夏になると良く見かけます。
しかし、過剰な紫外線対策は、美容にも健康にもマイナスだと言うことはご存知でしょうか?
紫外線を極端に避け続けると、体内のビタミンDが欠乏し、美容や健康を妨げるほか、妊娠や出産にも影響を及ぼすと言う衝撃の事実が!
今回は、私たち女性の身体に大切な役割を果たしている紫外線とビタミンDの必要性についてお話したいと思います。
ビタミンDって私たちの身体にどんな影響があるのか
ビタミンBやビタミンCとは違い、普段あまり聞き慣れない「ビタミンD」は、体内の新しい細胞を作るのに欠かせない成分。
ビタミンDが生成されることで、新陳代謝が活発になりいつまでも若々しい肌を保つことができるほか、細胞が活性化されるので免疫力がアップすると言われています。
また、ビタミンDには血液中のカルシウム濃度を一定に保つ働きがあります。
ビタミンDが不足すると体内のカルシウム吸収力が下がり、それによって骨が弱くなる「骨粗しょう症」が発症しやすいと言われています。
カルシウムが不足するとお肌の保水機能が低下するため、乾燥やシワなどの老化現象にもつながるのです。
妊娠と出産に深いかかわりのあるビタミンD
妊娠を望んでいる女性にとって、ビタミンDは非常に重要です。
妊娠中にビタミンDが不足すると、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などの妊娠合併症にかかりやすくなるほか、未成熟な赤ちゃんが生まれやすくなると言われています。
妊娠中は胎内の赤ちゃんにどんどんカルシウムを送り込まないといけないので、赤ちゃんを健康に育てるためにも、カルシウムを吸収するビタミンDの生成が必要不可欠なのです。
また、なかなか赤ちゃんができなくて悩んでいる人も、積極的にビタミンDの生成を心がけるとよいでしょう。
ビタミンDを補うことで排卵障害の女性の排卵率が上がったことや、卵胞液中のビタミンD濃度が高い女性ほど体外受精の妊娠率が高いなど、ビタミンDは妊娠率を上げる役割を果たすと言う研究結果も。
【参考】妊娠しやすい身体づくりhttp://www.akanbou.com/mailmagazine/20130421.html
ビタミンDを補う方法は簡単!
ビタミンDを生成する方法の一つとして最も簡単なのが、太陽の光を浴びることです。
とはいえ、日焼けが気になるこの季節、紫外線を直接浴びるのは非常に勇気がいる行為です。
しかし、私たちの身体は、1日15分程度太陽の光を浴びればビタミンDを十分に補うことができます。
どうしても日焼けがいやな場合は、ほんの5分程度でもかまいません。あくまでも日焼け止めは塗らず、積極的にお肌に紫外線を浴びる機会を増やすことで、ビタミンDの生成を促すことが可能なのです。
ビタミンDの生成には太陽の光を十分浴びることが最も効果的ですが、どうしても難しい場合は、食べ物でも補うことができます。
またサプリメントなども活用し、効率よくビタミンDを摂取しましょう。
“悪者”だけじゃない、本当の紫外線の姿
いかがでしたか?
ただ厄介なだけのものと思いがちな紫外線は、私たちの身体にとって非常に重要な役割を果たしています。
紫外線に対する考え方を少しずつ改め、健康な身体づくりを心がけてみてはいかがでしょうか?
Writer / コマツマヨ
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