肌の老化はなんと25歳から!?肌の老化を防止する生活習慣とその対策
女性のお肌は何歳から老化が始まるかご存知でしょうか?
よく「25歳はお肌の曲がり角」なんて呼び方がされていますが、人によっては肌の老化はなんと20歳になった途端に始まっています!
美子スキンクリニックの小原 美子先生によると、
「25歳はお肌の曲がり角」といわれるように、個人差はありますが20歳代半ばから肌の老化は加速度的に進行します。それは、しわ・たるみ、皮膚の乾燥や非薄化(薄くなること)などのエイジングサインによって顕在化します。
20歳代になるとしわやたるみなどのエイジングサインが出てくるのは、老化のスピードが急に加速するからなんですね。
20歳代と違い10歳代の肌にハリとうるおいがあるのは、細胞の新陳代謝を促す成長ホルモンが活発に分泌されているからです。
成長ホルモンは体が完成した頃から減少が始まり、20歳代半ばになると10歳代の頃の半分程度しか分泌されず、その後の少しずつ減少していきます。
成長ホルモンの減少によって細胞の新陳代謝が遅くなり、様々なトラブルや肌の老化が目立つようになります。
美意識の高い方は20歳代から既にエイジングケアを始めていると思いますが、シミやシワの原因は年齢ばかりではなく生活習慣にもあり、化粧品だけで全ての老化原因を防げるわけではありません。
今回は、肌の老化を早めてしまう習慣や癖についてご紹介します。
当てはまる項目がないか、確認しながら読み進めてみてくださいね。
活性酸素の増える生活習慣
活性酸素とは、呼吸によって取り込まれた酸素から作られる物質です。
本来ならウイルスなどから細胞を守る働きをしているのですが、作られ過ぎると正常な細胞を傷つけて体内から老化を早めてしまいます。
お肌の老化だけでなく、 “ガン” や “生活習慣病” などの大病も活性酸素が大きな原因の一つと考えられています。
活性酸素が増えるような生活習慣には以下のようなものがあります。
ストレス
人間はストレスを感じると、ストレス耐性を高めるために “副腎皮質ホルモン” という物質が分泌されます。
この時、同時に活性酸素も発生してしまうのです。
ストレスは女性ホルモンや自律神経のバランスを崩す原因にもなり、強いストレスを受け続けるのは美容にも健康にも悪いことです。
こまめにストレスを発散したり、ストレスを忘れられるような趣味を作るようにしましょう。
女性は苦労や辛さを共感されることでストレスが和らぐ傾向があり、女子会などで思いっきり愚痴るというのもオススメです。
過度な喫煙・飲酒
煙草やお酒は生きていく上で必要がなく、体内では毒素として扱われます。
アルコールを体内で分解する時や、煙草に含まれるタールやニコチンなどの毒素から細胞を守るために、細胞に大きな負荷がかかって活性酸素が発生します。
お酒に関しては、少量であれば活性酸素を減らす働きをするのですが、女性は男性よりアルコールに耐性が弱いのでほどほどを心がけましょう。
また、タバコは受動喫煙でも喫煙しているのと同じく活性酸素が発生するので、煙草を吸わない方も他人事ではありません。
紫外線
紫外線は人体にとって有害なものです。
そのため、肌は紫外線のダメージを吸収するためのメラニンが存在するのです。
紫外線はシミの元になるだけでなく、メラニンを発生させるとともに活性酸素も発生させています。
「今日は日差しが強くないから」といって手を抜かず、しっかりと紫外線対策を行いましょう。
無茶なダイエット・栄養不足
血行不良によるくすみ・むくみ
栄養不足や栄養の偏りは血行不良も起こしがちです。
血液には酸素と栄養を運び、老廃物を吸収して排泄する役割があります。
血行不良になると肌にも栄養が届かなくなって肌トラブルが増えるだけでなく、血色が悪くなって青黒いくすみの原因にもなります。
また、血行が悪い時はリンパの流れも滞るため、顔がむくんでフェイスラインがぼやけて太ったように見えたり、頬がたるんだように見えることもあります。
ターンオーバーの乱れ
肌の元になる栄養素はお肉や豆類に多く含まれるたんぱく質、ビタミンやミネラル類はターンオーバーを促す役割をしています。
どちらが足りなくても新しい肌を作ることができず、肌が固くゴワゴワになってくすみやシワができやすくなります。
ダイエット中だからとタンパク質を必要以上に避けるのはやめ、お肉も野菜もバランスよく食べるようにしましょう。
女性ホルモンや自律神経の乱れ
女性ホルモン、自律神経などのホルモンも食事から摂取した栄養素で作られています。
過度のダイエットで必要な栄養素が不足すると、以下のような肌の老化現象が起こります。
- 女性ホルモンの乱れ
- 自律神経の乱れ
皮脂やうるおいの調整ができなくなって肌が不安定になり、乾燥によるシワや炎症によるシミができやすい。
新陳代謝が悪くなり、肌のゴワつき、くすみ、乾燥、ニキビや炎症が起こりやすくなる。
また、これらの乱れは体調不良や睡眠不足にもつながり、心身の不調からくる肌トラブルや老化の原因にもなります。
肌を摩擦している
過度なスキンケア
美意識が高く、年齢に負けない肌でいようと努力を欠かさない方が陥りがちなのが、過度なスキンケアによる肌の老化です。
化粧水、美容液、クリーム、パック、美顔器などなど、スキンケアのアイテムは色々なものがありますが、それは本当に必要でしょうか?
肌にとって必要なスキンケアをすることは大切ですが、必要のない過度なスキンケアは肌を摩擦する回数を増やすだけです。
また、スキンケアをする時に力を入れてこすったり、肌が赤くなるほど強くたたく習慣がある方も要注意。
肌の過度な摩擦は、角質層がはがれて乾燥しやすくなるだけでなく、メラノサイトを刺激してシミの元になるメラニンを生成してしまいます。
顔を触るクセ
ニキビやシワ・シミが気になって、つい触ってしまったりファンデをグリグリと塗り込んでしまうことはありませんか?
こういった刺激も摩擦による肌老化を引き起こす原因の一つです。
また、頬杖をつくクセや、髪がいつも同じ場所に触れるのも肌の負担になります。
キレイな肌を保つには、何気ない生活を見直すことが大切なのです!
肌を老化させる習慣について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
誰でも1つくらいは当てはまる項目があったと思います。
毎日のスキンケアも大切ですが、化粧品だけでは改善できない生活習慣やクセによる肌の老化も予防して、5年後10年後もキレイな肌を目指しましょう!
Writer / ニヒラユウ
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