友達がいなくなるかも!?ダイエットの落とし穴「ダイエッターズハイ」に注意!
ほぼ全ての女性にとって避けられないのが「ダイエット」です。
ダイエットと言っても体重や体型を維持するためにしている方もいれば、目標とするスタイルに近づくために食事制限や筋トレをしている方もいます。
努力して痩せて理想のスタイルを手に入れた方は本当にすごいと思いますが、ダイエットに成功した人が陥りやすい “ダイエッターズハイ” という状態はご存知でしょうか?
ダイエッターズハイになると最悪友達をなくすかもしれません。
今回はダイエッターズハイの特徴や、ハイになってしまう原因をご紹介します。
ダイエッターズハイには2つのタイプがある
ダイエッターズハイという言葉には2つの意味があります。
拒食症タイプ
ダイエッターズハイとは一般的に拒食症スレスレ、もしくはすでに拒食症になってしまっている状態をさします。
極端な食事制限をしているうちに食べないことや体重がどんどん落ちていくのが気持ちよくなって、今の自分の体形を客観的に見られなくなってしまうのです。
その幸福感が癖となり、十分痩せているのにさらに痩せようとしたり、痩せすぎて体調を壊してしまいます。
また、極度に摂取カロリーを抑え栄養不足から髪も肌もボロボロで頬がこけて手足はまるで棒きれ…。
そんな状態の自分を
と思い込んでいるのもこのタイプの特徴です。痩せ自慢タイプ
今回ご紹介するダイエッターズハイはこちらのタイプ。
理想の体重やスタイルになれたこと、周りから「痩せたね」と言われ舞い上がり、周囲への配慮がなくなってしまった状態です。
また、ダイエッターズハイは太っている人や健康的な体型の人に対して、攻撃的になるという特徴もあります。
詳しくは以下で見ていってみましょう。
痩せ自慢タイプのダイエッターズハイの特徴とは?
自分が成功したダイエット体験談を自慢したがる
ダイエットには大なり小なり我慢や努力が必要です。
特に大幅なダイエットをした方や、元々太りやすい体質でものすごい努力をして痩せた方は、自分のダイエット体験談を自慢したがる傾向があります。
どんな食事制限をしたとか、毎日ジムで運動したとか、エステにいくら使っただとか。
また、ダイエット自慢をしたがるタイプは自分がいかに痩せたかを一方的に話してくる傾向もあります。
- 「見て!ウエストがこんなにスリムなの!」
- 「私の足、あのモデルと同じ細さなの!」
こんなこと言われても反応に困っちゃいますよね。
最初のうちは「すごいね!」と返せても、顔を合わせる度に自慢されるとちょっとムッとしませんか?
その他にも、みんなで食事を楽しんでいる時に
と言いだしたり、 と断られて場の空気が悪くなったという方もいましいた。太っている人をバカにする
ダイエッターズハイになると一番厄介なのが「他の人をバカにすること」!
どこからどう見ても痩せすぎなほど痩せていると、見るからに太っている人やぽっちゃりさんはもちろん、標準体型で太っているわけではない人にまで攻撃的になり暴言をはいてしまうのです。
- 「あの人、あんな体形でよく外が歩けるよね」
- 「痩せられないって自己管理ができないだけでしょ?」
- 「痩せたいって言いながら高カロリーなもの食べてるんだから痩せられるわけないじゃない!」
などなど、心の中で見下していることもあれば、実際に口に出して非難することもあります。
太っている人の前ではこういった嫌味の言動をしなくて雰囲気から馬鹿にしているのが伝わったり、痩せている人は仲間だと思って太っている人への愚痴を大っぴらにしていたり…。
結果、他の人から「あの人は痩せたら嫌な性格になったね」と影で言われている可能性もあります。
こういった言動が原因で友達が離れていったという方もいるので、自分が痩せられたからと言って太っている人へ辛辣な言葉を言うのはほどほどにしましょう。
また、友達に向かって「ダイエットしなよ」と無理にすすめるケースも。
ダイエットは時間や経済的な余裕がないとできないですし、やる気や体調のタイミングもあるのでちゃんとダイエットを続けられるかは人それぞれなんですよね。
そういった個人的な事情を考えず
と思い込むのがダイエッターズハイの特徴です。露出の多い服を着たがる
ダイエットして体が引き締まったからミニスカートや水着に挑戦したくなったという経験がある女性は多いですよね。
理想のスタイルを手に入れてうれしくて、今までは着られなかった服を着て出かけたくなる気持ちはよくわかります。
ただ、その服装は年齢や “TPO” に合ったものでしょうか?
若いうちは「痩せて良かったね!」で済みますが、ある程度の年齢になるとTPOを考えない露出が高すぎる服はみっともないと思われます。
また、体重ばかり気にしていると筋肉がなくて皮膚がたるみ、細いけれどシワシワのおばあちゃんのような体形になっていることも…。
本人は「痩せてキレイになった」と思っているかもしれませんが、周りからは「病気かな…?」「細すぎて怖い」と心配されている可能性もあります。
若い時は肌にハリがあるので体重を重視したダイエットでも、皮膚がたるむことはめったにありません。
しかし、年齢を重ねると急激なダイエットによって手足やお腹の皮がたるみやすくなります。
アラフォーを超えたら少しふっくらしているくらいが上品に見えるという意見もあるので、痩せすぎには注意したいですね。
モテ自慢をしたがる
女性は痩せると周りから色々言われますよね。
「キレイになった」と言われたり、男性から声をかけられる回数が増えたり、痩せた途端に告白されたという体験談も少なくありません。
いくつになってもモテるのはうれしいですが、それをいちいち自慢すると周囲から「うざい」と思われてしまいます。
モテるようになってもあまり自慢はしない方が良さそうです。
ダイエッターズハイの原因
ダイエッターズハイになる心理は人それぞれですが、大体は以下のような理由だと考えられています。
周りから痩せたことを褒められるから
ダイエットに成功すると「痩せたね」「キレイになったね」と痩せたことを褒められる他に、男性から声をかけられることも増えるので、気づかないうちに舞い上がってしまうのも原因の一つです。
ダイエッターズハイに陥る方は、ものすごく努力して今のスタイルを手に入れたという方がほとんどです。
自分でも努力したという自信がある上に、周囲から褒められたら有頂天になるのも気持ちはわかりますよね。
努力すれば痩せることを知っているから
太っている人に対して「自己管理ができていない」「自分に甘い」など辛辣な言葉を浴びせるのは、努力すれば痩せられることを知っているからでもあります。
これって自分も太っていた経験がないとわからない感情ですよね。
傾向を見るとのんびり自分のペースで緩やかにダイエットに取り組んだり、楽しくダイエットができたという方はあまりこういった気持ちにはなりくいようです。
どちらかというと辛いダイエットを経験した方が、努力もせず食べたいものを食べている方に対して厳しい言葉を投げつけているように感じました。
体形を維持するために常に努力しているから
また、痩せた今も体形を維持するために食べたいものを我慢したり、ジム通いを続けているような女性も太っている女性に対して辛辣です。
これに関しては、食べたいものが食べられないストレスや、無理な食事制限の栄養失調からくるイライラでは?という指摘もありました。
確かに自分が我慢している時に目の前で思いっきり食べている人がいたらイライラする気持ちもわかりますが、それに対して
と思うのは完全に八つ当たりですよね。ここで紹介したものは、ダイエッターズハイになっている自覚がある方の体験談も交えています。
「自分が努力して痩せたのに、太っているのを気にせずおいしそうに食べている姿が許せない」という複雑な本音も聞かせてもらいました。
ダイエットするかどうかは個人の自由ですし、体質や薬の副作用でがんばっても痩せられないという方もいます。
また、自分が痩せられた方法や同じだけの努力で、他の人も同じように痩せられるとは限りませんよね。
ダイエットに成功したら誰でもうれしくなるのは一緒です。
でも、ダイエッターズハイにはならないように気を付けましょうね!
Writer / ニヒラユウ
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タグ:ダイエッターズハイ