手は顔よりも年齢が出る!?手の老化を防いで若々しく保つアンチエイジングケア
皆さんは「手のアンチエイジング」はされていますか?
スキンケアやシミ・シワの予防というとどうしても顔のことばかり考えてしまいますが、年齢が隠せないと言われているのは手と首なのです!
特に水仕事などで酷使されやすい女性の手は、自分で思っている以上に年齢が出やすい傾向があります。
お顔のアンチエイジングはしていても手のアンチエイジングはしていないという方も多く、放っておくと顔はツルツルなのに手はシワシワ状態になる可能性が…。
そこで今回は忘れられがちな手のアンチエイジングについて、どんなお手入れをすれば良いのかご紹介します!
まずは手に年齢が出やすい様々な理由から見てみましょう。
顔よりも手に年齢が出やすい3つの理由
手を酷使して乾燥させてしまうから
お料理や家のお掃除など、水に触れると手はどんどん乾燥していきます。
水と水はくっつく性質がありそのままにしておくと、元々あった水分まで一緒に蒸発してしまうのです。
水以外にも、手を乾燥させる様々な原因があります。
- お湯や洗剤
お湯や洗剤には油を溶かす働きがあり、水分の蒸発を防いでくれる皮脂などの油分を奪います。
油落ちの良い食器用洗剤は使い勝手が良いですが、それだけ手からも多くの油分を奪っているのです!
- アルコールやエタノール
消毒や殺菌に使うアルコールやエタノールは揮発性が高く、皮膚内の水分を蒸発させてしまいます。
また、皮脂などの油分を分解する働きもあります。
さっぱりした使用感が好きな方やテカりが気になる肌質の方にはオススメですが、乾燥をケアしたい時はできるだけ避けが方が良いです。
- 書類や段ボールなどの紙類
事務職の女性は多いと思いますが、紙も水分や油分を奪うのはご存知でしたか?
油取り紙で皮脂が取れるのと同じように紙類も乾燥の原因になるので、頻繁に紙を扱う方は気を付けましょう。
手のケアにはハンドクリームだけ使う
手のケアと言えばやっぱりハンドクリームですよね。
特に意識していなくても、ハンドクリームだけは使っている方は多いのではないでしょうか?
ハンドクリームやボディミルクは油分を補う効果は十分でも、水分を補う効果はあまり高くありません。
油分には水分を蒸発から防ぐ効果はあってもうるおいを与える効果はないので、ハンドクリームだけでは保湿は不十分なのです。
手の紫外線対策はさぼりがちになりやすい
日焼け止めは1度塗れば夜まで効果があるものではなく、きちんと紫外線をカットするには2~3時間ごとに塗り直すことが大切です。
特に手はトイレなどで手を洗った時などに取れてしまうので、腕や足以上にこまめな塗り直しが必要です。
紫外線を浴びると日焼けしたりシミの原因になる上に、コラーゲンを破壊する “光老化(ひかりろうか)” というトラブルを引き起こしてシワやたるみにつながります。
手を乾燥から守る3つの基本
1. 朝晩はお顔と一緒に化粧水で水分補給を!
上に書いたように、ハンドクリームだけでは水分補給ができないので、手のお手入れも顔と同じように化粧水・乳液でお手入れするのが一番です。
手は乾燥しやすいので、できれば日中もこまめに化粧水で水分補給ができれば良いのですが、現実的には厳しいですよね。
そこで、せめて朝晩は顔と一緒に化粧水・乳液でお手入れすることをおすすめします。
乾燥がひどい時は寝る前にたっぷり保湿をしてから綿の手袋をすると、翌朝にはぷるぷるの手になっていますよ。
2. 水仕事をする時はゴム手袋でガード!
お湯や洗剤による乾燥を防ぐには、できるだけゴム手袋をつけて水仕事をするようにしましょう。
ゴムの質感が好きじゃなかったり、手にゴムのニオイが付くのが嫌な時や、ゴム手袋の下に綿の手袋をするのがおすすめです。
3. 紫外線対策は徹底的に!
最近の研究では、皮膚のたるみやシワは紫外線による “光老化” が原因の70%以上だと考えられています。
手は顔と同じく常に出ている部分なので、手の紫外線対策は顔と同じレベルで徹底的に行いましょう!
手は酷使されることが多くこまめな塗り直しも必要となるので、ウォータープルーフ効果の有無やSPFが高いものよりも、低刺激のものを選ぶようにしましょう。
日焼け止めを塗り直している時間がない方はUVカット効果のある手袋を使うのがおすすめです。
手袋を選ぶ時に大切なのが、できるだけ黒い色で透け感がないものを選ぶということ。
紫外線は可視光線なので光が通らないものほど紫外線カット効果が高いのです。
もし日焼けしてしまった時はアフターケアが重要!
日焼けした時は以下のような肌の状態によって異なるケアをしましょう。
- 日焼けすると赤みが出るタイプの肌
赤みが出たりヒリヒリしているのは軽い火傷や炎症を起こしている状態なので、まずは冷やて赤みとほてりを取り除きます。
赤みがおさまった後も肌は普段よりデリケートな状態なのでしっかり保湿してあげてください。
- 日焼けするとすぐ黒くなるタイプの肌
肌が紫外線を吸収しやすいので、しっかりとケアをしなければシミを作りやすいのです。
赤みの出る肌のように炎症は起こしていませんが、肌がデリケートになっているので普段よりしっかり保湿ケアをしましょう。
また、シミを作らないためにも抗酸化作用の高いバナナやカボチャなどを食べることをおすすめします。
ハンドクリームも手の荒れ方に合わせて選ぼう!
手を乾燥から守るために欠かせないのが、日中もこまめにハンドクリームを塗り直すということ!
これをしているだけでも手を老化から守ることができます。
ここでは手荒れのタイプ別に、どんな成分が配合されているハンドクリームを選べば効果的かをご紹介します。
肌がカサつく方は保湿成分に注目!

画像出典:rakuten.co.jp
肌がカサつく乾燥肌や敏感肌の原因は、肌の角質がはがれすぎて保水することが出来なくなってきているからです。
保湿効果の高い成分を使い、手に潤いを持たせつつ本来の肌の保水力を取り戻しましょう。
オリーブオイルをそのまま手のケアに使う方が最も効果的です。
オリーブオイルは無添加のもので、エキストラバージンオイルを使用してください。
しかし、オリーブオイルを直接手に塗ることに抵抗のある方には、オリーブ成分が含まれているハンドクリームをおススメします。
- オリーブオイルなどの美容オイルやシアバターなど
高い保湿効果とともに抗酸化作用があり、アンチエイジングも期待できる成分です。
また、化学成分の入っていないオーガニック製品が多く、もともと肌の弱い方にもおすすめです。
- ヒアルロン酸、コラーゲン、スクワラン、セラミドなど
化粧水や乳液に配合されていることも多い、おなじみの美容成分です。
肌に浸透すれば内側からうるおいを与えて、表面にとどまれば水分の蒸発を防いでくれます。
肌ゴワゴワするなら尿素配合がおすすめ!

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肌を触ってゴワゴワ・ザラザラとして感じがあるなら、尿素配合のハンドクリームがおすすめです。
尿素には皮膚の元であるタンパク質のつながりを溶かす働きがあり、硬く分厚くなった角質を柔らかくしてツルツルの肌にしてくれます。
さらに、尿素は皮膚への浸透性が高く、皮膚の中で水分をしっかりつかんで離さない保湿効果もあります。
かかとのざらつき解消にも役立ちます。
ただし、尿素はヒリヒリした刺激やかゆみを感じるという方も多く、敏感肌の方はテスターなどで試してから購入することをおすすめします。
ひび割れやあかぎれにはビタミン配合のものを!

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ビタミンはハンドクリームに使われることも多い成分です。
ひび割れやあかぎれに効果が期待できるビタミンとその具体的な効果をご紹介しますね。
- ビタミンA 皮膚は粘膜を強くしてくれる
- ビタミンB群 皮膚の再生を促す
- ビタミンE 血行を促進して栄養素をすみずみまで運び肌を健康にする
ビタミンA、Eには高い抗酸化作用もあり、アンチエイジングにもおすすめのビタミンです。
アンチエイジングには抗酸化作用の高いものを選ぶ!

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アンチエイジングと言えば欠かせないのが “抗酸化作用” です。
抗酸化作用とは、細胞を老化させる大きな原因である細胞の酸化を食い止めてくれる働きのこと。
高い抗酸化作用のある成分は以下のようなものがあります。
- ビタミンA、C、E
- 大豆イソフラボンなどのポリフェノール
- 美容オイル(オリーブオイルやホホバオイル)
大豆イソフラボンはアレルギー原因の1つとなっているので、事前にアレルギー検査を受けてから使用してください。
手がひどく荒れている時はできるだけ低刺激のものを!

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水もしみるようなひどい荒れ具合の時はできるだけ肌に負担をかけない低刺激のものを選びましょう。
目安として合成香料・合成着色料を使っていないものをおすすめします。
香りや色が付いているものでも精油などの天然香料や、植物由来の着色料ならOKです。
ただ、アレルギー体質の方は天然成分でもトラブルが起こる可能性があるので、あまり使わない方がベターです。
アレルギー体質で肌に合うハンドクリームが見つからなかったり、今まで使っていたハンドクリームに刺激を感じた時は “白色ワセリン” がおすすめです。
白色ワセリンは安全性の高い保湿剤で、皮膚科でも保湿剤や軟膏のベースとして使われています。
また、ミネラルオイルも刺激を感じやすい時はおすすめです。
手のお手入れ方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
意外と見落としがちな手のお手入れをしていると、数年後には同年代の女性との差がはっきりしてきます。
「あの人、顔は綺麗だけど手は年が隠せないわね」なんて言われないように、顔のお手入れだけでなく手もきちんとお手入れしてあげましょう!
Writer / ニヒラユウ
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