自然災害に備えよう!いざという時に必要な女性のための防災グッズと災害時の心得
記録的豪雨による被害や火山の噴火、台風、地震、土砂災害など、日本各地で何かと災害が多い昨今。
東日本大震災を機に防災に関心を持つ人も増えたが、実際の所まだまだ日本の防災意識は高いとは言えないのが現状です。
災害が起きた時、自分や家族を守るにはどうすればいいのか?女性だからこそ準備・対策しておきたい防災グッズにはどんなものがあるの?
そこで今回は、いざという時のために備えておきたい防災グッズと災害時の心得をご紹介しましょう。
「今まで大丈夫だったから」災害時に避難しなかった人たちの本音とは
災害時、建物に取り残された人の報道を見ていると「もっと早く逃げればいいのに」などと思ったことはありませんか?
目の前に危険が迫れば誰しもが安全な場所に逃げるものですが、実際は危険な状態に遭遇するまで多くの人が「避難しなかった」ということが明らかに。
ある番組が、居住地域が洪水に見舞われた人たちに行ったインタビューの結果をご紹介しましょう。
- 「近所の人が避難していなかったので、自分だけ避難することができなかった」(40代女性・主婦)
- 「雨や風の音で防災無線が聞こえなかった」(70代女性・無職)
- 「災害が起きた場所と離れているため、自宅まで被害があるとは思わなかった」(50代女性・主婦)
- 「30年住んでいて、今まで災害が起きたことがなかったから」(40代男性・会社員)
実際にテレビなどで地域に被害が起きていることを知っていても
など、災害に対して危機管理の甘さや安全に対する過信が被害を広げてしまいかねないよう。災害が起きた時、あなたなら早期に安全な場所に逃げることができるでしょうか?
防災グッズと避難グッズは違う!女性だからこそ揃えておきたい防災グッズ
いざ災害に見舞われた際に役立つような防災グッズの準備や、数日分の食事の用意など、最低限の対策を行っておくことが必要です。
しかし、多くの人が間違いやすいのが
という考え。この二つは似ているようで全くの別物と考える必要があります。
災害時にとる行動は、避難することだけではありません。
自宅に閉じ込められて外に出られない、周りのお店がすべて閉まっていて食料や必要なものが買い足せないないなど、災害時といっても様々な状況が想定されます。
ここでは防災グッズは自宅に備蓄しておくべきもの、緊急時に持ち出せるものに分けてご紹介していきましょう。
緊急時に必要なものを厳選するのが “避難グッズ”
緊急時は、大きなものは持ち出せないのが現状。
荷物が大きすぎて避難が困難になることも考えられるので、避難グッズは最小限のものだけを揃えましょう。
リュックやナップサックなど背中に背負うことができるタイプのカバンなら、両手が空くので避難の邪魔にならず、小さいお子さんやペットを抱えて逃げることもできます。
- 水、食料(チョコや菓子類などかさばらないもの)
- プラコップ(お皿の代わりにも)
- サランラップ(断水時に食器に敷く、食料の保存など)
- 大判タオル(毛布や枕の代わり、お腹の冷え防止にも)
- ウエットティッシュ(乾かせばティッシュ代わりにも)
- 不透明のゴミ袋(カバンの代わり、避難所での目隠し、シートの代わりになります)
- 生理用ナプキン(生理時以外にも下着の汚れを防止できる)
- ライター
- リップクリーム
- カイロ
- 紙おむつ
- 離乳食
- 頭痛薬、整腸剤等
- 防犯ブザー
ライフラインが数日間寸断されることを想定して、防災グッズを準備

商品詳細:rakuten.co.jp
避難グッズにプラスして、備えておきたい防災グッズ。
数日間自宅に取り残された場合を想定して、食料や水を多めに用意しておくとベスト。
水は2リットルペットボトルを1ケース程度、食料はカレーやシチューなどのレトルト食品を家族の人数×数日分備えておきましょう。
他にも、燃焼時間の長いろうそくやポケットカイロも数日分用意しておくと安心です。
お風呂に入れないことを想定して、夏場の暑い時期に活躍する汗拭きシートなども常備しておくと○。
たとえ自宅が無事でも、電気や水道などのライフラインがいつまでストップするか想定できない災害時。
水を使用しないといけないカップ麺や、トラベル用シャンプーなどは意味をなさないことも覚えておきましょう。
災害時の治安悪化に備えて防犯ブザーも用意しよう

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災害時は、どこも混乱した状態で私たちを守ってくれている警察や防犯カメラなどは通常と同じようには機能しません。
そのため、治安が悪化し窃盗、暴行、強姦などの被害が多発します。
実際、災害時の夜に一人でトイレに行こうとした女性が、痴漢の被害に遭っています。
いつもの住み慣れた町でも油断せず、自分の身は自分で守る必要があるのです。
もしもの時のために防犯ブザーを用意しておけば、犯罪の被害に遭うのを防ぐことができます。
命さえ助かれば…では準備不足!知っておきたい災害時の心得とは
実際に災害時に避難した経験を持つ人の中には、
と話します。避難所が開設されていても、地域によって施設や備品などに差があり、物資が不足して十分な生活が行えない場合も。
また、災害時は混乱しているからこそいつもの防犯対策が機能せず、犯罪が増加しやすい傾向にあります。
特に女性や子供たちは被害に遭う可能性もあるので注意が必要です。
「数日間電気や水道が通らない」「自宅に戻ることができない」「犯罪に遭う可能性が高くなる」など、想定外のことが起きるのが災害時だと心得て。
土地の形状によって、山や海、川が遠くても被害が出ることはあります。
自分の住む地域がどのような地形であるかを今一度知っておくことが大切。
ほんの数年、数十年住んでいるだけで「今まで何もなかった」と過信することが最も危険です。
いざというと機に手遅れにならないよう、早めの避難を心がけましょう。
Writer / コマツマヨ
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タグ:防災