自虐風自慢はうざい!自虐に見せかけて自慢話をする人の心理や対処法
皆さんは、最近ネット上で広まっている “自虐風自慢” という新しいタイプの自慢話をご存知でしょうか?
自虐風自慢は、その頭文字をとってネットスラング(ネット上の略語)では「JJ」とも言われているそうです。
自虐風自慢は普通の自慢話より面倒くさくてイライラすると言われています。
そこまで言われる自虐風自慢とは一体どんなものなのか?自虐風自慢をする心理や対処法と合わせて詳しくご紹介します!
「自虐風自慢」は自虐を装った自慢話のこと!
自虐風自慢とは、自分に非があるように自信を責めながら、さりげなく自慢話をすることです。
- 「またナンパされた!私ってそんなに軽い女に見えるのかな…」
- 「最近太っちゃってウエストが60cmもあるの。これってヤバいよね?痩せなきゃ」
- 「また学生と間違われちゃった~。もうアラサーなのにいつになったら大人っぽく見られるんだろう」
- 「彼氏がデートの度に高価なプレゼントをくれるんだけど、私のためにそんなにお金使って大丈夫なのかな…」
などなど、一見すると不安や悩みがあるように見えますが、「これってもしかして自慢?」と思えるようなところが自虐風自慢の特徴です。
イラッとするのはどうして?
自虐風自慢をされた時、モヤモヤした気持ちになるものの、モヤモヤの正体がわからなくてさらに不快に感じた経験のある方も多いにではないでしょうか?
正体がわからないマイナスの感情って気持ち悪いですよね。
ここでは、自虐風自慢に対してどうしてイライラしたりモヤモヤしてしまうのか、その理由をご紹介します。
「自虐風自慢」にイライラしてしまう理由
正直うらやましい!
例えば、自分よりも明らかに細くてスタイルのいい女性が「太ってるから痩せなきゃヤバい」と言ったり、誰もが認めるほどモテているのに「全然モテない」or「男性からアプローチされすぎて困っている」などの愚痴や不満を話す周りに人はいませんか?
人にわざわざ話すなんてズルい・悪賢いと思う反面、正直なところちょっとうらやましく、嫉妬してしまう時もありますよね。
コンプレックス・劣等感を刺激される
自虐風自慢で多いのが、以下の3つです。
- スタイルや顔などの容姿に関するもの
- 男性からモテる、高価なものを買ってもらったという話
- お金に関するもの(家柄、ブランド品、住んでいる場所など)
こういったものは劣等感や悩みを持っている方もはたくさんいらっしゃいます。
そのため、ちょうどものすごく悩んでいる時に自虐風の自慢話をされると、コンプレックスが刺激されて、大多数の人が嫌な気持ちになりやすいのです。
あからさまな自慢なら適当にあしらえても、自虐風自慢だと本当に困っている可能性もあって対応に困り、考えれば考えるほど余計にコンプレックスを感じてしまうこともあります。
褒めないといけないのが苦痛
自虐風でもそうでなくても、自慢話がどうして苦痛に感じるのかというと、相手の話に対して褒め言葉を返さないといけないからです。
自慢だとわかっているのに「そんなの大したことないよ」と言うと感じが悪いし、周りに人がいればこちらの方が「空気読めよ」という無言の圧力をかけられることも…。
自虐風自慢の場合、ただでさえイラッとするのに対応を投げやりにできず、褒めないと雰囲気が悪くなるから余計にイライラしちゃうんですよね~。
本当に困っているのか判断できない
個人的に、自虐風自慢をされた時にモヤモヤする一番大きな原因だと感じているのがこれです。
自虐風自慢はまるで本当に困っているかのような言い方をするので、真剣に悩んでいるのか、ただののろけ話や姑息な自慢なのか判断が難しいのです。
そんな風に感じて後から落ち込むことも多いんですよね。
なんでわざわざ自虐っぽく自慢をする心理は?
彼女たちは「自慢」がウザイことを知っている
自虐風自慢をする女性は、一般的に自慢がウザイと思われるのを知っています。
だからこそ、あえて自虐を混ぜてオブラートに包んだような自慢をするのです。
ある意味では、空気が読めているというか、賢くてあざとい部分があるのかもしれません。
実は自慢するほどの自信がない
自虐風自慢をする時は、自慢したいけれどそこまで大したことでもないし、あからさまに自慢をする自信がないから自虐を混ぜるというパターンもあるようです。
自虐されるとついつい「そんなことないよ」と返してしまいますよね。
そうやって自虐部分を否定してもらうことで、自分が自慢したいことを遠回しに肯定してほしいのです。
無意識にやっている
日本人は謙虚で、自分を下げるへりくだった話し方をする傾向が強いです。
本来なら、謙虚な話し方とは自分を下げて相手を上げるために使う方法です。
しかし、自虐風自慢の場合は、自虐によって自分を下げて相手から否定してもらうことで自身を上げてもらうという、なんとも面倒くさいことになってしまうんですよね。
でも、小さな頃から謙虚に話す癖がついていると、無意識の内に自虐・自嘲を混ぜた自慢になってしまうというタイプもいるようです。
自虐風自慢を聞きたくない時の対処法
自虐風自慢も1度や2度なら笑って受け流せても、何度も続いたり会う度に似たような話をされると、うんざりして「もう嫌!聞きたくない!」という方もいるでしょう。
そんな時、どうすれば切り抜けられるのか、おすすめの対処法を4つお願いします。
1. とにかくほめちぎる!
自虐風自慢をしてきた相手との関係を壊したくない場合や、上司などが相手で失礼な答えができない時は、とにかくほめちぎっていい気分になってもらいましょう!
自虐をしていても結局はほめられたいのが自虐風自慢なので、「そんなことないですよ!すごいですよ!」とほめてしまえば相手は満足してくれます。
もしかしたら、ほめた後に自慢話が続く可能性もありますが、ちょっとだけ我慢して自慢話を聞いてからサクッと他の話題に変えましょう。
一旦は褒めて気分が良くなっていれば、全く違う話に変えてもそれほど悪い印象は持たれないので、どうしても避けられない自虐風自慢の時はとりあえずほめて気分をよくしてしまうのが一番の方法です。
2. 自分の話に持っていく
自虐風自慢をされた時、褒めるのも嫌だけど感じの悪い返し方をしたくない場合におすすめなのが、自分の話にすり替えてしまう方法です。
この方法のポイントは、自慢部分ではなく自虐部分に乗っかるというところ。
例えば「最近太っちゃって」という話なら、「私も最近体型が気になるんだよね~。ジムに通ってみようかと思ってて…」と自分の話に持っていってしまうのです。
ただし、相手の話に乗っかって自分の話ばかりするのは「話題泥棒」などと呼ばれて嫌われる話し方の一つなので、使い過ぎには注意してくださいね。
3. 本気で心配をするフリをする
自虐風自慢には、その名の通り自虐が含まれています。
その自虐部分に対して本気で心配するフリをし、自慢部分には全く触れないようにするのがこの方法です。
例えば「彼氏が高価なプレゼントをたくさんくれるけど、こんなにお金を使っていて心配」なんて自虐風自慢には、「お金の使い方が荒いタイプのかな…貯金してるか心配だよね…」と返せば自慢に大して「うらやましい!」という反応をしなくて済みます。
5. あえて自慢をし返す
自虐風自慢をされたら、あえて自分の自慢話を返すというのも自虐風自慢を封じる方法の一つです。
ただ、自虐しつつも本当はうらやましがられたいタイプにこれをやると、ムッとされて関係が悪くなってしまう可能性もあるので、仲良くしたい相手にはあまりおすすめできません。
また、周りに人がいる場所でやると自慢したがりなタイプだと思われたり、自虐風自慢と並んで嫌われる ”マウンティング女子” だと思われることもあります。
自虐風自慢に自慢で応戦するなら、時と場所を選びましょう。
自虐風自慢について心理や対処法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
もし自虐風自慢をされてどうしたらいいか困った時は、ご紹介した方法を試してみてくださいね。
自虐風自慢は上手にやり過ごしましょう!
Writer / ニヒラユウ
にほんブログ村
タグ:自虐風自慢