東京タラレバ娘に学ぶ!アラサー女子が結婚できない理由と改善点
アラサーにもなると、周りは結婚・出産ブーム。
次々と幸せになっていく同世代の女性を見たり、親や友達からの「結婚しないの?彼氏作らないの?」という言葉に焦りを感じている方も多いのではないでしょうか?
そんな迷えるアラサー女子から色々な意味で絶賛されている “東京タラレバ娘” から、結婚したいのにできないアラサー女子が改善すべきところを学んでみましょう!
「東京タラレバ娘」って何?

商品詳細:rakuten.co.jp
“東京タラレバ娘” とは、“海月姫” “かくかくしかじか” などの人気作品の作者でもある、東村アキコさんが現在連載されている作品のひとつ。
アラサー(33歳)・未婚・彼氏なしと三拍子そろった倫子・香・小雪の3人の女性の仕事や恋愛の模様を描きつつ、アラサー女子が結婚できない理由や原因を鋭く指摘するというものです。
かわいらしいイラストとコミカルな作風、アラサー女子なら誰でも共感できるような展開に「あるある!」と、うなずきながら楽しく読むことができます。
と思いきや、時折とんでもなく突き刺さる言葉が出てきて思わず「痛い痛い!!」と叫びそうになります。
実際に、東京タラレバ娘を読んだ女子たちはこんな感想をTwitterでつぶやいています。
東京タラレバ娘(いまのところ4巻まで)がほんとちょいちょい刺さりまくって怖い。ぼんやり感じていたことを全部言葉にしてまとめられた感じ。エスパーなのか。
— ゆかり (@yukaritennis) 2016, 1月 13
タラレバ読んで一人で泣いてる痛い。これは痛い。頭痛いしフラフラする
— みゆ (@rock_m6) 2016, 1月 26
きのう東京タラレバ娘3巻まで読んだ。面白いのに怖い。刺さる。ホラーかよ。結婚って何だろう
— ごす (@agexxx) 2015, 12月 30
あまりのリアリティにホラー漫画とまで言われる「東京タラレバ娘」から学べるものとは、一体何なのでしょうか?
結婚したいアラサー女子が改善すべきところとは?
~たら、~ればを使わない
作品のタイトルにもなっている「タラレバ」は、
- 「もしも私が痩せてキレイになっ “タラ” 素敵な男性が現れるはず」
- 「あの時、プロポーズしてくれた男性と結婚してい “レバ” 今頃は…」
そんな、何の根拠もないことを話しては、現実逃避することを指しています。
確かに、タラレバ話ばかりしていたって何の解決にもならないし、現状が改善するわけでもないんですよね。
そんなことはとっくにわかってるけど、タラレバ話で希望を持ちたい時だってあるし、慰められたい時だってあります。
歳を取るにつれて実際に行動するよりも、こんなタラレバ話ばかりしているな~と気付いて、同じアラサー女子としてはグサッと刺さる指摘でした…。
女子会に浸り過ぎない
東京タラレバ娘の中では、ことあるごとに3人で集まる女子会を開催し、その中で色々なことを愚痴ったり相談したりしています。
女性にとってこんな場面はよくあることですが、タラレバ娘たちの悪いところは、いつものメンバーで集まって自分たちにとって都合が良い妄想で、勝手に盛り上がったり落ち込んだりするところ。
気心の知れた女友達との女子会は楽しいし落ち着くけれど、そこで安心してしまったら新しい出会いなんて見つからないし、だんだん他の場所へ飛びだしていくのが億劫になったり、臆病になってしまいます。
きちんと相手と話し合う
倫子は趣味の合う素敵な男性からアプローチされ、結婚を前提に付きあうことになります。
しかし、その男性はちょっと強引なところがあって倫子は小さな違和感を持ちつつ、
という気持ちで一生懸命相手の男性に合わせようと努力するのですが、どうしても違和感をぬぐえずに結局別れてしまいます。この展開で気になるのが、倫子は一度も相手に自分の気持ちや考えを伝えて話し合わずに、自己完結して一方的に別れを切り出すところです。
大人になると自分の気持ちを伝えるのが面倒になったり、どうしても譲れない部分も増えてくるけど、ちゃんと話し合って理解し合うことって大切ですよね。
無駄な恋愛をしない
倫子の女子会仲間である香と小雪は、ストーリーが進む中で不毛な恋愛に落ちてしまいます。
香はたまたま元彼を再開するのですが、元彼には若くて美人の彼女がいます。
でも、元彼の甘い言葉に誘われてずるずると浮気相手(セカンド)の立場に…。
一方の小雪は、父と切り盛りする居酒屋に客として来た既婚男性と不倫関係になってしまいます。
どちらも倫理的に許されることではないけれど、それ以上に既に33歳の香と小雪には、無駄な恋愛なんかしている時間がないのです。
アラサー女子としては認めたくない事実ですが、恋愛も結婚も若い女の子の方が有利。
婚活パーティーや結婚相談所では、35歳以上の女性は年齢だけでナシと判断されるのは有名な話ですし、厚生労働省の調査では35歳以上の女性の成婚率は1割程度という結果も出ています。
男性のいいようにもてあそばれる浮気相手や、不倫相手をやっている時間はもう残されていません。
王子様を待たない、自分から行動する
倫子たち3人の女性は「2020年の東京オリンピックまでには結婚したい!」と口をそろえていますが、婚活や恋活など具体的なことはせずに女子会を開いては「もしいい人がい “レバ” 」「その人のことが好きになれ “タラ” 」とタラレバ話ばかり。
女性なら誰だって少女漫画のような恋愛を夢見て、王子様を待ちたいと思う気持ちがあると思いますが、私たちが生きているのは現実の世界で、アラサー女子はもう「女の子」でも「お姫様」でもないのです。
結婚したいのなら少女漫画のように、さっそうと現れてさらって行ってくれる王子様を待つのではなく、勇気を出して自分から行動しないといけないのです。
「東京タラレバ娘」は読むのが辛いけど学べることがたくさんある
私自身、女の子と大人の女性の挟間でグワングワン揺さぶられている真っ只中にいるアラサーの1人です。
作中では、未婚アラサー女子を1人残らず抹殺したいんじゃないかと思うほど、辛辣な意見が飛び交っています。
しかし、もう大人になってしまった私たちが誰にも指摘してもらえないデリケートな部分にも、バッサバッサと斬り込んでくれのが痛いけれど気持ちよくて、読んだ後はなぜかスッキリして前向きになれる不思議な作品です。
登場人物と自分自身と重ね合わせて読んでみると、共感できることや学べることがたくさんあります。
「仕事も恋愛も、このままでいいのかな」そんな風にちょっと悩んだり落ち込んだりした時は、東京タラレバ娘を読んで何かを学ぶもよし、同じような境遇の倫子たちに共感するもよし、ちょっとした息抜きにしてみてはいかがでしょうか?
Writer / ニヒラユウ
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タグ:アラサー