ライフスタイル- LIFE STYLE -

友人からの「お金貸して」は断ろう!お金を貸す5つのデメリット

同僚や友人に突然「10円ある?」と聞かれると、ついお財布を覗いてしまいますよね。

ただ、もしそのまま「10円くらい、いっか」と安易にお金を貸してしまっているのなら要注意!

なぜなら、あなたのその行動は「デメリットだけ」を生み出しているから。

今回は、そんなお金を貸すことで生まれるデメリットを5つご紹介します。

1. あなたに「ただの便利な人」というレッテルが貼られ、より利用されやすくなる

お金を貸すことで「協力してあげている」「助けてあげている」という気持ちになる人も多いようですが、残念なことに借りている本人はあなたのことをそうは思っていません。

なぜなら、数円であってもあなたが1度でもお金を貸せば、「親切にしてくれた」というより「あなた=便利屋」のイメージがただついてしまうだけだから。

たとえお金以外のことであっても彼らがあなたを頼るのは、「便利屋を上手く利用して楽したい」という自己中心的な思いからなのです。

道具のように利用されないためにも、安易にお金を貸してはいけません。

2. お金を貸したことや金額を忘れられてしまう

私の友人であるAさんは数円単位でお金を借りるのですが、彼女が別の友人から借りた総額は数千円にも上っていました。

しかし、お金を貸した本人が「数千円になってる!」と訴えても、借りた本人であるAさんは「そんなにはいっていない!数円しか借りていない!」と激怒し、返金すること自体も拒否。

「何この子、最低」と思うかもしれませんが、実は人は他人にしたこと(親切など良いこと)は覚えていても、他人にされたことは忘れてしまう生き物。

そのため、Aさんが借りたお金の総額を忘れるのも、ある意味仕方のないことなのです。

3. 悪口を言われたりされて、返金を求めにくくなる

先ほどのAさんの続きですが、お金を返して!と言い続けた友人に対し、Aさんは「たった数円だよ?ありえない!」「会う度『昨日の10円』とか言ってきて悪徳金融並みにしつこい!」と周りに悪口を言って回っていました。

そのせいで、友人は徐々に返金を求められなくなってしまったのです。

実際、お金を貸した人の多くが、この友人のように「返金を求めたら、悪口を言われてしまった」「貸した私も悪いんだ…」と思い込んでしまい、返金を求めにくくなってしまいます。

ですが、人は悪口を言われている人よりも、悪口を言っている方を嫌う傾向があります。

Aさんの場合も、周りの人はAさんに対して「10円くらい自分で払え」「さっさと金返せばいいのに」とだけ思っていたので、貸した人に悪口を言われても気にする必要はありません。

4. お金を貸した方が罪悪感を抱いてしまう

友人ははじめ、お金を借りに来たAさんに対し「お金がなくプライドを捨ててまで人に借りようとする女性」というイメージを抱いていました。

しかしお金を貸した途端、今度はそのAさんに「お金を返して!」と言わなければならない立場になったことで、自分の価値まで下がったように感じ自信を無くしてしまったのです。

お金を貸りた人よりも貸した人の方が立場が低くなるのは不思議かもしれませんが、「返して」と相手にお願いしている立場はやはり弱くなってしまうのです。

また、自信を無くしたことで、返金を求めることに対し「お金のない人に返金を求めるなんて」「返すって言ってたから、催促なんてしない方がいいのかな」「さすがにご両親や友人の前で返してって言うのは可哀想かな」などと罪悪感を抱いてしまう方も。

そして、返金してもらえなくても何も言えず、泣き寝入りしてしまうケースが多いのです。

5. 返金までに時間と労力がかかる上、返金される保証がない

数円であっても数万円であっても、友人や同僚から借りたお金は返金されにくいもの。

その主な理由が、

  1. 借用書など貸し借りの証拠がないこと
  2. 貸すことを強要されてないこと

の2つです。

つまり、いくら弁護士や警察など誰かに相談しようが、結局「自分の意思好意で貸した上に、貸借りの証拠がないのなら当人同士で話し合ってね」と言われてしまうだけなのです。

もちろん、場合によっては法的に返金を求めることもできるようですが、時間と労力は相当かかるため、ほとんどが返金を諦めてしまうそう。

Aさんの場合、貸した友人がレシートや彼女との連絡のやり取りをまとめたものを、共通の友人の前でどーんと出されたことで返金せざるを得なくなり、返金と同時に二人の関係は終わりました。


いかがでしたか?

利子・利息が付くわけでもないので、恋人であっても友人であっても、家族であってもお金の貸し借りで生まれるメリットはありません。

10円、数千円だとしてもお金はお金です。ちりも積もれば山となるように、気が付けば大きな金額を貸している可能性もあります。

もし、何度もお金の要求をしてくるのであれば、その友達とは早めに縁を切った方がいいかもしれません。

その友達は、あなたのことを「ただの便利な人型ATM」としか見ていない可能性があるからです。

貸さないストレスは、お金を貸した後のストレスに比べれば断然可愛いものですし、金銭的なダメージもありませんよ。

どうしても断れず、お金を貸す時は「明日には返してね」などと言って、なるべく早めに、確実に回収するようにしましょう。

返済期間が延びるほど、返してもらえる確率は低くなります。

Writer / 雪乃 にほんブログ村 美容ブログ 女子力アップへ
にほんブログ村