ダイエットのはずが体重増!繰り返すリバウンドの原因とダイエットに失敗しやすい人の特徴
ダイエットに挑戦するたびに、
など、リバウンドに悩んでいませんか?リバウンドとは、ダイエットで一時的には減量に成功したのに、ダイエットをやめた途端、元に戻ったり前以上に増えてしまうこと。
実はダイエット挑戦者のうち約6割が、その後リバウンドを経験するというデータがあるほどなのです。
一体どんなことがリバウンドの原因になってしまうのでしょうか?
リバウンドの原因とメカニズムを知れば、リバウンドしやすい間違ったダイエット方法が見えてくるのです。
今回は、リバウンドの原因と、ダイエットに失敗しやすい人に共通する特徴をご紹介します。
リバウンドのメカニズム
リバウンドはなぜ起こるのでしょうか?
実は、リバウンドが起こるメカニズムを知れば、リバウンドしやすいダイエット方法がおのずと見えてくるのです!
ホメオスタシス
ホメオスタシスとは「生体恒常性」とも呼ばれる体を健康な状態に保つはたらきのこと。
例えば、気温が低くなったらエネルギーを使って体温を上げ、暑くなったら発汗して体温を下げるのもホメオスタシスのはたらきです。
ダイエットとの関連で言うと、体が栄養不足になった時にホメオスタシスが発動し、少ないエネルギーで生命維持をするようにはたらきます。
食事制限をして始めは順調に減量できていたのに、ある日をさかいに体重が減らなくなる現象を「ダイエットの停滞期」といいますよね。
これこそホメオスタシスによる生命維持によるもの。
この停滞期でダイエットが嫌になり、普段の食事量に戻してしまうと、一気に体重が増えてリバウンドが起こるのです。
リバウンドしやすい悪いダイエット4つ
リバウンドのメカニズム、いかがでしたでしょうか?
ホメオスタシスが発動しないようにダイエットをすることが、リバウンドを防いでダイエットを成功させる秘訣!
ここからは、ホメオスタシスが発動しやすい「悪いダイエット例」を4つご紹介します。
1. 急に始めるダイエット
「思い立ったら吉日」とは言いますが、ダイエットの場合、思いつきたその日にすぐ始めるのは危険。
何の計画もなく突然食事を減らしたり、やみくもに運動をしても、三日坊主になること間違い無し!
急な食事制限に体が驚いてホメオスタシスが起こりますし、これまで何の運動もしていなかった人が突然ジョギングなど始めても、怪我をしてダイエットから遠のくだけです。
ダイエットを成功させるには、ある程度長期的な計画と、入念な準備が必要なのです。
最低でも、これくらいは下準備をしましょう。
- 目標を明確にする。
数字よりも「この服を着られるようになる」「この女優さんみたいな体型になる」という目標の方がモチベーションが上がります。 - 現状の食生活や生活リズムを把握するため、記録をつける
- たまたまTVで見たダイエット方法など一時的なブームに乗らず、自分に合ったダイエット方法をじっくり探す。
2. 急激な食事制限をするダイエット
最もホメオスタシスが発動しやすいダイエットが食事制限ダイエットです。
ダイエットには食事制限が有効なことは確かですが、あまりに急激な食事制限はNG。
早く減量効果があらわれる反面、ホメオスタシスによる停滞期は必ず訪れます。
食事制限を取り入れる場合は、始めから大幅に量を減らすのではなく、徐々に減らして体に急激な変化を起こさないようにしましょう。
3. ◯◯しか食べないダイエット
TVなどで「この食材がダイエットにいい!」と聞くと、簡単にダイエットできそうでついつい飛びついてしまいますよね。
しかし、いくらダイエットに効果的な食材だからといって、それしか食べない「◯◯だけダイエット」は良くありません。
栄養が偏ればホメオスタシスが発動しますし、なにより「◯◯だけ」はすぐに飽きてしまいますよね。
結局少し体重が減ったところで辞めてしまい、反動でリバウンドすること間違い無しです。
4. ◯◯抜きダイエット
前述の「◯◯だけ」と同じく、「◯◯抜き」も危険なダイエット方法。
特に、近年ブームになっている「炭水化物抜きダイエット」や「糖質制限ダイエット」はエネルギーを減らすので、ホメオスタシスを引き起こします。
炭水化物抜きによって糖質が足りなくなると、危機感を感じた体は代わりにタンパク質を燃焼させます。
タンパク質は髪や爪、肌など体をつくる成分ですので、これが生命維持にまわされると体はボロボロになっていき、「美しく痩せる」という目標からは遠ざかってしまうのです。
タンパク質が減ると筋肉も減ってしまいますので、脂肪が燃焼されにくくなり、痩せにくい体になります。
「炭水化物抜き」「糖質制限」は言葉だけが一人歩きして「ご飯を食べなければいい!」といった簡単なイメージがありますよね。
しかし実際には、専門的な知識と栄養バランスが必要な難易度の高いダイエットであることを覚えておきましょう。
ダイエットに失敗しやすい生活習慣5つ
ホメオスタシスによるリバウンド以外にも、ダイエットに失敗しやすい人には共通点があります。
生活習慣や体質の観点から、ダイエット失敗の原因を探ってみましょう。
1. 不安解消のために食べ過ぎてしまう
不安になったり一人でいることに耐えられない女性は、その不安定な気持ちを落ち着かせるために「食べること」で現実逃避しようとしてしまいます。
確かに、噛んで唾液を出すと “レプチン” という満腹中枢を刺激するホルモンが分泌され、お腹が満たされたと感じることでストレス緩和や心のケアにもなると言われています。
しかし、不安になる度に食べ過ぎていると満腹感が鈍ってしまい、しまいにはストレス解消などの効果が全く得られなくなってしまうことも。
「食欲がおさまらない」「口寂しい」「今食べておかないと…」と気持ちが落ち着かない時は、何かを口に入れる前に一度深呼吸して心を落ち着かせましょう。
最初は食べるのを我慢することにイライラしますが、3日ほど経てば体が慣れ過剰な間食なしでも大丈夫になりますよ。
2. 便秘になりがちで栄養がうまく吸収されない
便秘がちになると、本来栄養を吸収するはずの腸が上手く働かず「あれ?栄養が体に足りない」と脳が飢餓状態だと勘違いしてしまいます。
栄養が上手く吸収できないのに食欲を増幅させてしまったり、溜まった排出物が体に巡ってしまい肌荒れやストレスになってしまうこともあります。
また、栄養を上手く吸収できず不要物や老廃物が体から排出されない状態では、どんなにダイエットを頑張っても効果はでませんし、逆に便秘を悪化させてしまうことも!
夜寝る前にシャワーだけでなくお風呂に浸かって体を温めたり、オリーブオイルやリンゴなどの食物繊維と水分が豊富な食材を摂取するだけでも便秘改善の効果が見込めます。
腸内環境を整えるだけでも肌荒れやむくみが改善し、ダイエットの効果も上がるので、ダイエットの前に便秘を治しましょう!
3. 早寝早起きができず新陳代謝が衰える
早寝早起きしないと、生活リズムがバラバラになりやすく、また新陳代謝や回復力も衰えるため体調悪化や肌荒れもしやすくなります。
仕事の関係でどうしても夜遅くになってしまうのは仕方ありませんが、飲み会などの人付き合いやTV鑑賞、携帯をぼーっとしていて夜寝るのが遅くなるなどの睡眠不足の原因は改善できる点です。
早起きをして太陽を浴びるだけでも体内時計が正され、本来の体内活動(内臓機能)が上がりダイエット効果をより高めてくれますよ。
以前、睡眠不足の原因と改善方法の記事でご紹介した睡眠不足の対処法を参考にして、より良い眠りを手に入れましょう!
4. 猫背になりやすくお腹に脂肪が溜まりやすい
プロ指導によるダイエットの場合、最初に猫背を指摘されることがあるそう。
猫背になると当然姿勢が悪くなるため、内臓の位置もズレて下っ腹が出た状態や、胸が小さい・形が悪いなどのトラブルも出てきます。
肩甲骨周りをしっかりとストレッチしたり、普段の歩き方を気を付けるだけでも猫背だけでなく肩こりや顔のむくみも改善されます。
ただし、猫背にも「首が前に出ているタイプ」「肩が内側に入ってしまうタイプ」「背中が曲がっているタイプ」「骨盤が前傾してお尻が引っ込んでいるタイプ」など種類があります。
まずは自分がどの猫背のタイプに当てはまるかチェックしてみて。
5. ダイエット中に自制できず自分に甘い
ダイエットを失敗したり、リバウンドを繰り返す女性の多くは、部屋が汚く片付けられないタイプ。
部屋が汚いとなぜダイエットが失敗するのか?その理由は、汚部屋が「自分をコントロールできない」象徴だから。
「あとでやろう」「今日はいっか」「今度まとめて…」と自分を甘やかし、上手くコントロールできないため、部屋はどんどん汚くなってしまいます。
すると、ダイエット中でも「今だけ」「少しだけなら」と自制できず、つい自分を甘やかしてしまうのです。
ダイエット失敗やリバウンドは身体的な原因だけでなく、甘えなどの精神的な原因も大きいのです。
逆に部屋が片付いていると、今やるべきことが制限されハッキリとわかるので「筋トレしようと思ったけど、部屋片付けないとスペースない」なんて言い訳して逃げることもなくなります。
いかがでしたか?
これまでダイエットのたびにリバウンドを繰り返してきた人は、思い当たることがあったのではないでしょうか。
しかし、原因がわかった今なら、あなたのダイエットは今まで以上に効果が出やすくなりますよ。
リバウンドを防止して、理想の美しい体型を手に入れましょう!
Writer / 雪乃
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タグ:リバウンド