シートパック(シートマスク)で美肌効果を高めるコツと効果的な正しい使い方
大事なイベントやデートの前日は、必ずシートパックをするという女性は多いですよね。
美容成分がたっぷり染み込んだシートパックやシートマスク(美容マスク)を使うと、普段のスキンケアでは得られないような美肌効果をたくさん得ることができます。
普段通りの使い方でも十分美肌効果はあるのですが、ちょっとしたコツやテクニックを使うだけでシートパックの効果をグッと高めることができることは知っていましたか?
逆に、美肌効果を高めるためにやっていた使い方が、実はシートパックの効果を半減させているケースもあります。
そこで今回は、シートパック(シートマスク)を使う前に覚えておきたい、正しい使い方と間違った使い方をご紹介します。
シートパック(シートマスク)の正しい使い方
1. クレンジング、洗顔、化粧水の後に使う
シートパックを使う時は、必ずクレンジングでメイクを落とし、洗顔料で余分な皮脂や毛穴の汚れを取り除いて、化粧水で肌を整えてから使いましょう。
余分な皮脂やメイク汚れが残ったままで使うと、せっかくの美容成分が弾かれて浸透しなくなってしまいます。
また、洗顔後や入浴後の何も付けていない肌にシートパックをする方が美容成分の浸透が良いような気がしますが、シートパックは美容液のようなものなので化粧水で肌を整えてから使う方が浸透力もよく、本来の効果を発揮しやすくなります。
2. 入浴後、または蒸しタオルをした後に使う
お風呂にゆっくりつかると、肌が温まって毛穴が開きます。
毛穴が開いているということは、それだけ美容成分の浸透率も高くなるということ!
さらに、ゆっくりと半身浴をして汗をかいておくと、毛穴から老廃物を排出することができ、シートパックの美容成分の浸透率はさらに高くなります。
全身を温めてくれる入浴時が一番ですが、お風呂が難しい時は水をしぼったタオルをレンジで温めて、蒸しタオルにしても十分効果があります。
お風呂上がりは化粧水の後に、蒸しタオルを使う時は洗顔 ⇒ 化粧水 ⇒ 蒸しタオルの後にシートパックを使ってくださいね。
3. 目元や口元は乳液やクリームを塗っておく
目元専用、口元専用のシートパックではなく、顔全体をおおうタイプのシートパックでは、目元や口元を全ておおうことができません。
一般的に、シートパックを乗せておく時間は5~15分ほど。
目元や口元はただでさえ乾燥しやすく、化粧水だけしか付けずに放置されると小じわやほうれい線が目立ちやすくなってしまいます。
そのため、シートパックを乗せる前に乳液やクリームを塗って保湿しておくことをおすすめします。
4. シートパックを取った後は美容液をなじませる
時間がたって、シートパックを取った後も大切!
たっぷりひたひたに美容液を含んでいるパックだと、パックを取った後も肌の上に美容液が残っていることがあります。
そのまま放っておかずに、手で軽くおさえて美容液をしっかり顔肌になじませてあげましょう。
シートパックの方にも美容液が残っている時は、シートをギュッとしぼって美容液を手に取り、それも残さず顔からデコルテにかけてなじませましょう。
手でしっかりなじませることで美容成分が肌の奥まで入っていき、パックをしただけの時よりももちもちプルプルの肌になるので試してみてくださいね。
5. 仕上げはクリームでフタを!
シートパックをした後は美容成分で肌がすごくうるおっているから、乳液やクリームが必要ないように思いますよね。
しかし、シートパックは美容液と変わらないため、仕上げに乳液やクリームでフタをしてあげないと、せっかく浸透させた水分も美容成分も蒸発してしまいます。
シートパックをした後も乳液やクリームなどは忘れずに付けるようにしましょう。
シートパックの効果を高めるひと手間
保湿力を高めたい時は、シートマスクの上からラップでおおうのがおすすめです。
ラップが美容成分や水分の蒸発を防いでくれて、シートパックの保湿力を高めてくれます。
また、ラップをすることで、自分の肌の熱がシートに伝わって蒸気で毛穴が開きやすくなり、美容成分が浸透しやすくなる効果も。
目や鼻がおおわれないように、切り込みを入れるのを忘れずに!
シートパック(シートマスク)の間違った使い方
1. 目安時間を超えて使う
一般的に、シートパックの使用時間の目安は5~10分、または10~15分ほど。
製品によっては20分以上肌の乗せておいても大丈夫なものもありますが、どのシートパックも裏面などに記載されている使用目安の時間は必ず守るようにしてください。
シートパックの美容成分をしっかり吸収するために目安時間を過ぎても顔に乗せたままにする方がいますが、時間がたつごとに水分や美容成分が蒸発してしまうので、長時間乗せていたからといって効果が高まることはありません。
それどころか、シートが乾燥するまで放置していると、せっかく肌に浸透した美容成分や肌が元々蓄えていた水分まで蒸発してしまい、シートパックをする前より乾燥してしまう可能性も。
さらに、乾燥したシートパックが肌に張り付き、取る時に皮膚をはがして肌を痛めてしまうこともあるので、目安時間を超えて使わないようにしましょう。
2. お風呂に入りながら使わない
お風呂に入ると温まって毛穴が開き浸透率がアップすると聞くと、
と思ってしまいますが、お風呂に入っている時は汗と一緒に老廃物を排出している時間です。そこでシートパックを使っても、吸収される美容成分はごくわずかで、ほとんどは汗などと一緒に排出されてしまい、シートパックの効果はほとんど得られません。
ただ、お風呂に入りながら使うことを前提に作られているシートパックなら問題ありません。
半身浴をしながらシートパックがしたい時は、お風呂に入りながら使えるタイプのパックを使うようにしましょう。
3. 毎日続けて使わない
美容成分たっぷりで保湿効果や美白効果などがたくさんあるシートパックを毎日使えば肌のためになると思いたくなりますが、実際はそうでもありません。
あまりにも栄養たっぷりのスキンケアをすると、自らうるおう努力をしなくても補ってもらえると思って肌がなまけるようになってしまったり、シートパックのの繊維が刺激になって肌トラブルを起こす可能性もあるのです。
何事もほどほどが大切ということですね。
シートパックは週に1~2度を目安に、スペシャルケアとして利用するようにしましょう。
シートパックの正しい使い方と間違った使い方をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今まで知らなかった正しい使い方や、知らず知らずのうちにやっていた間違った使い方もあったと思います。
これからはシートパックの正しい使い方や、効果を高める一手間を実践して、シートパックが持つ美容効果を余すことなく実感してくださいね。
Writer / ニヒラユウ
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タグ:保湿