初めての方でも分かる飲みやすいワインの選び方!初心者におすすめのワインとは?
映画やドラマなどでワインを飲んでいる姿が出てくるとドラマチックで大人の雰囲気を感じる人もいるのではないでしょうか。
ワインを飲むことに憧れを感じる人もいるかもしれませんね。
しかし、
という悩みをよく耳にします。そこで今回は、まだワインに慣れていない人でも飲みやすいワインの種類や、ワインの基本的な知識についてお教えします。
「興味はあるけど飲んだことがない」という人はぜひご覧くださいね。
初心者にはスティルワインとスパークリングワインがおすすめ
ワインには、大きく分けて4つの種類があります。
発泡していない “スティルワイン”、発砲している “スパークリングワイン”、アルコールを後入れした “フォーティファイドワイン”、最後にハーブなどを加えた “フレーバーワイン” です。
フォーティファイドワインはアルコール度数が高いこと、フレーバーワインはワイン本来の味というよりもカクテル的に使われることが多いことからここでは除外します。
初心者さんに勧めたいのは、「スティルワイン」と「スパークリングワイン」です。
スティルワイン
スティルワインは、私たちが「ワイン」と聞いて真っ先に思い浮かぶタイプのものです。
赤ワインや白ワイン、ロゼワインにアイスワインがこちらに分類されます。
このなかで、アイスワインだけ系統が違います。こちらは非常に甘く、シロップにも似た味わいを持っているため食事には適しません。
スティルワインのなかで飲みやすいのは白ワイン、もしくはロゼワインです。
白ワインは赤ワインに比べてえぐみや渋みが少なく、お酒を飲み慣れていない人でも飲むことができるでしょう。味にバリエーションがあるのも嬉しいポイント。
ロゼワインは、ピンクの色が美しいワインです。
ロゼワインを作る手法はさまざまですが、いずれの場合にせよ、それほど強い渋みを持つものではありません。
きれいなその色合いから、ロゼワインは食前酒としてもぴったりです。
スパークリングワイン
スパークリングワインも初心者におすすめです。
スパークリングワインは「泡のでるワイン」の総称で、“シャンパン” もそこに含まれます。
ただ、「シャンパン」と名乗ることが許されるのはごく一部の地方で作られたものだけです。
しかしながら、「シャンパン」以外のスパークリングワインが、必ずしもシャンパンに劣るわけではありません。
スパークリングワインは、泡のきめ細やかなものから荒いもの、味も甘口のものから辛口のものまであります。
スパークリングワインというと白がイメージされますが、現在は赤のスパークリングワインや、ロゼのスパークリングワインも出ています。
飲みやすいのは泡が細かく、かつある程度辛口のものでしょう。
今回は、一般的に取り上げられることが多い「スティルワイン」を中心により詳しくお話していきます。
白ワイン選びに迷ったらシャルドネ
商品詳細:シャブリ
ワインの出来にはブドウの品種が大きくかかわってきます。
しかし初心者さんの場合、
ということもあるでしょう。よく「初心者向きだ」と言われるブドウ “シャルドネ” は、実は選ぶのが非常に難しい品種でもあります。
なぜかというと、シャルドネというブドウは産地や気候によって、その表情が大きく変わるからです。
涼しい地方では柑橘系の香りをまといますし、比較的温暖な気候のときには桃などのような風味をまといます。
非常に気温が高いところで育てられた場合は、南国の果実にも似た香りをまとうという特徴があります。
ただ、どの地方の品でもそれほど嫌味な味には仕上がらないので、迷った場合はシャルドネを選んでもよいでしょう。
甘い味が好きな場合は、「ミュスカ・ブラン」というブドウ品種のワインを選びます。
果実らしい風味を感じることができ、ほんのりと甘く、女性によく好まれる味です。
もう一つ挙げたいのが、白ワインのなかでもとてもポピュラーな「ソーヴィニヨン・ブラン」。
とてもさわやかな風味を持っており、新鮮な風合いを感じさせます。比較的安価なワインにも使われており、買いやすいのも魅力です。
白ワインはそれほど難しいものはありませんが、香りが強くでることの多い「ヴィオニエ」などは避けた方が無難です。
赤ワイン選びは慎重に
上では、「赤ワインは少し難しい」としました。しかし、「ワインと言えばやはり赤ワインのイメージ」という人も多いでしょう。
そんな人のために、赤ワインでも飲みやすい品種をお教えします。
メルロー
商品詳細:メルロー
「メルロー」は “タンニン” と呼ばれるワイン独特の渋みがそれほど多くなく、飲みやすい味に仕上がっています。
アメリカなどでよく使われている品種であり、すっと飲み下せて喉越しがよいのが特徴です。
個人的に、メルローは赤ワインのなかでもっとも飲みやすい品種だと思います。
ピノ・ノワール
商品詳細:ピノ・ノワール
初心者用のブドウとしてよく取り上げられるのが、「ピノ・ノワール」。これはとても有名なブドウです。
ただ、「初心者用」と言い切るには、少しばかり難易度が高いワインでもあります。
なぜかというと、ピノ・ノワールは生産地によって味や香り、風味などが変わりやすいから。
ニュージーランドのピノ・ノワールは評判が高いので、ニュージーランドのものを選べるのならばオススメです。
カベルネ・ソーヴィニヨン
商品詳細:メルロー
赤ワインの代表格である「カベルネ・ソーヴィニヨン」はさまざまなところで目にしますが、とても本格的なワインです。
こちらは少し選び方が難しいので、避けた方が無難です。
また、あくまで個人的な意見ですが、「シラー(シラーズ)」はえぐみや渋みが強く出がちなので、上級者向けだと言えます。
第三国ワインがねらい目!
というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、2015年の日本国内のワインの売り上げをみたとき、フランスワインは2位です。
フランスワインを抜いたのは、なんとチリワイン!
チリなどの第三国はワインの値段が安いのに品質が高いものが多く、「コストパフォーマンス」という点から考えれば、間違いなくフランスワインの上を行きます。
フランスと同じ価格帯のワインなら、チリなどの第三国を選んだ方がよいでしょう。
まとめると、初心者さんにおすすめのワインは、
- 白ワイン(もしくはスパークリング)
- ブドウはシャルドネ、ミュスカ・ブラン、ソーヴィニヨン・ブランのいずれか
- チリなどの第三国ワイン
という3項目が揃っているものになります。
赤ワインの場合は、飲みやすさがあるメルローがおすすめです。
どれか一本だけ選びたい!ということであれば、迷うことなく、「モンテス・アルファ・シャルドネ」を選んでください。
2,000円程度のテーブルワインですが、どの年も非常に出来が良く、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。
ワインが身近にある生活、ぜひ楽しんでみてください。
Writer / 鍋谷萌子
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タグ:ワイン