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パンプスやサンダルの靴擦れはインソールで予防!ヒールを美しく履くための靴擦れ対策

これからの季節は素敵なパンプスやサンダルが沢山発売される時期。足元が変わると気分もウキウキしますよね。

でも、新しい靴を買ったはいいものの、すぐ靴擦れしてしまって気分が台無しになってしまったことありませんか?

一度痛くなってしまうだけで、デザインがいくらかわいくても次回履くのには勇気が要りますよね。

今回はそんな痛い靴擦れを予防する方法を紹介していきます。

足は “第二の心臓” とも呼ばれている大事な器官

「所詮靴擦れでしょ?」と思ったあなた!靴擦れも侮ってはいけません。

実は靴擦れが病気の原因となってしまうこともあるんです!

例えば靴擦れした足をかばって歩くことで膝・腰に負担がかかり腰痛を引き起こしたり、傷口から菌が入り高熱や足のしびれ、ひどいときには組織が壊死してしまったりという例も報告されています。

足が “第二の心臓” と呼ばれる所以は、足は心臓から最も遠いところにあるため、歩くことで筋肉を動かし血液の流れを促している重要な役目を担っているから。

日本では近代までヒールを履くことがなかった為、足についてまだまだ軽視しがちですがアメリカでは「眼科」・「耳鼻科」などと並んで「足科」という科があるくらい足の重要性については幅広く認識されています。

所詮靴擦れと思わず、足を大切にすることが全身の健康にもつながっていくんですね。

足の痛くならないパンプス

最近は、日本でも足の重要性が見直されてきていて、足の健康を意識したグッズが数多く発売されているんです。

例えば、足の痛くならないパンプス。

色んな企業から発売されていて、有名どころで言えば、アシックやワコール、百貨店のマルイ、伊勢丹などが開発に取り組んでいます。

常に高いヒールで踊るperfumeさんと伊勢丹のコラボパンプスや、働く女性とコラボした商品などもあるんですよ!

アシックス ワコール マルイ
アシックス1 ワコール1 マルイ
伊勢丹 大丸松坂屋
伊勢丹 大丸

こういった商品は一体どこにこだわっているのか?

やわらかい素材を使っていたり、ヒールの安定性はもちろんなのですが、やはりなんといってもインソールにこだわっているブランドがほとんどなんです!

ただ、こういった靴を買うのは手っ取り早いんですが、今持っているお気に入りのパンプスやサンダルをどうにかしたいという方もいらっしゃいますよね。

自分で靴擦れ予防するならインソールを使おう!

靴の修理屋さんに持っていくと靴の素材を柔軟にしてくれたりもしますが、自分で手軽に靴擦れを予防できるという点でオススメなのが、後入れ式の「インソール」なんです!

「インソール」というのは靴と足を仲立ちする中敷のこと。

市販の靴にあらかじめ組み込まれているタイプのものもありますが、ここでは後から入れるタイプのものを活用した対策法をご紹介します。

普通のスニーカーはもちろん、ヒールのあるパンプスやサンダルにも合うインソールが発売されていて、うまく使うことで痛~い靴擦れを予防できるんですよ。

では早速インソールで靴擦れを予防する方法について説明していきます。

靴擦れの原因と対策法を一緒に学んでいきましょう!

靴擦れの原因その1 足と靴のサイズのズレ

靴擦れは、足と靴のサイズのズレによって摩擦が繰り返されることが原因の一つとなっています。

靴を選ぶ場合23cm、24.5cmなどの足の長さ(足長)を基準に選んでいる人が多いようですが、足の長さだけではなく、「足囲(そくい)」を気にしたことがある方はどのくらいいるでしょう。

「足囲」とは親指と小指の付け根を通って1周した長さのこと。

なんとなく試着してみて、ぴったりだなと判断することはあっても、きっちり測ったことはないという方がほとんどなのではないでしょうか。

一般に流通している靴はあくまでも既定のサイズであって、一人ひとりの足の形にぴったり合うというわけではないんです。

同じブランドの靴で足長が一緒でも、足囲はバラバラなんてこともよくあること。

自分のサイズや足の特徴をしっかり把握して靴を選ぶことが大事なんです。

サイズ

(引用画像:足と靴と健康協議会

このようにサイズは細かく分かれています。

でも「そこまで気にしていられない!」とか「サイズは合わないけどかわいいから履きたい!」

なんてときには、ぜひインソールを活用してください。

インソールには、つま先やかかと、土踏まずに敷く部分的なタイプや全体に敷くタイプなど様々なものがあるので靴擦れのタイプに合わせて装着します。

かかとの靴擦れ予防

これは足長、足囲のサイズ違いやかかとが小さかったりする人に見られます。

かかとがパカパカしてしまう人は要注意。

ヒールのある靴はしっかりフィットしていないと、どうしても前に滑ってかかと部分が擦れてしまうんです。

これには “前滑り防止用のインソール” がオススメです。

全体に敷くタイプのもの、つま先のみの部分的なものが売られています。

前すべりストッパー ジェルハーフ・インソール フットソリューション インソールカバー
インソール1 インソール2 インソール3 インソール4

それでもかかとが擦れてしまうという場合は、“かかとの後ろ部分につけるパッド” はいかがでしょうか。

ジェル・ヒール・シールド マイフィット靴脱げ対策 ストラップ保護 バックベルトクリア
インソール5 インソール6 インソール7 インソール8

親指・小指、足の甲の靴擦れ予防

これは靴側の足長、足囲のサイズ大きく足が前に滑っているパターンと、逆にサイズが小さく圧迫されてしまっているパターンが考えられます。

前者の場合は、先ほども挙げた “前滑り防止用のインソール” を使ってください。

後者の、サイズが小さいという場合はあたる部分にピンポイントで靴の内側に貼れる “部分用のパッド” を試してみるといいでしょう。

ジェル・スポット・クッション スポットパッド マイフィット足ゆびクッション
インソール9 インソール10 インソール11

最近では先の尖ったポインテッドトゥが流行っているので、指がきつきつという方には “指と指の間に貼るパッド” なんてものもありますよ。

他にも鼻緒がついたタイプのサンダルや下駄を履く場合の “トング用パッド” もあります。

靴擦れ・まめ保護ジェルパッド 靴擦れ防止トングカバー トングプレミアムミニ
インソール12 インソール13 インソール14

インソールを入れてしまうとどうしても窮屈になってしまいがちですが、これだけ小さいものだとあまり窮屈にならずに済むのではないでしょうか。

自分なりにうまく位置をずらして調整することが大事です。

足首の靴擦れ予防

足首はくるぶしなど誰しも骨が出っ張っているもの。

これは靴の製造側が想定しているくるぶしの高さと、履いている人のくるぶしの高さのミスマッチが原因です。

もう一度言いますが、足の形なんて人それぞれなので合わないなんて当たり前なのです!

このお悩みには、“かかと用インソール” をオススメしています。

かかとに高さを出すことでくるぶしの高さを変えてあげるんですね。

ステイビル ヒール枕 ヒールアップサポート
インソール15 インソール16 インソール17

くるぶしの高さを少し変えてあげることが目的なので、厚さはそこまでなくても大丈夫です。

パンプスだとかかとの浅いものも多いので、カパカパしてしまわないよう厚さには注意してください。

かかとに貼り付けるパッドと併用してもいいかもしれないですね。

靴擦れ予防策 番外編

インソールではないのですが、足と靴のサイズのズレで靴擦れしてしまった場合は、絆創膏を貼ったりするのも一つの予防策です。

他にも、ワセリンベビーパウダーを皮膚に塗ったり、靴の内側にロウを塗ったりして摩擦を減らすこともできます。

ただ、靴の硬さによってはそれだけでは太刀打ちできない場合もあるため、ここではインソールをオススメしています。

一般の絆創膏ではなく、靴擦れ専用の絆創膏も発売されているのでそれを利用してもいいかもしれないですね!

インソールと同様、クッション性があるものが多く、靴擦れから足を保護してくれます。

キズパワーパッド 靴ずれ専用絆創膏
絆創膏1 絆創膏2

さて、足と靴のズレを防ぐインソールだけでもいろんな種類がありましたね。

でもインソールというと、どうしても高そうなイメージがありませんか?

やはり自分の足にあわせたオーダーメイドとなると1万円以上するところも多いのは事実です。

しかしここで紹介している後入れのインソールは、1,000円くらいでも買えてしまうのがほとんど。

最近では100円ショップでもインソールの品揃えが豊富にあるんですよ!

100円のものだと値段も安いので、手軽に使えそうですよね。

美脚モデルで有名な菜々緒さんもブログで紹介するくらい100円ショップのインソールを愛用しているんです。

菜々緒

(引用画像:菜々緒 オフィシャルブログ

プロのモデルの方でもやっぱり足の悩みを抱えているんですね。

そんなモデルさんといえば、ファッションショーではキレイにランウェイを歩いている姿が印象的ですが、実は歩き方も靴擦れの原因の一つなんです。

靴擦れの原因その2 歩き方

足の外側ばかりに靴擦れができたり、靴底の磨り減り方が左右で違っていたりする方は要注意。

歩き方にクセがあることも靴擦れの原因の一つです。

正しく歩くことで靴擦れを防げる可能性があります。

正しい歩き方をするには以下の2つのポイントが大事です。

  • 「足の内側の筋肉を意識すること」
  • 「重心を前でなくからだの中心(体軸)からぶらさないこと」

また、ヒールの場合ですと普通の靴とは違い、膝を伸ばした状態でつま先とかかとを同時に下ろすのが正しい歩き方となります。

ただ歩き方については理解はできても、長年のクセになってしまっている人もいるのでそう簡単に直せるものじゃないのが現実です。

そこでインソールの出番です。インソールには歩き方を矯正するようなものもあるんですよ。

正しい歩き方に直していくことで、靴擦れの予防につながります。

インソールでO脚改善

変な歩き方といえば真っ先に思いつくのがO脚

悩んでいる人もきっと多いのではないでしょうか。

確かにO脚というと外側に重心がかかっていて靴擦れもしやすそうですよね。

一口にO脚といっても、ひざ下のO脚、ひざと股関節の進んだO脚、XO脚という3種類があるんですが、O脚治療の第一人者である笠原巌先生は、どのタイプでも「歩くときの『足裏バランス』が重要」と言っています。

O脚の人は足裏が不安定で、指を踏ん張ってまっすぐに歩くことができず、足先が外方向へ流れてしまってねじれた歩行となってしまっています。

つまり「足裏バランス」が悪いんですね。

o脚

引用画像:カサハラ式下半身ダイエット

そのバランスを解消するグッズとして、テーピングやコルセットなどが笠原先生のサイト上で挙げられていますが、その中ではインソールも紹介されています。

免震インソール 足つぼ天国インソール
インソール18 インソール19

歩くときの衝撃を吸収したり、足裏の筋肉を鍛えたりすることで「足裏バランス」を整えて、正しい歩き方に導いてくれるんですね。

ただし、こちらで紹介されているのはスニーカーなどに装着するのが望ましいかと思います。

他にも各企業からO脚用のインソールが販売されています。

O脚/ひざ痛専用
ハーフインソール
O脚・X脚専用
かかとパッド
レディースジェルインソール
インソール20 インソール21 インソール22

インソールで偏平足改善

偏平足とは立っているときに土踏まずの部分が地面にべたっと接している状態の足のこと。

これも変な歩き方の原因の一つです。

着地面積が大きく、歩くと足全体に圧がかかってしまう状態なので、本来であれば体重がかからないような部分に体重をかけることとなり、靴擦れ以外にも骨・筋肉の炎症や、外反母趾を引き起こしてしまう可能性があるんですよ。

土踏まずの部分は本来であれば、後頸骨筋(こうけいこつきん)という筋肉で吊り上げられていてアーチになっている状態が普通なのですが、偏平足だとその筋力が低下してしまっており、歩くときにつま先の上がり方が低くなってどうしてもドタドタという歩き方になってしまいます。

ヒールでドタドタしていたら、格好がつかないですよね。

そんな場合は土踏まずにインソールを利用してアーチを維持するだけで、ぐっと歩きやすくなるんです。

土踏まず枕 つま先土踏まずグミ
インソール23 インソール24

但し、低下した土踏まずを無理やり持ち上げてしまうのは逆効果とされているため、ゆるやかな形状のインソールから使い始めることをオススメします。

もちろんいま紹介したインソールでO脚、偏平足が治るというわけではありません。

O脚、偏平足にきくストレッチ法などもありますので、インソールと併用しながら歩き方を徐々に改善していくことで、靴擦れの予防につながりますよ。

~O脚改善体操~

~偏平足解消体操~

さて、靴擦れについての知識は十分ついたでしょうか?

このようにインソールをうまく活用していくことで、あなたを悩ます靴擦れはだいぶ減らすことができます。

早速自分にあったインソール、探してみてくださいね。


今回は靴擦れの代表的な原因とされるものについて挙げましたが、足の形、歩き方のクセというのは人それぞれです。

症状がひどい場合はくれぐれもお医者さんにアドバイスをもらってください!

インソールを活用して アシた(明日) から痛い靴擦れとはおさらばしましょう!

Writer / 女子力アップNOTE編集部 にほんブログ村 美容ブログ 女子力アップへ
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