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お通夜&葬儀での女性の服装マナー!お葬式で知っておきたい女性の身だしなみ

20代も後半に差し掛かってくると、「お葬式」に参列することが増えてきますよね。

少し前まで「まだ若いから」と許されていた非常識な言動も、厳しい目で見られる年齢になってきています。

とくに女性は装いひとつとっても、服や小物の選び方やメイク・アクセサリーなど、注意すべきことが男性よりもたくさんあるのです・・・

そこで今回は、葬儀にまつわる服装のマナーについて、終活カウンセラーの資格を持つ私が解説させていただきます!!

なお、「葬儀」「お通夜」「お葬式」「告別式」の言葉の違いについては、その土地土地によって解釈が異なることもあります。

ここでは分かりやすくするために、それぞれの言葉を以下のように定義します。

  • お通夜:夜に行なうもの
  • 葬儀:翌日、原則として火葬の前に行なうもの(※一部の地域では火葬が終わった後に行なうところもあります)
  • お葬式:お通夜と葬儀をあわせたもの
  • 告別式:遺された人たちが故人にお別れを告げる式

また、ここでは「お葬式を出す側」ではなく、「お通夜や葬儀に出席する参列者(弔問客)としての立場」からお話します。
20代後半は、お葬式に携わる機会が多いとはいっても、「自分が出す側」ではなく、「参列する側」である場合のほうが多いからです。

お通夜では「完璧な喪服」が逆に失礼になることも・・・

お通夜は、葬儀とは違います。

現代は電話やインターネット、ファックスなどが発達したため、情報伝達の速度が格段に上がりました。

亡くなってからそれほど間をおかずに情報を得られる場合がほとんどで、お通夜までに身なりを準備する時間は十分にあります。

しかし元々お通夜は、「連絡を受けてから大慌てで駆けつける」というものでした。

そのため、あまりにきちんとした喪服などで行くと失礼にあたるので注意が必要です。

お通夜に喪服で行く、ということは、「前もって準備をしていた」「死ぬことを予想していた」ということになるからです。

とは言っても、原色を使ったような派手なファッションで参列するのは非常識です。

お通夜には、グレーや黒色といった地味な色合いのスーツやワンピースが望ましいでしょう。

この時のストッキングは、肌色か黒色を選びます。靴は黒色のものを。肌の露出は避けます。

20代前半の人の場合は、黒のリクルートスーツで参列する、というケースもあります。

また、「それも間に合わない」ということであるのなら、地味な平服でも参列可能です。

お葬式における「常識」は時代や地域によって変化する

前述のような装いが基本とはなりますが、実は、葬儀における「常識」というのは、常に移り変わるものです。

10年ほど前は、「喪服で行くと失礼にあたる」という考えが主流でしたが、現在では、「略礼装ならば可」とする声も多くなっています。

また、ダーク系統の色合いを身に着けていくのが最も一般的ではありますが、地域によっては「あえて小物を明るいものにする」という場合もあるのです。

あえて一つだけは普段通りのものを身に着けることで、「準備していなかった」「死を覚悟などしていなかった」という気持ちを表現しているわけですね。

ただ、このやり方は、あくまで一部の地域の話です。
自分が常識だと思っている事が、全国的には非常識である場合があります。

自分の出身地と違う地域の葬儀に参列する場合は、やはり基本的なダーク系統の小物も用意していくようにしましょう。

葬儀では必ずブラックフォーマルの着用を

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お通夜とは違い、葬儀のときはきっちりとブラックフォーマルを身につけるようにします。
このときに使う色は「黒」であり、グレーや肌色は用いません。

「スーツが黒色、わずかに覗くシャツが白色」というのも失礼にあたりますから、必ず黒のセットを身につけます。

カバンや靴は、金具が付いていないものを使います。

「夏場に喪服はきつい……」という人もいるかもしれませんが、夏場でも半袖は用いません。
最低でも五分丈のものを。個人的には七分丈程度のものをおすすめします。

会場に着くまでは暑いかもしれませんが、葬儀会場はほとんどの場合冷房が効いていますから我慢しましょう。

冬場の場合、コートもできれば黒色のものを。
もし黒がないのであれば、地味な色のものを選びましょう。

また、お葬式の場においては、「殺し」を連想させるような革製品や毛皮製品は身につけないのが一般的です。

赤い口紅やテカるグロスなど、濃いメイクは避ける

女性ならではの注意点ですが、メイクにもマナーがあります。

葬儀のときの化粧についてはいろいろな考え方がありますが、まず、ノーメイクは避けた方がベターでしょう。

10代~20代前半なら社会人でもノーメイクで許されることがありますが、ある程度年を重ねたのなら、メイクはマナーです。

それから、お通夜でも葬儀でも、濃いメイクはやめましょう。

とくに口紅には注意してください。
赤が強い口紅は葬儀の場ではマナー違反です。

日本には、昔から「片化粧(「方化粧」と表記することも)」という文化があります。

これは、「悲しみが深く、紅をひくこともできません」「化粧をできないほど悲しんでいます」という意味合いが込められている言葉であり、現在の葬儀の常識である「濃いメイクを避ける」というところにつながっています。

片化粧の文化を受け継ぐような形で、現在でも、濃い口紅をひかないようになっているのです。

ただ、「唇が非常に荒れていて、いかにも見苦しい」ということであれば、リップや薄いピンクの口紅で整えます。
テカりがきついグロス類やラメの入ったコスメは、避けたほうが無難でしょう。

明るすぎる髪の色は控え、ロングヘアはまとめる

髪の色は黒色が望ましいと言われています。しかしながら、現在はカラーリングをしている人がほとんど。
そのため、よほど明るい色でなければ失礼には当たらないでしょう。

故人に非常に近しい立場だった、ということならば、お葬式の間だけ黒のカラースプレーを使うのも手です。

ロングヘアの場合は、焼香の邪魔にならないように、ゴムやバレッタでまとめます。もちろん色は黒色のものを。

真珠のアクセサリーはつけても良いがマストではない

続いて、気になるアクセサリーについてです。

基本的には、結婚指輪以外のアクセサリーは外します。
ピアスやイヤリング、ブレスレットなど、すべて外しましょう。

お葬式でのアクセサリーというと、必ず話題に上るのが「真珠のアクセサリー」です。

真珠のアクセサリーは、その粒が「涙の粒」を象徴することから、お葬式の場でもつけていっても構わない、と言われています。

ただし、ネックレスは必ず一連のものにして下さい。二連のものは、「不幸が重なる」として嫌われます。
お葬式において、「重ね言葉」が嫌われるのと同じ理屈です。

いろいろな意見がありますが、真珠のアクセサリーは「つけていてもいい」という程度のものです。

葬儀における装いのマストではありませんし、つけていかなくても失礼にあたることはない、というのが、今の大筋の見方です。

すでに持っているのならつけていっても構いませんが、わざわざ買いそろえる必要はないでしょう。


いかがでしたでしょうか?

お葬式は、人を見送る場。
弔う気持ちが一番大切ですが、過敏になっているご遺族の気持ちに寄り添うマナーを心がけたいものですね。

Writer / 鍋谷萌子 にほんブログ村 美容ブログ 女子力アップへ
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