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一人暮らしをしたい女性必見!防犯対策から見るアパート・マンションの選び方

昔に比べると、一人暮らしを選択する女性はとても多くなりましたよね。

通勤・通学に便利だったり、自由な時間を満喫できたりと、一人暮らしは大変魅力的です。

しかし、女性の一人暮らしの増加に伴って、窃盗や性犯罪など、一人暮らしの女性宅を狙った犯罪も増えているのです。

女性が一人暮らしのための賃貸物件を探すとき、「防犯」はとても気になるポイントです。

けれど、「どこを見て選んだらいいのかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、一人暮らしをしたい女性が選ぶべきアパート・マンションの特徴を、防犯の観点からご紹介します!

2階より上の部屋を選ぶ。1階なら鉄格子入りの窓がある物件を

1階の部屋は、泥棒が入りやすい環境が整っています。

2階以上であれば通りすがりの人に部屋の中を見られる可能性は低いのですが、1階だと丸見えです。

そのため、たとえ「泥棒に入ろう」という明確な意図を持った犯罪者でなくても、「女性一人なら押し込み強盗ができるかもしれない」という妄想をかきたててしまうこともあります。

やはり、原則として2階以上の部屋を選ぶべきでしょう。

どうしても1階に住むことになる場合は、せめて窓に鉄格子の入っている物件を選ぶようにします。

空き巣のうちの70%が、窓を侵入経路としています。
そのため、窓のセキュリティを考えることは、防犯において大きな意味を持つのです。

鍵はダブルロックが基本。ディンプルキーの有無もチェック!

玄関の鍵はダブルロックが基本です。

ダブルロックのメリットは、鍵が二つあることで解錠するのに時間がかかるため、ピッキング犯があきらめる可能性が高くなることです。

ただ、昔からある挿し込み部分がギザギザした鍵の防犯能力はあまり高くありません。

チェーンも、その気になればすぐに切ってしまうことができます。

現在ではピッキングに強い鍵としてディンプルキー(表面に大小のくぼみがある鍵)が推奨されており、賃貸マンションでもディンプルキーを採用している物件が増えているようです。

部屋をみせてもらう時は、玄関の鍵がどのような種類かも忘れずにチェックしましょう。

一階の共用エントランスのドアに、オートロックや指紋認証、カードキーがある所はさらに安全です。

より安全性が高いのは、大家や管理人が常駐するアパートやマンションです。

ゴミの集積場の場所をチェック!アパート・マンションの敷地内にあるとベスト

「ゴミ」は、プライベート情報の宝庫です。

ゴミを外に出しておくことは、実はかなり危険が伴う行為であることを忘れてはいけません。

あなたが出したゴミを一週間も集めていれば、どんな食生活をしているのか、どんなライフスタイルなのかが、かなり詳細なところまで分かってしまいます。

ゴミの集積場がアパートやマンションの敷地内にあるところは安全性が高いと言えます。

もちろんアパートやマンションのなかに犯罪者がいない、とは断言はできませんが、不特定多数の人の目に触れるよりははるかに安全だからです。

ゴミ集積場が路上にある物件の場合は、ゴミを出す時間帯に注意して下さい。

ひと目につかない時間帯にゴミを漁られる可能性があるので、夜にゴミを出すのはやめましょう。

また、ゴミ置き場の周囲に防犯カメラや照明があるかもチェックしましょう。これらは抑止力として大変有用です。

郵便受けの位置をチェック!道路に面した郵便受けは危険

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意外な盲点なのですが、「郵便受けの位置」も確認しておいた方が良いと思われます。

アパートやマンションの「扉の内側」に郵便受けがあり、しかもそこに監視カメラが置かれている場合は、かなり安全性が高いと言えるでしょう。

避けたいのは、アパートなどで「道路に面した階段の一番下のところに、そこに住む住人の郵便受けが一括で置かれている」という物件。

この場合、犯罪者は入り口に入ることなく、あなたの郵便物を気軽に抜き取ることができます。

これは非常に危険です。

カードの明細などが抜き取られて金銭的な被害に繋がることもありますし、女性の一人暮らしだという事が簡単に分かってしまいます。

洗濯物を干す場所をチェック!室内乾燥機があるとベスト

洗濯物を干す位置にも気を付けたいもの。

人通りのある道路に面する向きでベランダが配置されている物件は、周辺環境によっては「洗濯物は部屋で干す」という選択をしたが良い場合もあります。

太陽の光で洗濯物を乾かしたい気持ちは分かるのですが、女性の一人暮らしだということが丸わかりです。

一番望ましいのは、浴室に乾燥機があるところですが、家賃の安価な物件にはなかなか無いかもしれませんね。

そんな時は、部屋に洗濯物を干すためのスペースがあるかを考えながら物件を見て下さい。

もしどうしても外に干さなければならない、ということであれば、男性物を一緒に干すなどの工夫をしたいものです。

周辺環境を昼夜の時間帯でチェック!

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アパートやマンションを選ぶとき、私たちはついつい物件だけに着目してしまいがちです。

しかし、家を借りる時は、周辺の環境にも気を付ける必要があります。

駅から近い場所は通勤や通学にとても便利ですが、駅周辺には繁華街がある場合が多く、治安が悪いというデメリットもあります。

また、浮浪者などがいないかのチェックも必要です。

夜と昼ではまったく表情が変わる地域も珍しくありませんから、必ず両方の時間帯で周辺環境をチェックするようにしてください。

女性は帰宅途中にあとをつけられて犯罪に巻き込まれるケースが多いので、家までの安全なルートがあるかどうかも確認してくださいね。

女性専用アパートやマンションのメリット

しばしば、メディアなどでも「女性専用のアパートやマンション」がクローズアップされますよね。

女性専用なら、周りがすべて女性だということで、隣人による性犯罪などの可能性を最小限にすることができるというメリットは大きいと言えるでしょう。

また、女性専用のアパート・マンションの場合、最初からセキュリティに気を配って作られているので、外部からの侵入にも強いという特徴があります。

「彼氏ができたらどうするのか」「家賃が高い」などのデメリットもありますが、検討に値する選択肢だと言えるでしょう。


いくつかのチェックポイントを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

「これをすべて満たそうとすると、家賃との折り合いがつかなくなる・・・」と頭を抱える人もいるかもしれません。

ちなみに一人暮らしの家賃の相場は、月収の20%程度が目安だと言われています。

収入に占める家賃の割合があまりにも大きすぎるのであれば、その物件はあなたには分不相応ということになります。

その時は、優先順位を明確にしましょう。

2階以上の部屋を探すことはそれほど難しくないでしょうし、周辺環境のチェックもタダでできることですから入念に行なって下さい。

それ以外の点については、「鍵を良いものにして、洗濯物については妥協する」「防犯カメラを導入しているから、ポストの件は柔軟に考える」など、取捨選択をしていくと良いでしょう。

せっかくの一人暮らしも、心配事があっては楽しめません。

防犯対策がしっかりした物件を選んで、一人暮らしをエンジョイして下さいね。

Writer / 鍋谷萌子 にほんブログ村 美容ブログ 女子力アップへ
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