一人暮らしに最低限必要な家電と調理器具の失敗しない選び方
一人暮らしをする時に、絶対に必要な家電製品は何だと思いますか?
逆に、無くても良い家電は何だと思いますか?
初めての一人暮らしを始める時は、夢がふくらんで家電や調理器具をあれやこれやと揃えたくなるものです。
しかし、一軒家を借り切る(あるいは購入する)という場合でもない限り、置き場所や収納スペースの問題が出てきます。
予算にも限界がありますよね。
家電や調理器具を揃える時は、本当に必要なものかどうかを厳選して買う必要があります。
そこで今回は、一人暮らしに最低限に必要な家電製品と調理器具の、失敗しない選び方をご紹介します!
何はなくとも買うべき家電、冷蔵庫と洗濯機
何はなくとも欲しいのが、冷蔵庫と洗濯機の2つです。
お金やスペースが無い状況でも、必ずこの2つは購入しましょう。
自炊をしない人でも冷蔵庫は必要
冷蔵庫は冷凍機能を兼ね備えたタイプで、1人用〜2人用のサイズの物を選びます。
自炊を頻繁にする、という人は少し大き目を選ぶと良いでしょう。
たとえ「自炊はしない、基本的には外食」という人でも、冷蔵庫は必要です。
夏場に冷たいお茶やビールを冷やしたり、冷凍食品をストックしたりと、自炊しない人にもしない人なりの使い道があるので、やはり冷蔵庫は買っておくべきでしょう。
洗濯機もマストアイテム!コインランドリーはコスパが悪い
洗濯機も必ず買いましょう。
これに関しては、私が実際に経験した事例をご紹介します。
出張は当初の予定では半年ということでしたから、A家で使っていた洗濯機をB家に持って行くことにしました。
出張中、半月に一度くらいのペースでA家に戻っていたのですが、A家には洗濯機がないわけです。
これが大間違いでした!
と思っていたのですが、結局出張は二年間に及び、その間にコインランドリーにつぎ込んだお金で、洗濯機が買えたと思います・・・
コストパフォーマンスが著しく悪いと言えます。
と考えている人もいるかもしれませんが、これはまた、洗濯物をクリーニング店などに持っていくのも面倒です。
一人暮らし用の洗濯機なら安く買えるので、必ず購入しましょう。
心のゆとりを生み出す家電、エアコン・電子レンジ・炊飯器
エアコン・電子レンジ・炊飯器は、洗濯機と冷蔵庫に続いて優先順位が高い家電です。
これらは、一人暮らしの生活に潤いを与え、心のゆとりを生み出す家電と言えるかもしれません。
エアコンは部屋の広さに合ったものを買う
近年の気候を考えると、エアコンのない生活は最早考えられませんよね。
とくに、一人暮らし用のマンションは窓が少なく通気性が悪い物件が多いので、夏の暑さを凌ぐにはエアコンは必需品になってきます!
最近はの一人暮らし向け賃貸マンションは、はじめからエアコンが付いているところが多くなっていますが、無ければ部屋の広さに合ったものを購入しましょう。
部屋の畳数に合っていないエアコンや著しく古いエアコンは、無駄に電力を消費してしまうので、電気代が高くつきます。
電子レンジは一人暮らしの強い味方!料理好きならオーブンレンジも
自炊を頑張る気持ちで一人暮らしを始めたとしても、毎日きちんと料理をするのは思った以上に大変なはずです。
疲れ果てて帰ってきた時や体調の悪い時など、買ってきたお惣菜やお弁当を「チン!」と、したくなる時がきっとあります。
電子レンジは一人暮らしの強い味方。ぜひとも買っておきたい家電です。
また、電子レンジは料理の下処理にも使えます。
料理が好きな人なら、少し高額ですがオーブンレンジを買うのも良いですね。
炊飯器があれば、おいしいご飯が食べられる
普段はパン食の人や外食中心の人でも、炊飯器は持っておきましょう。
必ず、「家で炊いた炊きたてのご飯」が恋しくなる日が来るからです。
炊飯器の値段・機能はピンキリで、高い炊飯器はたしかにお米がおいしく炊き上がります。
しかし予算がないのであれば、とりあえずは一番小さくて安いもので十分です。
無くても意外に大丈夫な家電、テレビと掃除機
必要な家電を考える時、多くの人が思い浮かべる物に、テレビと掃除機があるのではないでしょうか?
しかしこれらは、無くても大丈夫な場合があります。
テレビが必需でなければ、パソコンで代用することも検討する
テレビは嗜好の問題ではありますが、「絶対に必要!」という人ならば購入するべきだと思います。
ただ、「それほどテレビを見ていない」「テレビをゆっくり見ている時間がなかなか取れない」という場合は、思い切ってテレビが無い生活にしても良いかもしれません。
パソコンがあれば日々の情報をある程度取り入れることができますし、パソコンにテレビチューナーを繋ぐなどしてテレビ番組を見る方法もあります。
狭い部屋なら掃除機は不要
掃除機に関しては、基本的には必要ないでしょう。
何部屋もある広い家なら別ですが、一人暮らし向けのマンションなら、ホウキとチリトリ、クイックルワイパーなどで十分です。
最低限そろえたい調理器具と、あると便利な道具
家電以外で揃える必要がある物と言えば、キッチンまわりの道具がありますよね。
これらも最初からあれこれ揃え過ぎず、まずは必要最低限から始めましょう。
来客に備えて食器類は2セットずつ揃える
まずは、最低限必要な調理器具です。
- フライパン
- 直径20cm程度の片手鍋
- 包丁
- まな板
- フライ返し
- おたま
- 大きな平皿と茶碗、コップ
鍋・フライパンと食器類は2セットずつあると便利です。
お客さんが来た時に、お茶も出せないようでは困りますよね。
包丁は値段をケチりすぎず、切れ味の良いものを選びましょう。
まな板は大きなものが1枚あれば十分ですが、食材によってまな板を使い分けたい人は、もう一枚小さめのまな板を用意すると良いですね。
ピーラーとキッチンバサミは、持っておくと便利
上で紹介したのは、「持っておく必要のある道具」ですが、「持っておくと便利な道具」としては、ピーラーとキッチンバサミがあります。
これらは100円~300円のローコスト帯の物で十分です。
もちろん高い物を使っても良いのですが、初めての一人暮らしで使うのであれば、安い物を買って壊れたら買い替えるほうが気楽です。
キッチンタイマーは全く必要ありません。携帯電話のアラーム機能で代用できます。
調理家電を買うなら自分のライフスタイルに合わせて吟味する
最近は、便利な調理家電がたくさんあります。
見るとついつい欲しくなってしまいますが、あまりにピンポイントな機能の物は実際にはそれほど頻繁には使いません。
調理家電を買うのなら、自分のライフスタイルを考えて、本当に必要な物を吟味しましょう。
例えばですが、料理が好きな人には3000円程度のフードプロセッサーがおすすめです。
フードプロセッサーは、みじん切りの手間を格段にラクにしてくれます。
時短だけでなく、新しいメニューを開発することにも役立つ優れものですから、持っておいて損はありません。
例えば塊肉もミンチ肉にしてしまえるので、鶏肉とタマネギのハンバーグなどを一瞬で作ることができます!
これが一台あるだけで、調理の幅がぐっと広がりますよ。
また、ジューサーも良いですね。スープを作ることもできます。
という健康志向な人ならこのように、毎日使うくらいの必要性がある物なら購入する価値がありますが、「あったら便利そう」という程度の物は早まって買わないようにしましょう。
「いつか使うだろう」で買った物は、大抵は使われることなく収納場所をとるだけになってしまいます。
いかがでしたでしょうか?
家電や道具の購入は、最終的には、人それぞれのライフスタイルによるところが大きいカテゴリーです。
例えば、除湿器や空気清浄機は、多くの人にとっては優先順位が低いものの、呼吸器が弱い人にとっては必需品です。
自分のライフスタイルと照らし合わせて「これはいる、いらない」と仕分けていくことで、「最低限必要なもの」が見えてきます。
初めての一人暮らしをスタートする時はなにかとお金がかかるものです。
無駄な出費をしてしまわないように、賢く新生活の準備をしましょう。
Writer / 鍋谷萌子
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タグ:一人暮らし