元彼を忘れられない!終わった恋を忘れられない理由と、思い出を断ち切る方法
別れた元彼の事が忘れられない。
もう新しい彼氏ができたのに、どうしても元彼を思い出してしまう・・・
終わった恋からなかなか卒業できず、
と悩んでいる女性は多いようです。終わった恋を忘れる為には、いくつかやるべき事があります。
元彼の事が忘れられないのは、あなたに彼を忘れる為の準備ができていないからではないでしょうか?
今回は、忘れられない元彼への思いを断ち切る方法をご紹介します。
元彼を忘れられない心理とは?
なぜ人は、終わったはずの恋を忘れられないのでしょう。
ロシアの心理学者が、こんな面白い研究結果を発表しました。
「最後までやり遂げた勉強よりも、途中でやめた勉強の方が、詳細に記憶することができる」
例えば、TV番組は一時間ノンストップで観るよりも、途中でCMを挟んだ方が続きが気になりませんか?
また、物語がきっちり完結した映画よりも、エンディングで
と思わせる映画の方が、記憶に残って続きをあれこれ想像してしまったりしますよね。つまり、完結されていない事の方が、完結された事よりも記憶に残り、好奇心を抱きやすいのです。
昔の恋や元彼を引きずってしまう原因も、ここにあります。
すべては、途中で終わってしまったから。
そんなことを考えて、「あわよくば」と復縁を願ってしまうかもしれませんね。
ですが現実の恋は、TV番組や映画のようには上手くいきません。
付き合っていた頃はふたりで作っていたシナリオです。
「あなたひとりだけで続きを書き進めることはできない」という事に気付きましょう。
終ってしまった恋は、終わってしまったからこそ魅力的に感じられるだけなのです。
あなたは彼が好きで忘れられないのではなく、物語の続きが気になっているだけです。
次からは、元彼への思いを断ち切る方法を4つご紹介します。
1. 気持ちにけじめを付ける為、元彼ともう一度話してみましょう
別れた後で、まだ納得できていない事や、言いそびれてしまった事を思い出してモヤモヤしたりしますよね。
でも、あなたひとりで考えていても前には進めません。
物語の続きを延々と妄想しているだけの、不毛な時間です。
そんな時は思い切って「納得したいから話しをしたい」と、元彼と話をする機会を設けましょう。
別れてから時間があいてしまった場合でも、「次の恋が始まりそうだから、その前に私が悪かったところを教えて欲しい」など、理由を言えば会ってくれるのではないでしょうか。
この時に注意したいのは、
という気持ちを伝えることです。そうすれば、別れの時には聞けなかった元彼の本音を聞くことができるかもしれません。
タイミングのズレや価値観の違い、自分でも知らなかった自分の悪い癖など、改めて分かる事があるかもしれません。
とことん話して全てはもう過去の事なのだと理解したら、最後は笑顔で「納得した。ありがとう」と元彼にもう一度別れを告げましょう。
途中で終わってしまった恋に、自分の手でピリオドを打つのです。
2. 元彼を思い出す要因になるものを整理する
失恋した時、別れた相手の物を捨てるのは常套手段ですが、捨て方には注意が必要です。
人間は自分が深いダメージを受けないように、都合よく過去の記憶を改ざんする生き物です。
元彼との思い出を全て捨てるつもりでいても、無意識のうちに「良い思い出」は残し「嫌な思い出」だけを捨ててしまいがち。
そうしているうちに悪い記憶だけが自然と薄れて、「彼のこんなところが素敵だった」と美化してしまうのです。
捨てる時は、
ことがポイントです。元彼の連絡先は思い切って削除する
電話番号、着信や発信履歴を削除することはもちろん、メールボックスに残った彼からのメールはアドレスごと削除しましょう。
もう二度とこちら側から連絡が取れないように、連絡手段を断ち切ることが絶対です。
LINEはブロックだけではなく、削除する
LINEは一度ブロックしても、編集機能を使ってブロックを解除することが可能です。
なので必ず、ブロックしてから削除をし、完全にLINEから消してしまいましょう。
設定⇒友達⇒ブロックリスト⇒編集⇒削除の手順ですすめてください。
元彼の情報につながるSNSは絶対に見ない
SNSに登録していると、元彼の情報が勝手にどんどん入ってきてしまいますよね。
コメントや「いいね」をしない事はもちろんですが、勝手に流れてくる元彼の情報を見ないようにするのは難しいものです。
そんな時はしばらくSNSをお休みしましょう。
ログアウトしておくだけでも、ついチェックしてしまいたくなる気持ちを抑えることができます。
「物に罪はない」という概念は捨てる
元彼からもらったプレゼント、気に入ってるし捨てるのも勿体ないし・・・
そんな言い訳はやめて、捨てるなり売るなりしてしまいましょう。
プレゼントは元彼とのいい思い出が詰まった物です。
そんな物が身近にあっては、忘れようにも忘れられません。思い切って処分しましょう。
元彼の写真は、写りの悪い物だけを残す
会わなくなって随分経ち、元彼の顔がぼんやりとしか浮かばなくなってきた頃になって、なぜかふと彼の顔を思い出そうすることがあります。
そんな時は決まって、何割増しかに美化された元彼の顔が思い浮かび、せっかく忘れかけていたのにまた懐かしく思ってしまうのです。
そうならない為のテクニックとして、元彼の写真を捨てる時、できるだけ写りの悪い写真を一枚だけ残して他は捨てる、という方法があります。
どうしようもなく懐かしくなったらそのイマイチな写真を見ましょう。
元彼には失礼ですが、「あれ、こんなに目が離れてたっけ」「そういや毛深いのが嫌だったな」など粗さがしをしているうちに、美化された思い出は風化していくかもしれません。
彼の嫌だったところを思い出してノートに綴る
彼と付き合っていた時、喧嘩した事や嫌だと感じた事などを思い出して、ノートに書き綴ってみましょう。
一旦書き始めたら、嫌なことを連鎖的に思い出してくるはずです。
楽しかった記憶ばかりを思い出すのはやめて、悪いことも同じだけ思い出しましょう。
そうすると、自ずと
と納得することができるようになってきます。ただし、このノートは誰かに見つかったら大変なことになるので、自宅で保管しましょうね。
3. 元彼と一緒にいた時間を別のことで埋める
時間が余っていると、余計なことを思い出してしまうものです。
新しい習い事をはじめたり、友達と遊び歩いたり、なかなかクリアできないゲームにチャレンジしてみたり、恋愛とは程遠いスポ根漫画を大人買いして読んだり・・・
とにかくポカンと空いてしまった時間を、他のことで埋めるようにしましょう。
自分磨きのために資格を取る勉強を始めるのもいいかもしれません。
ちょっと興味があったんだよな・・・程度でも、始めてみると意外にハマるものです。
いろんな種類の通信教育がありますし、駅前には資格を取るための学校も多くあります。
仕事に役立ちそうなものでも、趣味の延長でも構いません。
医療事務、ファイナンシャルプランナー、ボールペン習字やネイル検定、フードアドバイザーなどなど、変わり種の資格を取るために勉強するのもまた、面白いかもしれませんよ。
4. 「自分は平気」という自己暗示をかける
「スタンフォード監獄実験」という、有名な実験のエピソードがあります。
仮設の刑務所を用意し、一般人にそれぞれ看守役と囚人役を演じさせるという実験です。
日々を追うごとに実験者はそれぞれの役になりきり、看守役はより看守役らしく高圧的になり、指示がなくとも囚人に罰を与えるようになりました。
そして囚人役たちもまた、より囚人らしく、怯えたり脱走を企てる者が現れたりしました。
この実験の結論は「人は皆、役を与えることにより、元の性格とは関係なく、役になりきることができる可能性を持っている」ということです。
恋愛の話とはまったく無関係に思えるかもしれませんが、実はそうでもないのです。
今のあなたは「大好きだった彼に失恋して、可哀想な自分」という「役」にハマってしまっているのです。
その「役」から抜け出す為に、自分に新たな「役」を与えましょう。
自己暗示というと大袈裟かもしれませんが、
を演じてみるのです。最初は自分の気持ちに嘘をついてでも、繰り返し言い聞かせましょう。
友達や家族など周りの人にもそう言って笑ってみましょう。
元彼が職場の同僚など、別れた後も彼と顔を合わせなければならない環境にいる人の場合は、なおさらです。
「失恋したけど全然大丈夫な自分」という「役」を自ら与えて演じるうちに、それが本物になります。
外見から変わってみるのもいいでしょう。
髪の毛の色を変えてみたり、短くしてみたり、服装のチョイスを少し変えてみるだけで、気持ちが変わります。
いかがでしたか?
忘れよう忘れようと考えているだけでは、結局元彼の事で頭の中はいっぱいです。なかなか忘れられません。
ある意味「事務的」に気持ちを整理する為のステップを踏み、順序良く忘れていく努力をしてみましょう。
そのうちに、いつの間にか嘘のように忘れてしまうものです。
写真を見ても、偶然会っても、何の感情も湧かなくなる日が必ずきます。
凛と背筋を伸ばして、泣き顔はやめて笑顔でいましょう。そのうちその笑顔が本物になります。
Writer / 逢見るい
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