結婚相手の選び方。一生後悔しないために見極めるべき10のポイント
生涯のパートナーを決める時に、求める条件は人それぞれ異なるでしょう。
けれど、結婚後に
と後悔しない為に、押さえておくべきポイントがあります。今回は、結婚相手を選ぶ時、見極めるべき10のポイントをご紹介したいと思います。
1. 「好きな理由」が崩れたとしても、好きでいられるかどうか
というような、好きな理由が明白な関係は崩れやすいものです。
年をとれば外見なんて変わってしまいます。
仕事ができるところに惹かれていた人が、失敗して凹んだ姿を見たり、仕事をクビになってしまったらどうでしょうか?
お金持ちだから好きだと思っていた人が、貧乏になってしまったら?
好きな理由だった事が崩れた時のことを想像してみて、それでも好きだと思えるのならば大丈夫です。
躊躇ってしまった場合は、やめておいたほうがいいでしょう。
恋人同士の頃ならばまだしも、結婚して家庭を築いた後では「冷めたから別れましょう」というわけにはいきません。
無条件にそう思える相手のほうが、長続きします。
2. 理想の男性とは、自分にとって居心地のいい相手であるということ
どうせ生涯のパートナーにするならイケメンがいいし、お金持ちがいい。
仕事ができる人がいいし、頭が良くて背が高くて優しくて一途で、できたらオシャレな人がいい・・・
理想を言い出したらキリがありません。
ですが考えてみてください。
もしもある日、すごいイケメンの御曹司があなたに熱烈な告白をしてきたとして、素直に受け入れる事ができますか?
とは思いませんか?
もしお付き合いすることになったとしても、ずっと不安が付きまとうはずです。
常に引け目を感じて落ち着かず、いたたまれない気分になってしまうのではないでしょうか。
つまり、「釣り合いが取れていない」と自分が感じてしまう相手とは、長い目で見ると一緒にいられないのです。
恋人同士の頃と違って、結婚とは生活です。
死ぬまでずっと、長い時間を共に過ごすということです。
一緒にいても、お互い無理せずに日常を送れるかどうか。落ち着くかどうか。
それがなによりです。
自分にとっての理想の男性とは、ハイスペックのイケメン男子ではありません。
お互いが、自然体のままでいられるかどうかです。
3. 互いに互いのことを許せるかどうか
結婚生活は我慢の連続だ・・・と、よく言いますがその通りです。
結婚し夫婦になると、同じ空間で長いこと一緒に過ごすことになります。
例えばあなたの仕事がいっぱいいっぱいで掃除が全然できていなかった時、「こんなに汚して何してんだよ!」と怒る人なのか。
それとも「まぁ、忙しい時はしょうがないか」と目を瞑ってくれる人かどうか。
逆のパターンも然り。
あなたがお願いしておいたゴミ捨てを忘れて出勤してしまった相手に、「なんで捨ててないのよ!」と腹を立ててしまうのか。
「私が代わりに捨てちゃえばいいや」と考えられるのか。
口癖や食事の仕方、時間に対する考え方など、細かい「相手に直して欲しいこと」は、一緒に生活していれば無数に出てきます。
その都度怒ったり矯正させていてはお互い疲れてしまいますよね。
互いに互いのことを、許せるかどうか。
相手に直してほしい事があった時、それがあなたにとって我慢できないくらい嫌な事のか、長い目で見られる程度の事なのかが重要です。
細かい「嫌なところ」「できたら直して欲しいところ」はたくさんあるけど、決定的に「嫌だ!」と嫌悪感を抱くところがない相手とならば、共同生活はうまくいきます。
4. 周りの人と良好な人間関係を築ける人か否か
同性からの評価が高いという人は、なんとなく無条件に信用できる気がしますよね。
薄っぺらな関係性ではなく、深いつながりのある友人がいるかどうか。上司や部下からの評価はどうか。
結婚を考えたときは、当然それらを意識することでしょう。
もちろんそれも大事ですが、注意したいのは、「普段なんら関わりのない人に対して」の彼の態度です。
- 飲食店で店員さんに対して横柄な態度をとっていないかどうか。
- 電車内で老人を見かけたら、サッと席を譲ってあげられる人なのか。
- 道を聞かれた時、丁寧に教えてあげられる人なのか。
- 友達を紹介した時、嫌な顔をせず親しく会話をしてくれるかどうか。
結婚することになったら、ご近所付き合いやママ友・パパ友の交流など、新しい人間関係を築いていくことになります。
そうなったときには、やはり家族の為に良好な人間関係を築ける人が望ましいですよね。
決してパーフェクトなコミュニケーション能力でなくても、当たり障りなく、「あそこの家のご主人って・・・」と言われないくらいの社交性は必要です。
それが可能なのかどうかは大事なポイントです。
5. 常識だろう!と思う範疇が同じである人
とあるカップルのお話を、事例に出したいと思います。
挨拶周りをするのにタオルを用意した彼女に対して、彼が言いました。
その後、お隣の部屋の騒音が、ちょっと酷い。
嫌々ながらも注意しに行こうとした彼女をよそに、彼が壁をどんどんと蹴り始めました。
なんでそんなことをするのかと問うと、
しまいには
と、壁に向かって叫ぶ始末。そうして年末、親戚の子たちに配るお年玉を用意し、実家に帰ろうとした彼女にひと言。
さらにその後、彼宛てに年金と税金の督促状が届く。
引っ越しをしたら挨拶をするのが当たり前だし、ご近所関係は穏やかでいたいし、お年玉をあげるのは普通だし、年金や税金を支払うのは国民の義務!
それが常識である彼女の中では、彼との結婚は無理だと思い、お別れしたそうです。
この事例は少しオーバーかもしれませんが、自分の中の常識と相手の中の常識がことごとくズレている相手と一緒になると、将来、必ずどこかでつまずく時がきます。
6. 生き抜く力があるかどうか
こんな時代です。
突然のリストラがあるかもしれないし、大幅な給料カットがあるかもしれない。
そう考えたとき、彼に「生き抜く力」があるかどうかが大事です。
毎月これだけの金額が必要・・・でもこのままじゃ足りない!という状況になった時、アルバイトをしてでも不足分を補おうとするのか。
今よりも条件のいい転職先を探すだけの行動力があるのかどうか。
人間、誰だって一度や二度は挫折を経験します。
そんな時、いつまでもメソメソ落ち込んでいるのではなく、頭をサッと切り替えて現実を見て進むことができるかどうか。
あなたがお尻を叩いたら、「そうだよな!頑張る!」と立ち上がってくれるかどうかです。
「生き抜く力」がある人は、「家庭を守る力」も必然的に備えているものです。
7. お金の価値観が同じかどうか
お金についての価値観は、大きくわけで2タイプあります。
- 生活水準を落とすぐらいなら、お金がないぶん稼いだらいい。
- お金がないならないなりに、節約して切り詰めたらいい。
彼の考え、あなたの考えはどちらなのでしょうか?
結婚生活で揉める多くの原因が「お金」のことです。
お金についての価値観が合わない場合、どちらか一方がストレスを抱え込むことになります。
例えば(1)のような考え方をする男性でも、浪費した分きちんと稼いでくれるのではあれば問題ありませんよね。
それが単なる口先だけならば、論外です。
(2)のような一見誠実そうな人であったとしても、鬱憤が溜まるほど節約を強要するような相手ならば、結婚生活も長くもたないでしょう。
付き合っているうちから、彼のお金に対する価値観に違和感が生じるようなら、考え直したほうがいいでしょう。
8. 家族の中で、あなたを第一優先にしてくれるかどうか
自分の家族を大切にしている人、家族を思い遣ることができる人は、新しく家族になったあなたのことも大切にしてくれます。
そういう人なら、もしあなたの家族に何かあった時、あなたが実家に駆けつけることを快く許してくれるでしょうし、一緒になって心配してくれることでしょう。
ただ、もしお義母さんとあなたが上手くいかなくなった時。
彼があなたではなくお義母さんの味方になってしまったら・・・、もう、やっていられないですよね。
大事なことは、家族という枠の中で、あなたを第一優先にしてくれるかどうかです。
どんな時でも、あなたの味方になってくれるかどうか。
付き合っているうちに、「マザコン」なのかそれとも「家族思いの人」なのか、どちらなのかを見極めておきましょう。
ちなみに、親に対して「オイ」とか「ババア」などと言う人は論外です!
将来、あなたに対しても同じような扱いをするようになります。
9. 冷静な話し合いができるかどうか
喧嘩をした時や彼の機嫌が悪い時こそ、彼の人間性を見極めるチャンスです。
こんな事はありませんか?
- お腹が減っていたり眠くなるとイライラし、言葉がとげとげしくなる。
- 嫌なことがあった時、八つ当たりをする。
- 喧嘩で自分が不利になると、不機嫌になって黙り込む。
- 相手が傷つくような言葉を平気で口にする。
- 責められると不貞腐れて逃げ出す。
そんな相手と一生涯付き合うなんて、うんざりしてしまいます。
どんな時でも、感情的にならず冷静になって話ができる人は、辛抱強く思いやりがあります。
何か乗り越えなくてはならない問題にぶち当たったとき、感情的になっては何も解決できません。
客観的に話し合い、冷静に物事を見ることができる人であれば、きっと改善策を見つけ出すことができるでしょう。
長い人生、小さな揉め事や問題に対峙しなくてはならない場面がたくさんあります。
そういったときに頼りになるのは、「喧嘩した時にこそ、冷静になって話ができる人」です。
それが出来ない人の場合、何かあった時、折れて改善策を考えるのはあなたになってしまいます。
あなたの負担は大きく、ゆくゆくは関係が崩壊する原因になるでしょう。
10. 「幸せにして欲しい」ではなく「幸せにしてあげたい」と思えるか
結婚を決めた時、幸せになろう、と思いますよね。
周りの人たちも、きっと
と、彼に声をかけることでしょう。もちろん、「幸せになること」というのは大前提です。
ですが、最悪の時のことを考えてみましょう。
- 彼が病気になって働けなくなってしまったら。
- 彼が仕事をクビになって、再就職できずに生活苦に陥ってしまったら。
- 彼の両親の介護が大変になってしまったら。
- 彼の海外転勤が決まって、慣れない土地で生活することになったら。
そんな時
と思えるでしょうか。「幸せにして欲しい」と期待するのではなくて、一緒に幸せになろうと思えるかどうかです。
彼が苦しい状況にある時、「この人を幸せにしてあげたい、笑顔にしてあげたい」と思えますか?
そんな相手とならば、どんな苦難があったとしても、きっと一生、寄り添っていくことができるでしょう。
幸せにしてもらおうなんて考えじゃ、ダメです。
結婚生活は幸せなことばかりじゃない。
ぶつかること、我慢すること、妥協すること、辛いこと、面倒なこと、たくさんあります。
そんな中でも自分の幸せばかりではなく相手のことを想うこと。
それを忘れないでいられれば、きっと幸せな結婚生活になるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
できることなら一生に一度にしておきたい生涯のパートナー選び。
恋人同士の頃とは違う関係に踏み出すということを頭に入れて、見極めるための参考にしていただけると幸いです。
Writer / 逢見るい
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タグ:結婚