海外旅行を安心安全に楽しむための注意点と言葉の壁の克服方法
海外旅行というのは、いつも心をときめかせてくれるものですよね。
その国に行くことはもちろん、計画を練っている間もとても楽しいものです。
しかし、浮かれてばかりもいられません!
海外旅行には常に「危険」と「言葉の壁」があります。
今回は、海外旅行に行く多くの人が不安に感じる「安全面」と「言葉の壁」について、注意点と対策をご紹介します!
ツアー旅行と個人旅行、選ぶポイントは?
海外旅行を思い立ったら、まずは
を考えますよね。ツアー旅行は団体で海外に行くもの、個人旅行はその名前の通り1人~家族程度の人数で行くものです。
どちらの旅行形態にするか迷ったら、多くの人がまずは「予算とプラン内容」で検討するのではないでしょうか。
実のところ、値段で比較すると、この2つはどちらがリーズナブルかは一概には言えません。
ツアー旅行の場合は団体割引がありますし、個人旅行はプラン次第で値段を大幅に安くすることができるからです。
海外旅行の予算を下げるテクニックについては、以前こちらの記事でもご紹介しています。
海外旅行のお得術
プラン内容の面では、自由度が高く自分の好きな場所だけに行ける個人旅行はやはり魅力です。
しかし、値段とプラン内容以外にも、無視できないポイントがあります。
それは外国を旅するうえで避けられない「安全面」と「言葉の壁」の問題です。
この2つの問題を、ツアー旅行と個人旅行それぞれでどんなメリットデメリットがあるのかを見ていきましょう。
安全第一!海外旅行で危険な目に遭わないために注意すること
海外旅行において最も気を付けたいのは「安全面」です。
日本は世界の中でも有数の治安が良い国だと言われています。
実際私も今まで何か国かに足を運びましたが、日本ほど治安の良い国はありませんでした。
日本の治安に慣れている私たちは、海外旅行に行っても、ついつい普段と同じような感覚で歩いてしまいがちです。
しかしこれは、とても危険なこと。
スリや釣銭サギはまだマシで、強盗や殺人といった命の危険に関わることも起こり得ます。
海外旅行に行くのなら、まずは「海外は危険なものだ」という認識を持つことが大切です。
以前外国に留学していた人などは、
とまで言い切っていました。安全面重視ならツアー旅行が安心
安全面を考えると、個人旅行よりもツアー旅行の方が格段に安心です。
個人旅行は自由度こそ高いのですが、その分安全面のリスクは大きくなります。
特に、言語が達者ではなく外国の文化に不慣れな人は、まずはツアー旅行を選ぶ方が無難でしょう。
ツアー旅行の場合、安全面に不安がある場所はプランに組み込みません。
行き先が安全な観光地に偏ることで、お土産が高価格になったり食事を自由に決められないといったデメリットはありますが、安全には変えられません。
観光客を狙うスリなどはどこにでもいますが、団体客だということで、被害に遭う確率はぐっと下がるでしょう。
万一トラブルが起きてもスタッフに助けを求められるのも安心ですよね。
(逆に言えば、団体客の一人がトラブルを起こした場合、全員が足止めされますが・・・)
海外で個人行動をする時に注意すること
個人旅行で海外に行く時、またツアー旅行でも個人で行動する際に「最低限注意すること」をご紹介します。
危険な場所には行かない
粋がって危険な場所に足を運ぶことは絶対にやめましょう。
事前に観光ガイドブックやインターネットで情報を集め、危険な場所を知っておくことが大切です。
また、その国の治安にもよりますが、夜間の外出は注意が必要です。
特に女性の場合は、夜の外出は基本的には避けましょう。
などの言葉かけは、すべて詐欺だと思ってください。
誘われても、絶対についていってはいけません。
根拠のない事と思われるかもしれませんが、海外では「なんとなく危なそうだな」と感じたら、その直感に従ってください。
その直感は多くの場合あなたを助けてくれます。
宿泊施設は安全性を重視して選ぶ
宿泊施設は、必ず安全性が担保できるホテルを選ぶようにしましょう。
ゲストハウスやシェアハウスは、よほど旅慣れた人でない限り避けて下さい。
個人旅行の場合でも、ホテルは旅行会社の手を借りて安全な場所を予約するという方法もあります。
乗り物は身元の確かな業者を選び、乗車中も油断しない
タクシーなどに乗る時は、必ずその国での運送業の許可をもらっている業者を選びます。
許可のある業者はだいたい身分証明書を首から下げていますので、選ぶ時はよく見て下さいね。
安心なのは、ホテルでタクシーを呼んでもらう方法です。
地下鉄やトラムなど公共交通機関を利用するのも良いのですが、国によってはこちらの方が危険な場合もあるので、事前に情報を確認しておきましょう。
また、日本のように交通機関に乗車中に眠ってしまえる国は、それほど多くありません。
警戒心を怠らず起きていること、同行者とは離れないことも大切です。
貴重品は見えないようにしまっておく
治安が悪い国では、ガイドブックやスマートフォン・カメラなどはあまり人目につかないようにしまっておきます。
「ブランド品を持っている」と分かると危険なことがありますから、ブランドショップの袋なども見えないようにしておきましょう。
言葉の壁はどう克服する?言葉の不自由も楽しむ気持ちでチャレンジを
次は「言葉の壁」についてです。
よほど英語能力に長けた人でもないかぎり、外国に行く時は言葉の不安がありますよね。
海外旅行先での言葉についても、注意点があります。
言葉の問題を人任せにしない
ツアー旅行の場合、添乗員さんがついてきてくれます。
しかし添乗員さんは専属の通訳ではありませんから、あなたのそばでずっと通訳をしてくれるわけではありません。
添乗員さんは「困ったときに頼る」という程度に考えておきましょう。
個人旅行で「同行者が英語が得意だから」という場合でも、100%頼りきるのはよくありません。
たとえ「ずっとその国に住んでいて日本語と同じように英語を完璧に扱える」という人であっても、毎回の通訳は面倒なものです。
ましてや、「一緒に来ている人よりは多少英語が話せる」という程度の場合はその同行者にかかるストレスはとても大きいものになってしまいます。
「自分で話してみて、どうしてもわからなかったら頼る」と考えて、自分の力で会話をするようにしましょう。
最低限の言葉を覚えて行くのが海外旅行のマナー
ツアー旅行であれば、英語やその国の母国語ができなくてもなんとか旅を乗り切れますが、空港やお店では簡単なやりとりが求められることもあります。
そのため、最低限の英語や、よく聞かれるフレーズくらいは覚えておくとよいでしょう。
日本語でゴリ押ししようとする観光客は例外なく嫌われ、場合によってはサービスの質が著しく低下することもあります。
その国を旅するマナーとして、基本的な挨拶と「ありがとう」「ごめんなさい」くらいは知っておくべきですよね。
どうしても無理、という場合は英語を使いましょう。
英語が使えればほとんどの国で会話ができますが、国によっては英語すら通じないこともあります。
また、英語が母国語ではない国に行った場合、「片言の英語同士の会話」になって聞き取りに問題がでることもあります。
個人で通訳を雇う方法もありますがと、1日で3万円~5万円くらいの出費を覚悟しなければなりません。
ビジネス関係の場合はもっと高くつき、10万円前後になることもあります。
もちろん通訳を雇えば方が旅はスムーズに進みますが、金銭的に余裕がないのであればやめておいた方がよいでしょう。
日本では、ほとんどの人が中学と高校で英語を学んでいるはずで、2018年からは小学校でも英語教育が義務化されます。
中高時代に習った程度の英語力でも、旅行先でなんとか会話は成立するでしょう。
その国の言葉の辞書を持っていき、意志の疎通をはかることもできます。
多くの国では「日本語でゴリ押しせず、なんとかしてその国の言葉や英語でしゃべろうとする人」は好意的に受け入れられます。
私自身、中学生~高校生レベルの英語力しかないのに個人旅行が大好きで、多い時には半年で3か国に足を運んだ経験があります。
言葉の不自由さも海外旅行の良い経験と考えて、会話にチャレンジしてみましょう。
いかがでしたでしょうか?
危険や言葉の問題を心配するのは大切ですが、尻込みしているばかりではせっかくの海外旅行を楽しめません。
海外旅行は何度か行くうちにスキルアップするものです。
一度に多くを求めずに、安全なツアーから始めて少しずつチャレンジを増やしてみましょう。
まずは正確な情報を入手して危険を避け、機会があったらぜひ現地の言葉で会話に挑戦してみて下さいね。
Writer / 鍋谷萌子
にほんブログ村
タグ:海外旅行