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老け顔、ストレス、対人関係を全て解決!?口角を上げて表情筋を鍛えるトレーニング方法

最近、ふと自分の顔を見て「なんだか老けたなあ…」と思ったことや、普通にしているだけなのに「怒ってる?」と他人から勘違いされたことはありませんか?

もしかしたらそれは、「口角が下がっていること」が原因かもしれません!

口角が上がった笑顔は、男女問わずとても魅力的ですよね。

とくに、笑った時に頬の内側の肉「頬壁(きょうへき)」が見えるくらい口角が上がった人は、第一印象から好感が持たれ、記憶に残りやすいと言われています。

頬壁

口角の上がった笑顔が、対人関係に良い影響を与えることは言うまでもありません。

でも、口角を上げるメリットはそれだけではないのです!

今回は、口角を上げるメリットと表情筋を鍛える簡単なトレーニング方法をご紹介します。

口角を上げれば老け顔を解消できる

シミ・しわ・たるみ・二重あご・毛穴の目立ち…女性を老け顔にしてしまうこれらの症状。その一因が “表情筋” にあるのをご存知ですか?

人間の体には、100以上の筋肉があって、その半分近くの筋肉が、意外にも顔に集中しているのです。

そして、その中で表情に関係している筋肉のことを総称して「表情筋」といいます。

人間は24もの表情筋を使うことで、様々な表情をつくることができるのです。

ではなぜ、表情筋が美容にとって重要なのでしょう?

表情筋が衰えると、上を覆っている皮膚を支えられなくなります。これが、しわやたるみの原因です。

また、血流やリンパの流れも悪くなるので、老廃物が溜まってシミになったり、毛穴を目立たせる原因にもなります。

「いくら高価な化粧品で皮膚表面をケアしても、基礎となる表情筋がたるんでいては真の美肌は得られない」というわけです。

逆に言えば、表情筋の衰えを防げば、老け顔になるのをくい止めることができるのです。

そこで重要になるのが「口角」です。表情筋の衰えは、口角を上げるだけで防ぐ事ができます!

「口角を上げる」ことで「口輪筋」を鍛えられる!

なぜ、口角を上げるだけで表情筋の衰えを防ぐ事ができるのでしょうか?

それは、口角を上げることが、美容にとって最も重要な表情筋を鍛えることにつながるからです。

唇の周りには “口輪筋” という表情筋があり、口輪筋からはたくさんの表情筋が放射状に伸びています。
顔の筋肉

  • 口輪筋…表情筋の約7割につながっている。顔全体の表情筋を効率的に鍛えるカギ。
  • 眼輪筋…まぶたの開閉や涙の量を調節する。眼をぱっちりさせる。
  • 大頬骨筋…口角を上方向と外方向に引く筋肉。
  • 頬筋…口角を外側に引く筋肉。フェイスラインを引き締める。
  • オトガイ筋…下あごを押し上げる筋肉。二重あごを防ぐ。
  • 顎舌骨筋…舌を持ち上げ口腔底を持ち上げる。あごから首のラインをきれいにする。

口輪筋が弱まると、他の表情筋も連動して動かなくなってしまい、口元だけでなく目元や額にも影響を及ぼします。

顔全体に関わるとても重要な表情筋であるにもかかわらず、口輪筋は普段意識して使うことが少なく、加齢と共に衰えやすい筋肉です。

顔の美容と言うと目元に重点を置きがちですが、最も重要なのは実は口元!

口元にある口輪筋の衰えを防げば、顔全体の老化を防ぐことができます。

筋肉の衰えを防ぐには動かして鍛えるしかないのですが、口輪筋を鍛えるのに最も効果的なのが、口角を上げる動きなのです。

しかしながら、日本人の80%は生まれつき口角が下がっていると言われています。

よく「日本人は無表情だ」と言いますよね。

それもそのはずで、アメリカ人が全体の約60%の表情筋を使っているのに対して、日本人は約20%しか使っていないそうです。

(英語を話す時に口角を上げるだけで、発音がネイティブっぽくなるという話しもあるくらいです…)

簡単そうで意外と難しい「口角を上げる」という表情。

体得するには、普段から意識してトレーニングする必要があります。

一回たった3分!口角を上げる簡単トレーニング方法

口角を上げるトレーニングは、口元を動かすだけなので、テレビを観ながらや入浴中でもできる手軽さが魅力です。

今回は、一回2~3分程度でできる簡単なものをご紹介します。

表情筋を鍛えるエクササイズ

  1. 思いっきり口角を上げて「イーッ」を15秒キープします。
  2. おちょぼ口にして「ウーッ」を15秒キープします。
  3. 風船になったつもりで顔を一杯に伸ばして頬を膨らませます。
  4. 1~3を3セット繰り返します。

終わった後、顔が痛くなることがあります。

普段使っていない表情筋が、エクササイズによって筋肉痛になった状態です。

舌回しで口輪筋を鍛えるエクササイズ

  1. 右回りに3回、口を閉じた状態で舌を回します。そのとき連動して目も回します。
  2. 同じように、左回りに舌と目を3回まわします。

目の周りにある眼輪筋を口輪筋と同時に動かすことで、相乗効果が得られます。

ほうれい線が気になる人は、ほうれい線のところで何秒か止めると効果的です!

割り箸エクササイズ

いつでもどこでも手に入る割り箸を使ったエクササイズもあります。

  1. 上下の前歯で軽く割り箸をくわえます。
  2. これ以上は上がらないという位置までキュッと口角を上げます。
  3. 30秒間その表情を維持します。
  4. 口角を元の位置まで戻して10秒間休みます。
  5. 2~4を3回繰り返します。

口輪筋を鍛える方法はエクササイズだけでなく、専用の器具を使う方法もあります。

マウスピースが一般的で、一万円以上する高価なものもあれば、100円均一ショップで手に入るものもあります。

スリムマウスピース ストロング

商品詳細:楽天市場

口角を上げるトレーニング方法はたくさんあり、短時間でできるものがほとんどです。

好みの方法を見つけて、一日のうちに3回くらい行なって下さい。

継続することが何より大切なので、三日坊主にならないようにしましょう!

口角を上げるために整形手術を受けるのはハイリスク

いくら簡単とは言え、やはり地道なトレーニングは面倒…。それなら整形手術で手っ取り早く口角を上げてしまえばいいのでは?

そう考える方もいるかもしれませんね。

確かに整形手術はずいぶん身近なものになりましたし、実際に口角を上げる整形手術は人気があるようです。

でも、ちょっと待って下さい!実は、手術には注意点もあります。

手術で口角を上げる場合、今最も一般的な方法は “ボトックス注射” です。

なぜボトックス注射で口角が上がるのか、ご存知ですか?

口角と顎を結ぶラインには “口角下制筋” という筋肉があり、この筋肉は口元を引き締めたり口角を下方向に引っ張る働きをしています。

一方、口角と目を結ぶラインには “口角挙筋” という口角を上げる働きをする筋肉があり、口角の上がり具合は、この二つの筋肉のパワーバランスによって決まります。

口角下制筋、口角挙筋

ボトックスはボツリヌス菌から抽出されたタンパク質の一種で、筋肉を動かす神経伝達物質の働きを弱める性質があります。

ボトックス注射は、その性質を利用して口角下制筋の力を弱めることで、口角が下がった印象を解消するというものなのです。

しかし、ボトックスの効果は永久的なものではありません。

時間が経つとボツリヌス菌の効果が弱まり、早い人では3ヶ月、長くても一年ほどで元の状態に戻ってしまいます。

だから、ボトックスで口角の上がった状態をキープするには、定期的にボトックス注射を受け続けなくてはなりません。

当然、費用がかさみますよね。また、注入量や打つ場所を間違えると他の表情筋を弱めてしまい、最悪の場合表情を喪失してしまう危険性もあるのです。

このようなリスクをおかすくらいなら、自分でトレーニングして自然に口角を上げる方が良いと思いませんか?

メイクで手軽に口角をアップさせる方法

「それでも、どうしても早急に口角を上げたい…!!」という方は「口角アップメイク」はいかがでしょうか?

  1. 明るめのコンシーラーを口角の下側に沿ってのせます。
  2. 指で軽く叩いて、コンシーラーを少しぼかします。
  3. 下唇と上唇にリップラインナーをしっかり引いていきます。
  4. 指で軽くなじませれば完成です。

口角の影が消えて、口元が明るく見えます。ただし、やりすぎると不自然になってしまうので注意が必要です!

口角を上げると心も体も健康になる!

ここまでは美容効果を中心にご紹介しましたが、口角を上げるメリットは他にもあります。

セロトニンの分泌を促進させる

“セロトニン” という脳内物質をご存知でしょうか。

セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、イライラを抑えてストレス耐性を強くしたり、心身をリラックスさせて質の良い睡眠を促す働きがあります。

逆にセロトニンが少なくなると、精神のバランスが崩れて鬱になりやすくなります。

そんなセロトニンを増やす、一番簡単な方法が口角を上げて笑うことなのです。

セロトニンの分泌は、笑ったり泣いたりという感情表現によって活性化されます。

しかも面白いことに、脳は騙すことができるのです。

たとえ本当に笑っていなくても、口角を上げると、脳が「今、楽しいんだ!」と勘違いし、セロトニン分泌のスイッチが入ります。

楽しくない時、落ち込んでいる時でも、とりあえず口角を上げて笑顔をつくれば本当に気分を回復できるのです。

副交感神経を上げて、免疫力をアップさせる

人間の自律神経は、“交感神経”“副交感神経” のバランスで緊張とリラックスをコントロールしています。

交感神経が副交感神経よりも上がると、緊張が高まってストレスが強くなり、疲労や体調不調の原因になります。

では、副交感神経を上げるにはどうしたらいいのか…?なんと、ここでも口角アップが威力を発揮するのです!

口角を上げると自律神経が反応して、副交感神経が上がってくると言われています。

そして、副交感神経が上がるとリンパ球が活性化して、それだけで免疫力が高まるのです。

よく「笑っていると病気が治る」と言いますよね?

これは決して精神論ではなく、科学的にも証明されていることなのです。

「常に笑顔」でいる事のメリットと注意点

つくり笑いでも心身の健康に良いことが分かったら、すぐにでも試したくなりますよね。

ただし、注意も必要です!せっかく口角を上げていても、不自然な笑顔では周りから気持ち悪いと思われてしまいます。

「ニヤニヤ」と「ニコニコ」は違うということを覚えておきましょう。

ポイントは、「口角を曲げる」のではなく、「口角にキュッと力を入れる」ように意識する事です。

誰かに声をかけられた時に、とっさに口角を上げて振り返ることができたら完璧です!

声をかけた相手はきっと、あなたに好印象を抱き、また話しかけたいと思うでしょう。

また、無意識のときの表情も、意外と周りから見られています。

とくに、パソコンやスマホを観ているときは顔が下向きになるので、どうしても口角が下がりがちで、知らないうちに不機嫌そうな表情になっている人が多いです。

不機嫌そうに見える人には、声をかけにくいですよね。普段から口角を上げるクセをつけておけば、無意識のときでも怖い顔にならずにすみます。


いかがでしたか?

美容効果、健康、対人関係など口角を上げることで得られるメリットは本当にたくさんあるのです!

しかも、何の準備も必要なく、今すぐにでも始められます。ぜひ試してみてはいかがでしょうか!

Writer / 女子力アップNOTE編集部 にほんブログ村 美容ブログ 女子力アップへ
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