日本保守党代表の百田尚樹さんとは??

時事ネタ

日本保守党の代表である百田尚樹さんは、作家として有名です。
しか、作家となる前はテレビ番組のチーフライターを務めていました。
また、大学生の時にはクイズ番組にも出演しています。
百田尚樹さんは、どのような人物なのでしょうか?
百田尚樹さんの来歴について、紹介します。

百田尚樹さんの来歴

百田尚樹さんは、1956年生まれで現在67歳です。
出身は大阪府大阪市東淀川区で、同志社大学に在籍していた際に朝日放送の「ラブアタック」という、ゲーム形式の恋愛バラエティに出演していました。

ラブアタックには、大学3年生だった1978年までに6回挑戦している、常連の出演者でした。
大学は5年在籍したのですが、中退しています。
大学を中退した後は、朝日放送のプロデューサーだった松本修さんに誘われて、放送作家となります。

松本修さんは、1988年に放送をスタートして今も続いている人気長寿番組の「探偵!ナイトスクープ」の初代プロデューサーです。
百田尚樹さんも探偵!ナイトスクープの制作に携わり、チーフライターを25年以上務めていて、他の番組の構成なども行っていました。

百田尚樹さんが作家となったのは2006年で、デビュー作である「永遠の0」が大ヒットとなりました。
当初は、様々な出版社に原稿を持ち込んでいたのですが認めてもらえず、縁があったサブカルチャー系の出版社である太田出版から書下ろし小説として発表されることとなりました。

2009年に発表した「BOX!」は吉川英治文学新人賞候補になり、第6回本屋大賞では5位に選出されています。
「BOX!」は、2010年に映画化もされました。

永遠の0は2009年に講談社文庫から文庫化されて発売していて、2012年のオリコン「本」ランキング文庫部門では、歴代13作目となる100万部突破を記録しています。
また、2010年から2012年にかけて、漫画化もされています。

「永遠の0」の部数はさらに伸び、2013年8月には文庫本の1位だった254.4万部を超えてトップとなり、さらに同年12月には300万部を突破しています。
2013年12月には映画も公開され、2015年にテレビドラマとしても放送されています。

他にも、「海賊とよばれた男」では本屋大賞を受賞し、直木賞よりも価値があると喜んでいた様子が注目されました。
週刊新潮では、「フォルトゥナの瞳」の初の週刊連載も始めることとなります。

また、日本メガネベストドレッサー賞の文化界部門を受賞しています。
2013年から2015年にかけては、NHK経営委員も務めました。
しかし、2019年に小説家を引退することを発表します。
同年12月、著書の累計発行部数が2000万部を突破したことが発表されました。

百田尚樹さんのエピソード

百田尚樹さんは、どのような人物なのでしょうか?
小説家としての活躍は15年に満たないのですが、世間に注目されるようになってからの特徴的な発言やエピソードなどを紹介します。

2012年の自由民主党総裁選挙では、「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の発起人として名前を連ねていました、
また、同時期に民主党に対しては、嘘ばかりついていると非難しています。

上智大学教授の故・渡部昇一さんとの対談では、安倍政権では憲法改正に取り組んで軍隊を創設する道筋を作るべきと述べていました。
他では、世界的に影響を与える発言をしたこともあります。

東京都知事選では、田母神俊雄さんの街頭演説に参加して、他の候補は人間の屑のようなものと述べて南京事件に関して大虐殺はなかった、東京大空襲や原爆投下が大虐殺だという発言をしています。

上記の発言によって、駐日アメリカ合衆国大使館では非常識と回答し、アメリカ合衆国国務省でも不合理と答えています。
中国でも、南京事件は事実だから、存在を抹殺するような行為は人類の良識に対する挑戦だと批判しています。

2021年の東京オリンピックでは、女子選手に対する容姿の批判、女性差別の発言をツイートして、問題視されています。
本人は批判に対して、大坂のおっさんが見たままのことを言っただけだと反論していますが、LETERA編集部から見た目で判断するのはルッキズムであり、勝手な女性らしさを押し付けるのは女性差別だと指摘されています。

LGBTについても差別発言を発していて、同性愛は自由だが見て気持ち悪いと思うのも自由というツイートをしたことで多数の批判が集まり、削除しています。
また、お茶の水女子大でトランスジェンダー学生の受け入れ決定が報道されると、勉強して入学を目指すとツイートし、無神経だと非難を受けています。

他にも、性同一性障害と診断されたトランスジェンダー女性に対して差別的な発言をしていて、2023年にLGBT法案が可決される見通しになった際は、トランスジェンダー女性に対して局部を切り落としたらいいという発言をした動画が配信されています。

作品においても、やしきたかじんさんについて描いた「殉愛」では裁判を起こされ、「日本国紀」では転載や重大な誤記を指摘されています。
「海賊とよばれた男」も、事実とは大きく異なると関係者から批判を受けています。

まとめ

百田尚樹さんは、テレビ関係の仕事をしていた人で、50歳の時に小説家としてデビューしました。
デビュー作は文庫本の売り上げ歴代1位を記録し、他の著書も映画化やドラマ化されたものがあり、累計で2000万部以上を売り上げるほど人気があります。
日本保守党を結党した百田尚樹さんは、今後発言がさらに注目されることとなります。
以降も過激な発言を繰り返すのか、注意しておきましょう。

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