おつまみにぴったり!「ビール」「ロゼワイン」「シャンパン」と相性のいいチーズ
皆さんはお酒のおつまみに何を選ばれますか?
お気に入りのおつまみは人それぞれだと思いますが、以前の記事で赤ワインと白ワインに合うチーズについて詳しくお話しました。
しかしチーズもお酒も、まだまだたくさんの種類があります。
今回は、「ビール」「ロゼワイン」「シャンパン(スパークリングワイン)」と相性のよいチーズについてお話していきましょう。
ビールには断然「コンテ」をあわせたい!
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「ビール」と一口にいっても、その種類はさまざまです。
ただ、一般的に、ビールは、「コンテ」というチーズととても相性が良いです。
コンテは、ハードタイプに分類されるチーズで水分量は少なく、濃厚な旨味を楽しむことができます。
ナッツのような味わいがあり、深いコクが特徴でビールのおつまみとして最適です。薄くスライスして食べると最高です。
アーモンドなどの豆類とも相性がよいので、組み合わせてもよいでしょう。
アーモンドにはビタミンEやオレイン酸が含まれているので、「体によいおつまみ」をビールと一緒に楽しむことができます。
こしょうや唐辛子入りのチーズもオススメ
コンテ以外にオススメしたいのが、こしょうやトウガラシを混ぜ込んだチーズです。
これらの香辛料は、チーズ本来の味を味わうためには邪魔になるものですが、その刺激や味わいはビールとぴったりです。
また、この類のチーズは比較的安価なものが多いため、買い求めやすいのも一つの魅力です。
フルーティーなビールなら、ハーブの入ったチーズを選ぶのもよいですね。やや女性向けの合わせ方になりますが、新しい世界が広がるでしょう。
フレッシュタイプのチーズは料理と合わせて
個人の好みによるところが大きいので一概に言い切ることはできませんが、個人的にビールとフレッシュタイプのチーズはあまりあわないように思います。
フレッシュタイプはさわやかで軽快な味わいが魅力ですが、口当たりが軽すぎるため逆にビールの苦味を受け止めることが難しいからです。
ただ、フレッシュチーズを調理したもの(特に海産物とあわせて生春巻きに仕立てたものなど)は、ビールのお供として楽しむことができるでしょう。
ロゼワインは熟成の進みすぎていないチーズを選ぶ
華やかさが魅力のロゼワインは、可愛らしいピンクの外見から女性に好まれやすいものです。
また、カップルたちにもとても愛されているワインであり、クリスマスなどのお祝いの席によく登場します。
ほのかなピンク色をたたえた優しい色合いのロゼワインは、それほど味に主張が強くなく、チーズともあわせやすいものだと言えるでしょう。
さて、このロゼワインにぜひあわせていただきたいのが、フレッシュタイプのチーズです。
ロゼワインはそれほど味が強くないため、さわやかさが売りのフレッシュタイプと相性がよいのです。
軽い口どけを誇るフレッシュチーズとあわせて、軽快に食べるとよいでしょう。
ロゼワインもフレッシュチーズも、「前菜」「食前酒」として楽しむこともできるものですから、この組み合わせは大変おすすめです。
リコッタチーズはロゼと相性のいい定番のチーズ
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フレッシュチーズのなかでも、ロゼワインと組み合わせることにおいて「定番」と言われるのがリコッタチーズです。
軽い甘味と酸味を持ち合わせるリコッタチーズは、口のなかで優しく溶けます。
料理に使うチーズとしても使われているリコッタチーズは、主張の強くないチーズです。
それこそがリコッタチーズの魅力でもあるのですが、人によってはやや物足りなさを感じるかもしれません。
その場合は、はちみつやメープルシロップ、ジャムとあわせるとよいでしょう。
個人的には、クラッカーの上にリコッタチーズをのせて黒こしょう(ミル挽きのもの)を振るのも良いと思いました。
白カビチーズとの相性も良し
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また、白カビチーズもロゼワインと相性がよいものです。
もっとも合わせやすいのは、やはり定番の「カマンベール・ド・ノルマンディー」ですが、それ以外のものも悪くありません。
ロゼワインと白カビチーズを合せる場合は、チーズをそのまま食べるだけでなく、燻製にしたりオムレツにしたりと調理して使うのもよいものです。
ロゼワインはチーズに合わせやすいワインです
ロゼワインは、個人的にお酒のなかで、もっとも自由にチーズと組み合わせられる種類だと感じています。
ここではハードチーズやセミハードチーズは取り上げていませんが、これらにも良く合います。
また、青かびやシェーブル、変わり種のチーズとも比較的合わせやすいお酒です。
「チーズが余っているので、何かのお酒とあわせたい」という逆引き的な使い方もできるので、チーズの処分に困っている人はロゼワインを選んでもよいでしょう。
ただ、あまりにも熟成が進みすぎたものだと、軽快さが売りのロゼワインでは味を受け止めきれないこともあります。
ハードチーズやセミハードチーズならば気にしなくても構いませんが、白かびや青かび、シェーブルやウォッシュなら、あまり熟成が進んでいないものを選ぶのが無難です。
シャンパン(スパークリングワイン)は味で選ぶべきチーズが違う
シャンパン(スパークリングワイン)は、その味わいによって選ぶべきチーズが大きく変わってきます。
甘めのシャンパンならば「食前酒のように使う」と割り切り、「ブリア・サヴァラン」という種類のチーズなどを合せてもよいでしょう。
ただ、辛口のシャンパンの場合は、選ぶべきチーズは少し主張の強いものになります。
馬蹄(ばてい)型のチーズ「バラカ」は、辛めのシャンパン(スパークリングワイン)によく合います。
外見からは想像もできない優しい味わいを誇り、非常にクリーミーです。
幸運の象徴でもあるため、お祝いの席にもよいでしょう。
ただ、バラカは、見た目がなかなか個性的です。真っ白でほわほわした白かびでびっしり覆われているため、チーズに慣れていない人は一歩引いてしまうかも……。
シャンパンにはシャウルスがおすすめ
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濃厚さと食べやすさを両立したチーズである「シャウルス」は、フランスのシャンパーニュ地方で作られています。
シャンパンも同じくシャンパーニュ地方が発祥のスパークリングワインです。
ワインは、「食材と同じ産地のものを選ぶ」というのが基本の選び方の一つ。
この考えに照らし合わせてみると、シャンパンとシャウルスが相性のよいものであることがわかるでしょう。
シャウルスはナッツやキノコ類のような野趣も感じられるチーズです。また、適度な酸味があります。
「嫌味のない味」と「コク」を併せ持つチーズであるため、非常に使いやすいです。
サントモール・ド・トゥレーヌと合わせる時は熟成していないものを
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それ以外によく取り上げられるのが、「サントモール・ド・トゥレーヌ」と呼ばれるチーズです。真ん中にワラが入っているシェーブルタイプのチーズです。
熟成が進んでいないときには柔らかな食感を持ち、クリーミーな味わいと食べやすさを演出する酸味が楽しめます。
この「サントモール・ド・トゥレーヌ」は、熟成が進むと、強烈な塩味をまといます。
これはこれでとても魅力的なのですが、熟成が進んだものはどちらかというと赤ワイン向きです。
特に、「まだチーズに慣れていない」という人の場合は、熟成が進んだサントモール・ド・トゥレーヌはシャンパン(スパークリングワイン)では楽しむことが難しいと思われますから、買ってきてから間を置かずに楽しみましょう。
お酒とチーズの合わせ方のバリエーションは無限大です。
いろいろ組み合わせて楽しんでみてください。
きっと自分だけのお気に入りの組み合わせを見つけられるはずです。
Writer / 鍋谷萌子
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タグ:チーズ