2023年10月、日本に新たな政党が結党されました。
新たに誕生した政党は日本保守党（日本保守党）、代表はデビュー作で大ヒットした『永遠の0』の作者である百田尚樹氏です。
日本保守党は、どのような政党なのでしょうか？
日本保守党の内容や結党の経緯、今後の展望について紹介します。
日本保守党とは？
日本の政党と言えば、与党である自由民主党と公明党がまず思い浮かびます。
次いで、野党第1党である立憲民主党、日本維新の会などがあります。
現在国会に議席を有している政党は11党あり、無所属で議席を持っている議員は22名います。
実は、11政党のうち半数以上の6党は2013年以降に結党された、新しい政党です。
もちろん、古くからある政党の流れを継いだ政党もありますが、新たに結党された政党もあるのです。
2023年10月に結成されたのが、日本保守党です。
日本保守党は、『永遠の0』というデビュー作が大ヒットした、百田尚樹氏が代表を務めている政党です。
また、事務総長には有本香氏が就いています。
有本氏は旅行雑誌編集長や上場企業の広報担当を経験して独立した人物で、会社経営をしながら世界中の問題をテーマにした著書を執筆しています。
結党宣言の要約
結党宣言では、日本が神話と共に成立していて、二千年の長きにわたって天皇を中心とした万世一系で一つの国が続いていた例は他にないため、奇跡と言えると述べています。
日本の自然の豊かさと災害の中で、日本人は助け合う知恵を育んで暮らしてきました。
漢の記録でも、日本人は盗みをしないと書かれていて、現代においても同様に海外の人々から驚かれています。
また、日本人は逞しさも持ち合わせていて、国を守る気概にあふれています。
十九世紀半ばに鎖国をこじ開けられて欧米の列強諸国の中に引きずり出されたものの、植民地とならず独立を保ち、あっという間に列強諸国と互角になるまで成長しています。
しかし、第二次世界大戦で日本は木っ端みじんとなり、三百人以上の尊い命が失われてしまいました。
世界最貧国の一つにまで落ちぶれてしまったのですが、世界が驚愕するほどの復興を見せて世界第二の経済大国まで成長し、途上国への援助も行っています。
私たちの国日本の海や山野が、今脅かされようとしています。
他国に攫われてしまった日本人は、祖国の土を何十年も踏むことができなくなっています。
移民政策についても野放図で、LGBT理解増進法ができても祖国に対しては無関心なのが分かります。
日本独自の文化や国柄、ナショナル・アイデンティティが、内側から崩されてしまう危機になっているのです。
日本を守るには、新しい政治勢力が必要とされているのです。
賃金は三十年間上がらず、負担だけが増えている現在、若者は将来に希望を見出すことが難しくなっているため、経済を確かな成長軌道へと早急に乗せなくてはならないのです。
日本保守党はまだ結成したばかりで、与党の前では蟷螂之の斧のようなものです。
しかし、日本を守るという国民が一人でも増えていくことで、大きな力になると信じています。
日本を豊かに、強くということを合言葉に押して、共に歩んでいきたいというのが、代表である百田尚樹氏の先生の締めくくりです。
今までの形ばかりの保守ではなく、真の保守として期待できる政党ではないでしょうか。
世間の反応は？
日本保守党が結党されたのですが、まだ選挙などは行われていないため、あまり関心を持っていない、知らないという人は少なくありません。
世間の反応はどうなのか、紹介します。
知名度に関してはまだまだ低く、世代を問わず7割以上の人が知らないという回答でした。
知っている人の中では、50代、60代に指示するという人が多いのですが、10％に満たない程度で、20％前後の人はまだ決めかねている、といった様子です。
しかし、X上での注目度は高く、既に30万人以上の人がフォローしています。
ちなみに、百田尚樹氏の個人Xのフォロワー数は、約60万人です。
インフルエンサーに比べると少ないものの、政党としてはトップクラスのフォロワー数です。
ちなみに、自民党広報は約25万人、立件民主党は約19万人、日本共産党は約14万人、公明党は約11万人です。
岸田文雄総理の個人アカウントのフォロワー数は、約74万人となっています。
また、支持している政党別にみると、参政党を支持している人の約38％は、指示すると回答しています。
他の政党では高くても約18％なので、参政党と理念が近いと言えるでしょう。
日本保守党は、まだ結党されたばかりの政党であり、選挙などの実績はまだありません。
現在は知名度も低いため、まだどれほど支持されるのかは不明ですが、考え方に賛同する人も少なくないうえ党員もすでに1万人を超えているため、今後の活躍に期待できるでしょう。
まとめ
日本保守党は、2023年10月に結党されたばかりの政党で、知らないという人が過半数なのですが、代表が作家の百田尚樹氏ということもあり注目度は高く、Xのアカウントは既に30万人以上のフォロワーを獲得しています。
まだ選挙の実績はないため、実際の支持率等は不明です。
しかし、参政党を支持している人の多くは支持すると回答しているため、全く指示されないということはないでしょう。
